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About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
【実践IT授業】いよいよ最終回!新サービスの発表をしました!
【実践IT授業】いよいよ最終回!新サービスの発表をしました!
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の永田です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!以前紹介したベトナム国家大学ハノイ校(通称VNU)の学生を対象にした実践IT授業が今月終了となりました! https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/itjapanese-20201003/ 今回は最終日に実施した新サービスのWebアプリケーションについてのプレゼンテーションの様子と、全14回の授業にド素人のわたしが参加して感じた感想を皆様と同じイチ視聴者目線で共有いたします。 どうしてSun*の学生は、日本のIT企業で新卒1年目から活躍できるのか 今回の記事で、その理由をご理解いただけます。ぜひ最後までご覧ください。 【おさらい】実践ITとは? 実践IT授業はSun*の完全オリジナル科目です。この授業は、日本のIT企業でエンジニアになる上で必要な知識や日本語力を徹底的に授業に落とし込み、教師自身も開発現場でSEやPMをやりながら実体験を授業に活かす、という教育内容のアップデートを常に繰り返している科目です。【日本のIT企業で働く】ことをテーマに、日本のIT企業で勤務をしていた教師が教えています。ちなみに今回のVNUに通う学生を対象にした授業では、以下の内容を全14回の授業で実施しました。 Webプログラミングの基礎学習 バージョン管理システムを使ったプロジェクト管理 Webフレームワークを用いたアプリケーション開発 ITツールを利用し、開発した新サービスのプレゼンテーション 新サービスの仕様書作成と、それについての適切な説明 今回の実践IT授業の到達目標 到達目標: 現状の課題を解決するための新サービスのWebアプリケーションを開発そのWebアプリケーションの機能や必要性などをデモンストレーションしながら紹介 毎回の授業は以下のような進め方で展開していきました。 Rubyを使ったプログラミングの技術的な内容を学ぶ グループで解決すべき現状の課題とそれを解する新サービスを考え、中間発表としてプレゼン 課題とその解決策が妥当かどうか、教師や他のグループからもフィードバックをもらい、アイデアを固める 毎回の授業でRuby on Railsで開発に必要な技術を学びつつ、各チームで新サービス開発に必要な工程とその進め方を決める 毎回進捗状況を報告と修正 学生たちは4人から5人でチームになり、1ヶ月程度で開発をします。ちなみに今回の授業では全4チームあり、それぞれ以下のような新サービスを考えました。 子育てに関する自分の経験や、他の人の経験が共有できるWebアプリケーション スケジュール管理ができるWebアプリケーション 世界中の料理や、そのレシピが投稿、閲覧できるWebアプリケーション ITに関する技術的な内容がベトナム語で投稿・閲覧できるWebアプリケーション これらのサービスについて、必要な理由や想定ユーザーの説明、そして実際に開発したWebアプリケーションのデモンストレーションを最終授業では発表という形で行いました。 プレゼンテーション当日の様子 学生のドキドキが写真から伝わるでしょうか。オフィスの会議室を使って行う通常の授業とは変わり、当日は弊社オフィスの大スペースを貸し切って行いました。実際の開発現場にいる社員や、日本語教師、学生管理を担当しているTCもその雄姿を見ようと参加しました。ちなみにこの様子はZOOMでLive配信されたため、ダナンやホーチミンにある弊社の拠点でも見られることに。もちろん学生たちは新サービスの発表やデモンストレーション、そして質疑応答まで全てを日本語で実施します。 デモンストレーションをする学生 実際にプレゼンが始まり、解決すべき課題の共有から、新サービスとその機能や特徴などを紹介していきます。そしてデモンストレーションでは、開発したWebアプリケーションの画面を使って進めていきます。 その後の質疑応答でも様々な質問が飛び交います。 日本語教師 ユーザーが投稿した内容が適切かどうかをどうやって判断するのか。 開発者 ユーザーがいちいちカテゴリを自分で選ばなくてもいいように、自動のカテゴリ分け機能を今後実装することを検討しているか。 TC 既存のサービスで類似したものがある中で、なぜその新サービスが必要なのか。 営業スタッフ グループで開発をするにあたり、スムーズに進めるために工夫したことは何か。 実際の開発現場にいる社員、開発経験がないからこそ完全ユーザー目線で質問するTCや日本語教師による白熱した質疑応答の時間となりました。 ときにはチームで相談をし、言葉に詰まりながらも、学生も懸命に答えます。 そして発表が終わると、このコースを担当していた眞田(さなだ)先生からサプライズが。学生たちの卒業式をすることになりました。というのも、VNUでは実践IT授業が必修となっておらず、意欲のある学生のみが参加する希望制となっています。自分で受講を希望し、日本で即戦力として活躍できるようにと積極的に開発に取り組んだ学生たちを送り出したい。そんな想いで、卒業証書を一人一人に渡します。そして、学生も先生と授業をサポートしてくれたTCにプレゼントを用意していたようです。お互いにプレゼントを渡し合うという構図になりました(笑)。 プレゼンテーションが終わったあとで、授業を担当した眞田先生にこっそり話を伺いました。 学生がプレゼンテーションをするときは、自分がするとき以上に緊張する・・・。 これは教師あるあるかもしれません(笑)。やり遂げた顔で帰路につく学生と、一安心している眞田先生でした。 全14回の授業を通じての感想 ここからは、授業に参加した私の感想です。弊社でサポートしている学生を実際に採用していただいた企業様からは、 「日本人の新卒より技術力がずば抜けて高い。」 「新卒で正式配属後、いきなりチームのバグが減少してびっくりした。」 など、ありがたいお声を多くいただいております。 学生はベトナムの理系トップ大学の学生であり、IT学部で日々専門スキルを身につけているとはいえ、日本のIT企業で働くとなると、やはり言葉の壁や文化の違いもあるはず。それにも関わらず、新卒の段階から日本で活躍している学生たち。私自身の勉強も兼ねて学生と肩を並べ、パソコンを前に参加した実践IT授業にその答えがありました。 学生たちのモノづくりに対する興味・関心の高さ 徹底した日本のIT企業への就職を考えた授業設計 それはこの2点でした。授業でのRubyやRuby on Railsを使ったプログラミングに目をキラキラさせ、楽しそうに取り組む学生たち。一般的にベトナムのエンジニアは単機能の作り込みなど、技術力の高さに定評があります。手を動かし、触って、作ってみる。そして、トライ&エラーを繰り返しながら、モノを作っていく。彼らのモノづくりに対する関心の高さと、それに比例するITスキルを目の当たりにしました。まさに「好きこそ物の上手なれ」とはこのことだと実感しました。わたしはプログラミングに四苦八苦していましたが(笑)。 また、実践IT授業の徹底した授業設計にも工夫がありました。みなさんは日本のIT企業で働くために必要なものは、何だと思いますか。わたしはこの授業に参加する前は、とにかく技術力が第一だと思っていました。一日中パソコンを触り、プログラミングをする。思いっきりステレオタイプですが、それが私のエンジニアに対するイメージだったからです。ところが実践IT授業を生で受け、また、教師の話を聞き、その考えが一転しました。技術ももちろん学びますが、フォーカスすべきはコミュニケーション。開発現場に立った時、日本人の指示が理解できるように、開発現場で使うIT用語は意味の確認や発音など徹底して練習していきます。仕様書の作成に関しては、誤解や過不足ないように、あらゆる状況を想定して要件を文章化します。10人が読んで10人がわかる内容でなければ、エンジニアとして勤務できません。 今回のプレゼンテーションにいたるまで、新サービスの提案、そのサービスに必要な仕様書作成、プロダクトバックログで必要な機能とそのためのタスクを洗い出し、それぞれが担当するタスクを決め、スプリントバックログで進捗度を確認する。その過程でバグや何か問題があれば、チームで話し合い、解決する。この開発プロセスを日本語で進めていきます。 必要とされているサービスを決められた納期内で作る。そのためにはチームワークが不可欠で、常にコミュニケーションを取りながら進めていかなければなりません。つまるところ、コミュニケーション能力がないと、日本のIT企業で勤務できない。その内容を授業に落とし込んでいるのが実践IT授業です。こんな教科書がない授業を実践していけるのはSun*以外にはありません。だからこそ、実践IT授業は教育内容のアップデートが欠かせないとのこと。日々進化していくIT業界では、数年前の技術が今では時代遅れになることも。そんな時代の変化にあわせ、教師自身が開発現場の生きた経験を授業に落とし込めるように教師はSEやPMとして開発現場にも立っています。 終わりに 今回は実践IT授業の最終発表の様子と、全授業に参加したエンジニアではない私の視点からの感想をお伝えしました。弊社の教育事業を通して、日々成長している学生の姿を少しでも伝えることができれば幸いです。わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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【ベトナムの教育制度】ベトナムの大学制度を解説!日本との違いとは?
【ベトナムの教育制度】ベトナムの大学制度を解説!日本との違いとは?
みなさん、こんにちは。Global Education Unitの越本ヒュー@ハノイです。以前からこのブログでは、弊社が取り組んでいる、【ベトナムトップ大学と産学連携したITエンジニア教育】を様々な側面からご紹介してまいりました。事業の内容や、働く人にスポットをあてたインタビュー記事など、現場の雰囲気が伝わればと思い色々作成しているので、もしよかったら、そちらの記事もご覧ください。 https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/university-202011224/ https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/jobfair-20201016/ https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/jobfair-20201030/ さて、本日ご紹介するテーマは、 そもそもベトナムと日本の大学ってどう違うの? という部分についてです。いくつか違いをご紹介していきたいと思います。私はこの仕事に就くまで教育とは無縁の仕事をしていたので、日本の教育業界のことすら良く知りませんでした。現在は、ベトナムで大学生向けの教育に携わっておりますが、自身が受けた日本式教育との違いを日々考えています。また、比較することで自分の礎になった日本式教育について考え直す機会にもなるので、とても興味深いです。 これから、日本で働く外国人もますます増えていくかと思われます。そのような世界で必要なものは、多様性です。そして、多様性を持つには、違いを知るところから始まります。ぜひ本記事をお読みになり、日本との違いについて知っていただければ幸いです。 ※大学のみならず、ベトナムの教育制度全体、なぜベトナムは数学に強いのかということに焦点をおいた記事も別途掲載していますので、合わせてぜひご覧ください! https://xseeds.sun-asterisk.com/education-20211125/ ベトナムの教育制度 1年の流れ ベトナムの学校は、毎年9月から始まります。2月前後に始まる旧正月(テト)を境にそれまでを前期、それ以降から6月中旬までを後期とした2学期制が用いられています。1月に前期の期末テストをして、そのままテト(旧正月)と呼ばれるベトナムのお正月休みにはいります。期間は、1ヶ月弱程度です。 左の写真はテトのイメージ画像ですが、実際、普段はこのような服は着ません(笑)。日本人は、お正月に旅行に行かれる方もいるかと思いますが、ベトナムでは家族を大切にする考えが強いので、実家に帰省する人が多いです。 テト休みが終わると、後期が始まります。6月の中旬に期末テストがあり、それが終われば新学期開始まで夏休みとなります。期間は約2ヶ月です。(小学校〜高校の場合、夏休みは3ヶ月弱あります。) 新学期って、日本では4月ですよね?季節は春で桜が咲く時期なので卒業式や入学式と桜ってセットなイメージあると思います。僕なんかは、桜を見るたび学生時代を思い出しちゃったりします。調べてみると実はこれ、明治時代に決定された国の会計年度に合わせたからのようで、それまでは日本でも9月が主流だったようです。各国で新学期は様々ですが9月が主流なようですね。それに、日本でも世界的に主流の「9月入学に戻す」というテーマは中曽根内閣の頃から30年以上議論されたことらしいです。 少子高齢化による人材不足の解消のために、日本企業の外国籍人材を受け入れていく流れは加速してきます。その点を考えると文化的に新卒一括採用を実施する日本企業にとって、学期の区切りを諸外国と同じするということは、合理的であるといえます。今後も、注目していきたいトピックですね。 <参照> 日本の入学式・新学期はなぜ4月?その理由とメリット・デメリットも解説 「9月入学」なぜ見送り? ベトナムの大学の校数・大学進学率 ベトナムには、2018年時点で合計237校の大学・短期大学などがあるようです。日本では大学が、781校(うち86校が国公立)となりますので、その差はとても大きいですね。最近では、ベトナムでも私立の学校が少しずつ増えてきましたが日本と比べるとまだまだ少ないですね。今後、経済発展が進めばより学校数が増えるものと思われます。 ちなみに、大学の進学率でいえば2019年のデータで、下記となります。 日本:58.1% ベトナム:28.64% <参照> GLOBAL NOTE 令和元年度学校基本調査 まだまだ、日本と比べるとその差は大きいですね。GDPなどに代表される経済指標を比べれば、その差もうなずけます。 ベトナムの大学の種類 日本の大学は大きく別けて、国公立と私立の2つにわけられますが、ベトナムでこれが3つとなり、それぞれ 国家大学 国立大学 私立大学 となります。 国家大学、国立大学の違いについて簡単に説明したいと思います。これらの大きな違いは、その管轄をする機関、日本でいう省庁です。 国立大学 国立大学は、教育訓練省(MOET)が管轄となります。このMOETは日本でいう文部科学省であり、大学だけでなく、初等教育の部分からベトナムの教育全体を管轄しています。ちなみに国立大学の中でも、実は全ての大学が教育訓練省の管轄であるわけではありません。いくつかの大学は、それぞれの専門に類する省庁の管轄になっています。 例) National Defense Academy of Vietnam,Military Technical Academy→国防省 Posts and Telecommunications Institute of Technology(郵政通信大学)→ベトナム郵電公社 Diplomatic Academy of Vietnam (外交大学)→外務省 Ha Noi Medical University(ハノイ医科大学)→保健省 Electric Power University(電力大学)→産業省 電力公社直属  上記は一例で、まだまだ沢山あるんです。これは各行政機関が幹部養成のための教育機関として設立したことが起源になっています。 国家大学 国家大学は、国立大学と異なり、教育訓練省ではなく政府に属しており、研究費などの面で優遇がされています。国家大学は、国立大学より優秀 というイメージをお持ちの方がたまにいらっしゃいますが、そういうわけでもございません。ハノイの例でいえば、工学分野においては、ハノイ工科大学がトップですし(とはいえ、大きな差はないですが)、文系分野のハノイトップ2は共に国家大学です。 ベトナムに国家大学は2校あり、 ベトナム国家大学ハノイ校 ベトナム国家大学ホーチミン校 となります。 しかしこの表現も少し混乱を招くかもしれません。実は、この2校にはそれぞれ複数の傘下大学があり、それら全てが「国家大学」に分類にされるのです。ちなみに、ハノイ校は、現在時点で12(9つの大学と3つの学部)で構成されており、ホーチミン校は、8つの大学で構成されています。 我々が提携しているベトナム4大学を国家大学・国立大学で分類すると右の図のようになります。イメージしやすいのは、日本でいえば日本大学です。日本大学という本部がありますが、各学部が独立して1つの大学として運営されています。キャンパスも一箇所に集中じゃなく、学部毎に色々と点在してます。 <参照元> ベトナム国家大学ハノイ校 メンバー大学 ベトナム国家大学ホーチミン校 メンバー大学 ベトナムの大学における必修科目 ベトナムの大学の特徴的な点が科目にも現れています。必修科目には「国防教育」「マルクス哲学」「マルクス経済」「社会主義理論」「ベトナム共産党史」「ホーチミン思想」などがあり、日本とは大きく趣が異なります。各大学で用意されている科目には若干の違いはあれば、上記の科目のいくつかは、どこの大学に入学したとしても履修することになります。 そして最大の特徴は、「軍事訓練」です。大学生は入学した1年生の段階で、男女全員がこれに参加することになります。これは〜2週間程度、大学とは別の場所で行われる合宿のようなもので、この期間学生は新色をともにしながら、ほふく前進や、網のロープの下をかいくぐったり、射撃の基本姿勢をしたりします。 終わりに 今回は、日本とベトナムの大学の違いについて、いくつか説明してみました。他にも色々な違いがございますが、それはまたの機会に紹介させてください。わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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まだまだ勉強は終わらない!インターアクションを学ぶ内定者授業に密着
まだまだ勉強は終わらない!インターアクションを学ぶ内定者授業に密着
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の永田です。今回もご覧いただき、ありがとうございます! 突然ですが、みなさんはインターアクション(インタラクション: interaction)という言葉をご存知でしょうか。これは、簡単に言うと『会話のキャッチボール』を意味しています。弊社の学生の場合は、日本就職で渡日を控えているので、会社や生活場面など、日本生活で起こりうる会話のキャッチボール(=インターアクション)を想定しています。特に日本においては、TPOだけではなく、会話の対象者との関係にも応じた適切なインターアクションが求められます。目上の人とのコミュニケーションが典型的な例です。 では、どうすれば外国人が、日本生活で必要となるインターアクションができるようになるでしょうか。弊社では、日本企業から内定を獲得した学生を対象に、通常の授業に加えた内定者授業を行っております。今回は、この部分に焦点をあてた内定者授業の一コマをお届けします。 この記事はこんな方におすすめです。 「内定者授業は、通常の授業と比べて、何が違うか気になる。」 「日本語は上手なのに、会話がどこか不自然な海外メンバーへのアドバイスについて悩んでいる(いた)。」 「日本人や文化に馴染んでいる人とそうでない人の違いについて知りたい。」 ぜひ最後までお読みください。 インターアクションとは? インターアクションには、以下の3つの能力が必要とされています。 言語能力(単語や文法、正しい発音など) 社会言語能力(だれと、どんな場面で使うかなどTPOに応じて使い分ける能力) 社会文化能力(②の内容に加えて、態度や振る舞いなどの意味も理解し、実践する能力) ちょっとわかりにくいかもしれないので、会社での会話例を交えて説明します。 上司:今週は忘年会があるけど、参加する?部下:(       ?       ) 部下は忘年会にあまり乗り気ではありません。 「行きません。時間の無駄ですから。」 仮に部下がそんなことを言ったら、もう人間関係は崩壊するでしょう。(笑)ちょっと極端な例ですが、この返答は文法的には一切間違っていません。つまり、①の言語能力だけ身につけても、日本の場面で好まれるインターアクションができないということです。では、下記の場合はどうでしょうか。 「ぜひ参加したいんですが、今週はどうしても実家に帰らないといけなくて。母が体調を崩しているんです。」 これなら、人間関係などに極力影響を与えずに「断る」という目的を達成できています。つまり、TPOに応じた②の社会言語能力が実生活では必須ということです。もう少し細かく説明すると、 「ぜひ参加したいんですが」→忘年会への参加意思がある 「どうしても実家に帰らないといけなくて。」→理由を説明することで、行くことができないという事実を伝える 「母が体調を崩しているんです」→断る理由を裏付け、かつその選択が重要であることを示す このように、日本では、目上の人に直接NOと言わないような断り方が好まれるという文化があることを理解していないと上記のような言い回しはできません。さらにいえば、申し訳無さそうな表情で言えば、より効果的となります。ニヤニヤしながら言ったら台無しでよね(笑)。また、もちろん友達にはこのような言い回しは使いません。つまり、②の社会言語能力の意味を理解して実践する、という③の社会文化能力が必要ということです。 ではどうすれば、①②③を使いこなせるインターアクションが身につくか。それはズバリ経験しかありません。シンプルで、当たり前のように感じてしまいますが、どれだけ単語張を眺めたり、文法書を読んでも適切なインターアクションはできるようになりません。そこで、2022年の9月以降に日本に行く内定者向けの授業の一環として、インターアクションを取り上げています。 インターアクションの授業とは? 場面ごとに、どんなインターアクションが必要か、そして適切かを考えます。全10回に渡って毎回様々な場面を想定して練習を行うのですが、今回は【友達とおしゃべりをする】という場面でした。日本で生活する内定者にとって、仕事以外でのインターアクションも必須ですね。授業ではその場面で必要なインターアクションの要素とその日本語表現をみんなで共有します。 友達とおしゃべりをするインターアクションの要素を細かくわけて考えます。 話しかける(自分が先に待ち合わせ場所に到着 or あとに到着) 適切なあいづちをする(興味や感情、会話の進行をサポートする機能に注目) 話し続ける(質問やリアクション、話題を変えるなど) 会話を終了する 全員で共有した後、それらの要素を踏まえて、簡単にロールプレイングをしてみます。 言うは易し、行うは難しとはまさにこのこと。いざやってみても、なかなかうまく行きません。上を向いて話してしまったり、発話が重なったりしてしまいます。母語では何気なくやっていることですが、外国語ではやはり難しいものです。 ロールプレイングをした後は、教師のファシリテーションのもとにみんなでフィードバックをします。その練習の中で自然な、もしくは適切なインターアクションができていたかを振り返ります。ただし、これだけではまだまだ経験が足りません。そこで、今度はグループに分かれ、もう一度やってみます。ちなみに今回のインターアクションは【待ち合わせ場所であるレストランの前で相手に話しかける】という細かい場面になりました。なので、実際に話しかける場面を想定し、立って話しかけるところからスタートです。 そして、その一連の様子をスマホで撮影し、会話した本人も振り返りができるようにします。ちなみに取り上げる場面によっては、あえて外でまわりの人もいる中で練習することもあるそうです。たしかに、大きい声で聞こえるように話すって意識しないと難しいものですよね。 その後は再び教室に集まり、撮影したインターアクションのビデオをみんなで見て、会話の展開、適切さ、行動などを分析し、フィードバックしていきます。 「あいづちが相手の質問内容に対して適切ではない」 「話題が突然変わってしまった」 「下を見て話している」 自分のビデオに多少恥ずかしさを感じながらも、客観的に自分のインターアクションを見ることで、上記のような気づきがたくさんあったようです。この練習では、自分の癖などが自覚できるというのもメリットの一つですね。また、授業で撮影した映像はGoogle Driveに保存し、公開しています。いつでも学生がオンラインで振り返りができるのはもちろんのこと、教師自身もその映像を見て学生のレベルや成長度合いを測る指標にすることができます。ちなみにテストもあり、初めて会う日本人に対し、練習したインターアクションができるか確認するそうです。おもしろそうですね。 終わりに いかがでしたでしょうか。語学の勉強を科学する時代の今、ただ会話の練習をひたすらするという練習は実践的ではありません。日本生活を想定して、適切なインターアクションができるように練習する授業は日本就職を控えた内定者には必須です。【日本で活躍できる人材の育成】を目標に掲げているSun*ならではの取り組みです。 そんな学生たちを採用してみたいと思われた日本企業の方々はもちろん、わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、こちらのFacebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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【Sun*×ANCジャパン】インドネシアから日本就職をサポート!
【Sun*×ANCジャパン】インドネシアから日本就職をサポート!
こんにちは!Sun*(サンアスタリスク)の池内です。以前わたしが共有させていただいたマレーシアの情報はいかがでしたか? https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/university-20201020/ https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/university-20201110/ わたしたちSun*が、ベトナム以外の国でも教育にも携わっていることを知っていただけましたら、とても嬉しいです。さて、今回はベトナムでもマレーシアでもなく、インドネシアに関して紹介させていただきたいと思います。 Sun*×ANCジャパンinインドネシア Sun*は2019年から、マレーシアに引き続きインドネシアでも新たに現地の大学生への教育サポートを行っております。きっかけは、2019年にインドネシアで今最も熱い日系教育企業、ANCジャパンさんとご縁をいただいたことです。そこから想像以上のスピードでパートナーとしてインドネシアの大学での日本語教育ならびに学生の日本就職をサポートすることになりました。 ANCジャパンさんは、前身のASEAN-NAGOYA CLUBの時代からアセアン諸国、特にインドネシアの学生教育やインドネシアと日本の経済交流に関しての実績があり、2018年からインドネシアの大学生の日本就職をサポートするジョブフェアを開催されております。Sun*もベトナムで教育ならびにジョブフェアを開催していることから、情報交換をさせていただく場を設け、その場でお互いの「誰もが才能を開花できる世界」を実現するという志が共通していることを知りました。その後は想像以上のスピードでパートナーとして、インドネシアの大学での日本語教育ならびに学生の日本就職をサポートさせていただくことになりました。 インドネシアとIT人材 実は今、インドネシアには優秀なITエンジニアが増えていることをご存知でしょうか。すでに情報通信技術関連を専攻したIT分野の卒業者は日本の3.4万人に対し、3.9万人であり、世界で第8位になっています。(ヒューマンリソシア [世界の大学等におけるIT教育について独自調査])日本を上回るIT人材の候補がいるということで、ITエンジニア教育の土壌が整ってきていると言えます。その結果、下記のような目覚ましい成長を遂げております。 ・国際数学、物理、化学オリンピックに毎年メダリスト輩出 ・毎年インドネシアのTOP3大学からGAFA(※1)に就職 ・毎年インドネシアの大学から世界トップ3大学に進学(MIT, ハーバード大学など) ・インドネシア発「GO-JEK」「Traveloka」「Tokopedia」等、世界が注目するIT・ユニコーン企業(※2)で多数のインドネシアIT人材が活躍している。 ・外資系IT企業の誘致や、大学と教育機関と連携したIT人材育成を強化している (上記ANJジャパンさん調べ) ※1:米国の主要IT企業であるグーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、フェイスブック (Facebook)、アップル(Apple)の4社の総称※2:評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業。 「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業を指す 一流ITエンジニアの候補が集まるガジャ・マダ大学 今回Sun*はそんな優秀なITエンジニアの卵たちが多数学んでいる大学、ガジャ・マダ大学にて日本語教育サポートをしております。この大学は、人口2億6千万人(世界第4位!)を誇るインドネシアで総合大学として堂々のNo,1の地位にある超名門大学です。その証拠に、2020年のインドネシアの閣僚で最も多いのがガジャ・マダ大学の卒業生です。ガジャ・マダ大学に関しては次回の私の記事で改めて紹介させていただきますのでお楽しみに! ガジャ・マダ大学(HPより抜粋) もちろんSun*が教育サポートをしている学生たちも、同学年の学生が600万人いる中で受験戦争を勝ち抜いた頭脳を駆使し、日々ITに関して学んでいます。2020年3月に行われたジョブフェアでは、日本企業様から 「履歴書などの、各学生が用意する書類内容がとても充実している。」 「ベトナムのIT系トップ大学の学生に比べても遜色がない!」 といった大変うれしい評価をいただき、参加学生の半分が内定をいただきました。 ジョブフェア参加学生とガジャ・マダ大学関係者 まだ新しく始まったばかりの教育サポートですが、今後もANCジャパンさんと連携を強化し、ガジャ・マダ大学の学生はもちろん、インドネシア国内のその他大学への教育サポートも視野に入れています。引き続きインドネシアから優秀な学生を日本に送れるよう、全力で進めていきますので、今後の情報もぜひご期待ください! 終わりに 今回はインドネシア事業に関して紹介させていただきました。インドネシアのIT学生に少しでもご興味ある方はもちろん、わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。

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【ベトナム日本語教育現場Voice】自律性に注目!日本語教師が考える教師の役割とは?
【ベトナム日本語教育現場Voice】自律性に注目!日本語教師が考える教師の役割とは?
「私たちは日本語教師ですが、日本語だけを教えているつもりはありません。学生が日本就職をしてからも、【自律】を軸に主体性と自主性を持って働けるように、仕事に対する意識を身につけてもらう授業をしています。」 そう語ってくださったのは、ダナン工科大学(通称DUT)で日本語教師をしている倉知先生です。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の永田です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!日本語×IT教育で世界中の優秀なIT人材を育成しているSun*教育事業の魅力を余すことなく伝えることをモットーにしているこのコンテンツ。実際に大学の教育現場で教えている先生の想いをお届けします。 「Sun*の日本語教師ってどんな人がやっているんだろう?」 「大学ごとにどんな取り組みをしているんだろう?」 「日本就職をサポートする教師の想いってなんだろう?」 そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。 (今回インタビューに答えてくださった方)倉知 礼花(あやか) 先生高校時代から日本語教師を志し、外国語大学で日本語教育学を専攻在学中には生の日本語教育に触れるために、1年休学してオーストラリアへ日本語教師として生きていく決意を再確認し、大学卒業後は青年海外協力隊の日本語教師としてハノイの大学で活動2年間の任期終了後にSun*に参画海が大好きで、休みの日にはいつも海を見に行くとかベトナムのハワイとも言われるダナンの環境に大満足だそう 倉知先生と日本語教育 ー もともとは青年海外協力隊としてハノイに来たそうですね。 「はい。わたしは青年海外協力隊で活動することが実は夢でした。それも、The発展途上国のような環境での活動をイメージしていました。派遣先は選べないので、結局ハノイになってしまいましたが(笑)。ハノイ市内のある大学に派遣されて、日本語教師をすることになりました。実は松ヶ平さんはその大学の先輩なんです。」 *こちらのインタビューで紹介した松ヶ平先生は青年海外協力隊として派遣された訳ではありません。 ー そこで初めて倉知さんとベトナムの繋がりができたんですね。青年海外協力隊としての2年間はどうでしたか。 「はっきり言って、全てがうまくいかなかったです。」 ー もう少し具体的に教えていただけますか。 「青年海外協力隊の目的は技術移転です。なので、現地のベトナム人の先生たちに日本語教育に関する技術を残さないといけません。しかし、実際には悔いの残る2年間となってしまいました。というのも、まず日本語教師として、私自身の力不足が原因でした。それに、環境的にも他の先生と密に協力して進めることができませんでした。結果的にお互いが成長できず、何の貢献もできないで終わってしまいました。本当に悔しい2年間でした。」 ー それでも2年間任期を全うし、その後帰国を選ばなかったのには理由があるんですか。 「協力隊の期間延長はできないので、正直言うと任期が終了したら日本に帰ろうと思っていました。でも、今日本に帰ったら、ベトナムでのこの2年間がゼロ、むしろマイナスだと思いました。全然やりたいことがやれなかったこの時間が、触れたくない過去になるし、夢だった協力隊の2年間をなかったことにするのはいやだと思いました。それで、まだ帰れない。自分が納得するまではベトナムにいよう、と思いました。」 ー 次の就職先探しにあたって、意識したことは同僚教師と協力して成長していける環境ということでしょうか。 「そうですね。実はそのときにちょうどわたしが日本語教育研究会でお世話になった森末先生がSun*に入社して、ダナンで教えることが決まっていたんです。森末先生はわたしの日本語教育への想いを一番理解してくれていて、ダナンでいっしょに日本語教育をしよう、とSun*を紹介してくれました。」 *森末先生もSun*のキャラクターの強い教師チームの1人です。今後記事にしますので、お楽しみに。 倉知先生とSun* ーSun*に入社して、倉知先生がやり残したことはやれていますか。 「はい。Sun*では言いたいことが言えるし、やりたいことをやらせてもらえています。もちろん、そこには責任が伴います。でも、挑戦もできるし、やりなさいということも言われません。Sun*に入ってよかったと思っています。」 ー 具体的にダナン工科大学で倉知先生やみなさんが挑戦していることはありますか。 「一番大きな挑戦は教科書を変えたことです。わたしたちはマスターテクストアプローチを採用し、自己表現の活動を中心にした『NEJ』という教科書を使っています。それに、エビデンスに基づいた研究や教材開発も始めました。」 *マスターテクストアプローチとNEJに関してはこちらを参考に。 ー どんな研究をしているんでしょうか。 「先行研究を参考にして、入学したての新入生の自律性に注目して学習者ビリーフのアンケート調査をしました。具体的に言うと、教師依存がどの程度あるのか、学習習慣があるのか、などです。全体的に自律性(自分で学習していく姿勢)は当初の予想よりも高くないという結果でした。それを踏まえて、学生全体の傾向にあわせた授業設計をしています。1年後に同様の調査をして、新しい教科書を使うことで学生の自律性がどれだけ成長したかを比較します。今後も、学生が卒業するまで定期的に実施していきたいです。」 ー たしかに全体的な傾向などがわかれば、それに特化した対策ができそうですね。 「他にも、3年生では日本のIT企業への就職に特化した教材を今作っています。履歴書の書き方はもちろん、実際の日本のIT企業で起こりうる会話を取り上げた教材が必要だと感じています。なので、実際に日本のIT企業で勤務していた経験があるIT講師と連携して、日本のIT企業への就職に特化した教材開発をしています。他にもDUTチームでの挑戦をあげたらキリがないです(笑)。こんなことはSun*だからこそできることです。」 ー 挑戦できる環境だからこその大変さはありませんか。 「正直に言うとあります。ダナン工科大学の教師チームでは、みんなで協力して、先ほどのような私たち独自の取り組みをやっています。でも、先生たちの中でも考え方の違いがあるのは事実です。」 ー チームで協力するという今の状況ならではの悩みですね。そんなとき倉知先生はどうするんですか。 「私はイライラしてる様子を出してしまうことが自分の課題だと思っています。相手の気持ちをわかっていても、感情的になったり、愚痴を言ってしまうことがあります。なので、最近は休みの日など時間があればとにかく海に行っています。わたしは海に行ければ幸せなんです。海が近くにない岐阜県の出身なので、海への憧れがすごくて。ダナンではわざわざ海の近くに引っ越したくらいです。職場の大学までは遠くなりましたが(笑)。」 職員室で雑談中の一コマ ー 長期的な将来の展望はありますか。 「ずっと日本語教師として働くつもりです。一周回って60代になったら、もう一度協力隊に応募したいです。今度はThe発展途上国という国に行って、本当に日本語教育に貢献したいです。それができるだけの力をそれまでに身につけておかないと。今はまだまだです。」 ー 最後に何かメッセージがあればどうぞ。 「私たちは日本語教師ですが、日本語だけを教えているつもりはありません。学生が日本就職をしてからも、【自律】を軸に主体性と自主性を持って働けるように、仕事に対する意識を身につけてもらう授業をしています。学生にも意思がしっかりあって、決して能力が低いわけではありません。ただ、日本語力が足かせになっているのは事実です。日本語教育の視点で私たち教師も企業様に協力できることはしたいです。学生と企業様でお互い分かり合えない部分も少なからずあると思うので、そこは私たち日本語教師がプロとしてサポートできることもあると思います。」 終わりに 今回はダナン工科大学の倉知先生のインタビューでした。挑戦を通して教師自身も成長を続け、学生の育成にコミットする。そんな熱い先生チームの1人です。わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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MJIITのパートナーはSun*1択!教育から就職までコミットできるのはSun*だけ!
MJIITのパートナーはSun*1択!教育から就職までコミットできるのはSun*だけ!
みなさんこんにちは!Sun*教育事業部の池内です。今回はマレーシア日本国際工科院(通称:MJIIT)の魅力や今後の展望を、独立行政法人国際協力機構(通称:JICA)専門家の岡野貴誠(おかの たかせい)さんにお伺いしました。実はMJIITは2011年にJICAの支援を受けて設立された学校で、JICAが現在まで大きく関わっています。岡野さんは2018年からJICA代表のプロジェクトリーダーとしてMJIITに関わっている方で、Sun*とMJIITを繋げてくださった方でもあります。今回の記事では、そんな岡野さんに伺ったインタビューの様子をお届けします。 JICAの専門家の方がなぜSun*をパートナーとして選んだのでしょうか。 その理由をご理解いただけます。ぜひ最後までご覧ください。 今回インタビューに協力いただいた方 岡野貴誠さん(左)隣の方はMJIITの学長であるAli院長岡野さんのプロフィール大学卒業後は青年海外協力隊員としてブルキナファソ国に派遣その後JICA専門家として、15年以上ベトナム、ルワンダ、エジプトなど世界各国で教育に関するプロジェクトに携わる 海外生活エピソード ー はじめに、今までのご経験の中で、なにか忘れられないエピソードを伺えますか? 「1つ目はベトナムで経験したことです。私は、2007年に2ヶ月間、ハノイ工科大学でのHEDSPIプロジェクトの立ち上げのためにハノイに滞在しました。プロジェクトの立ち上げは、実施機関と一緒に取り組まなければいけません。ですが、プロジェクト立ち上げのために赴任したにも関わらず、私の知らないところでミーティングが行われていたり、相談なしに重要な決定がなされていたりと、共同で事業を進める、ということがうまくできずに本当に苦労しました。特に、JICA専門家としてのはじめての派遣だったので、組織間の調整や、異文化間のコミュニケーションの取り方など戸惑った思い出があります。そういった意味で、ハノイ工科大学には今でも思い入れがあります。 2つ目はエジプト滞在時に経験したアラブの春です。エジプトにはエジプト日本科学技術大学を立ち上げるために9年間赴任したのですが、途中、アラブの春の影響で、学生や教職員の授業や仕事のボイコットが行われ、最終的には学長が退任する出来事がありました。エジプト国内全体が非常に混沌としていて、社会の先行きが不透明な状況でのプロジェクト運営は初めての経験でした。2度国外退避にもなりました。 エジプトで同僚の方と エジプトで学生向け説明会を担当する岡野さん 一方で、そんな状況でも学内に教育に対して熱い思いをもつ教職員も多く、とても励まされました。アラブの春をきっかけとして、プロジェクトを運営するJICA専門家という立場というより、エジプト日本科学技術大学の一員としてエジプトの教職員と一緒に仕事をするようになったと思います。通常では考えられないような、IT課のマネージャーに就任したり、大学職員の採用面接や採用後の人材育成まで 携わってました。」 岡野さんとMJIIT ー その後、2018年にMJIITに赴任されたんですよね。MJIITはどんな特徴があるんですか? 「MJIITの一番の特徴は、マレーシア国内でもっともレベルの高い理工系大学、マレーシア工科大学内にあるということだと思います。マレーシア全国からトップレベルの理系学生が集まります。ほとんど全ての学生が日本にとても強い興味があり、日本就職を目指している学生もたくさんいます。教育面では“日本式工学教育”をコンセプトとしており、日本の理工系大学の教育・研究システムに近いかと思います。具体的には、実験や実習に力を入れたカリキュラムが組まれていたり、大学4年次にはゼミに所属し大学院生と一緒に研究を行う研究室教育が導入されています。 これらはマレーシア国内の他の大学でやっているところはないと思います。日本の有名企業と共同ラボを立ち上げ、教員と学生が企業との共同研究を行う等の連携も増えています。このような連携を通じて、学生は日本企業に親しみを持つとともに、日本文化や職業倫理も学んでいきます。」 ー 私も学生たちと話す機会が多いのですが、どんな質問に対しても端的に答えられ、頭の回転が速いと感じています。共同ラボが増えていくのも企業が学生の優秀さに気付き始めているからではないでしょうか。 岡野さんとSun*のつながり 2019年にMJIITの皆さんにSun*のベトナムオフィスご訪問いただいたのですが、何がきっかけだったんですか? 「先ほど私の経歴でも簡単にお話ししたのですが、実は現在御社がやっているHEDSPIプログラムのプロジェクト開始準備のために2007年にハノイに赴任しました。その際は、正直言うと『日本語が話せるIT人材の育成なんてうまくいくのだろうか?』をいう疑問がありました。(笑)その10年後、JICA本部でスリランカにおけるIT人材育成の調査を担当することがあり、当時のプログラムに 関して調べたところ御社の取り組みを知り、JICA事業終了後に同大学のプログラムを引き継がれ成功されていることに驚きました。そして、マレーシアに赴任後、MJIITもIT人材の育成をやっていきたいという意向があり、ぜひお話を伺いたいと考えてベトナム出張時にご連絡を差し上げました。授業の様子を視察したり、御社との協議を通じて、多くの卒業生が日本就職を希望し実際にその夢を叶えている、ということに改めて驚くとともに、ぜひMJIITでも同じようなプログラムを実践したいと強く感じました」 ー その後、実際に2019年9月に我々が貴学を訪問させていただく機会をいただきました。その1ヶ月後には提携に関する調印を行わせていただき、Sun*の特別コースを開設させていただくこととなったわけですが、なぜこのようなスピード感でSun*と協働していただくことなったのでしょうか。 「一番大切なことは、御社が教育・人材育成までコミットするというビジョンにMJIITが共感したからだと思います。先ほども述べたようにMJIITの学生は優秀です。従いまして多くの日系人材企業から『貴学内でジョブフェアをさせてください!貴学の学生さんの日本就職をお手伝いしますよ!』とのお声がけをいただきます。しかし御社の場合は 『一緒にもっと質の高い教育を学生に提供しませんか?』 というご提案でした。 パートナー契約調印式 MJIITとしてより良い教育を学生たちに提供できるのはとても大切なことです。学内の教職員に相談をしましたが御社と協働することに反対する方はいなかったと思います。また、MJIITでは、今後IT人材の育成も広げていく計画です。ハノイ工科大学ですでに数年の実績がある御社はぴったりのパートナーだと考えております。」 ー とてもありがたいお言葉、ありがとうございます!我々も今後も引き続き貴学とは協働させていただきたいと考えておりますのでとても嬉しいです。現在1年ほどのパートナーシップですが、今後Sun*に期待されることがございましたら最後にお聞かせいただけますでしょうか。 「MJIITの学部は機械精密工学、電子システム、化学プロセス工学の3学科があり、電子システム学科の中でソフトエア開発やインターネットセキュリティ分野のコースも立ち上げ始めています。先ほども申し上げた通り、御社はベトナムですでに実績がおありですので、MJIITのユニークネスの一つとして【日本語IT人材】にフォーカスしたコースを一緒に設立し、共同運営するのもおもしろいと思います。日本、マレーシア双方の社会や産業界のニーズを調査する必要はありますが、1、2年の間に実現することも十分できると思います。 また、日本の大学生向けの教育プログラムを共同で運営するのも面白いのではないかと考えています。現在日本の大学生のサマープログラムの受け入れを多く行っていますが、英語教育の提供がメインです。こちらを御社と【英語/日本語+ITプログラム】として運営することができれば、マレーシアの学生も参加することもでき、より多くの大学生に来てもらうことが可能ではないかと考えています。」 ー ぜひ実現に向けて協力させてください!岡野さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。 終わりに 今回は、Sun*外の方にお話を伺いました。外部の方にこのようにご認識いただいていることはとても嬉しい反面、もっともっといろいろ勉強し、考えていく必要があるとも気づかせていただきました。わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、こちらのFacebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。

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