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About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
新設の私立大学で日本就職を目指す! ~フェニカ大学 日越情報工学部~
新設の私立大学で日本就職を目指す! ~フェニカ大学 日越情報工学部~
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!わたしたちSun*がベトナムで教育事業を行っている4大学のご紹介はすでに記事にしていますが、ご覧いただきましたでしょうか。もしまだの方がいらっしゃいましたら、ぜひ記事の最後にあるLinkから覗いてみてくださいね。引き続き各大学の取り組みは発信していく予定なんですが、実は弊社がハノイにあるもう1つの大学のサポートもしていることをご存知でしょうか。日本で活躍できる学生の育成をし、輩出し続けている私たちのナレッジやリソースを活かし、その大学にはコンサルタントという形で日本就職を目指す教育事業を日本語センターと協同でサポートしています。今回はそんなフェニカ(Phenikaa)大学のご紹介です。Sun*の教育事業部の取り組みが実績として評価されているからこその取り組みです。どんな新しい才能が眠っているんでしょうか。ぜひ最後までご覧ください。 フェニカ大学とは? 2019年に創立された私立の総合大学大学HP:https://phenikaa-uni.edu.vn/全14学部があり、IT学部はもちろん、医学部や看護学部、外国語学部など様々な専門が学べる総合大学であり、現在の総在籍学生数は3,000人ほどその中で、日本語とITを学ぶ日越情報工学部では、第1期生となる2年生が30人程度、そして第2期生となる1年生が60人ほど在籍しており、日本への就職を目指している来年度の日越情報工学部への入学者数は100人超えるのでは、と予想されており、優秀な学生も集まってくる注目を浴びている大学の一つ 実際にキャンパスを見学しましたが、設立されて間もない大学のため、校舎も非常にモダンであり、ハノイ工科大学などの歴史ある大学とは違った魅力をもっています。また、各教室のコンピューターや大型モニターなどの学習環境はもちろん、バラエティ豊かな専攻が学べるからこそ、その学びを加速させるような設備面での充実さも際立っています。 フェニカ大学とSun* Phenikaa大学の日越情報工学部は弊社でサポートしている他の大学と同様に、日本就職を目指しています。そこで、すでにベトナムの学生の日本就職の実績を出している弊社に『日本就職のためのカリキュラムを作って欲しい』というパートナーとしての依頼がきたことがきっかけでした。 Sun*はフェニカ大学の日越情報工学部のコンサルタントという立ち位置でサポートしており、実際の日本語授業はChiaki日本語センターが担当しています。Chiaki日本語センターの代表であるゴック(Ngoc)先生はハノイ工科大学でも実践IT授業を教えていた経験があり、今でもChiaki日本語センターで教える現役の先生です。Chiaki日本語センターはハノイ工科大学のすぐ近くにあるということもあり、共に信頼しあうパートナーとして今でも関係が続いています。 ゴック先生(写真左から二番目)日本語授業を担当するChiaki日本語センターの先生たちと 日本就職を目指すための日本語授業はChiaki日本語センターが担当しているものの、Sun*はコンサルタントとして授業カリキュラムの設計や学生のモチベーション向上施策の提案、また、ときには授業のアシスタントとして参加することもあります。定期的なミーティングや授業に関して協働することはもちろん、フェニカ大学の日越情報工学部のオリエンテーションも弊社オフィスで協同開催しました。 Sun*の教育プロジェクトの説明をする越本ヒューさん フェニカ大学の学生を巻き込み、学習計画を一緒に考える弊社のTC ゴック先生が語る!フェニカ大学での教育 「フェニカ大学で勉強する学生は地方出身の学生が多く、日本が大好き!という強い思いをもって入学してきます。でも、実は規則に厳しい大学なので、ITや日本語のテストでも結果が全てで、残念ながら単位を落とし、留年となってしまう学生もいるんです。」 ー 厳しい大学なんですね。日越情報工学部の学生たちはどうですか。 「まじめに勉強していますよ。残念ながら単位を落としてしまう学生は1年生では3人いましたが、本人の努力が問題なので、しょうがないですね。学生は日本就職を目指しているので、やはりしっかり努力することが欠かせません。」 ー なるほど。Chiaki日本語センターの先生方はフェニカ大学でどんな日本語授業をしているんですか。 「まだ在籍生が2年生までしかいないので、初級レベルの『みんなの日本語』を主に使って、授業をしています。2年生の途中で教科書が終わるので、そのあとは日本語能力試験のN3レベルの教科書を使っています。やはりN3に合格が一つの基準になりますから。でも来年3年生になる学生にはもう少しアウトプットのチャンスも増やしていく予定です。」 ー アウトプットのチャンスというと、何をするんでしょうか。 「1,2年生でも少しやっていますが、ディスカッションやプレゼンテーションなど発信する時間をもっと増やしていく予定です。Sun*の日本人にも2年生の授業に参加してもらい、学生の発表にフィードバックをしてくれましたね。」 ー そうでしたね。学生が家族の話や将来について話す練習をしたときですね。 「そのようなアウトプットの機会は必ず日本で就職するうえで必須なので、今後もどんどん実施していきたいと思っています。他にもマナーの授業ももちろんやりますよ。それから、第1期生の学生が3年生になったら、自分で勉強する習慣もしっかり身についているので、反転授業にもチャレンジしたいと思っています。自分の管理がしっかりできるようになりますから。」 ー 動画教材などのインプットにあたる課題を事前に与えて、その課題がやってあることを前提としたアウトプット中心の授業をすることですね。  IT授業のレベルも高く、勉強が大変だという話を聞いたことがありますが、学生はしっかり課題を授業前にこなして参加できるでしょうか。 「たしかにITも難しいですが、でも日本で就職するためには日本語のスキルだけではなく、自己管理やマナーの勉強も欠かせません。日本就職に強い思いがある学生はしっかりやると思います。」 ー なるほど。ぜひ期待したいですね。逆に日本語学習にどうしてもつまづいてしまっている学生はいませんか。 「もちろにいますよ(笑)必ずそういった学生は一定数出てきますから。ただ、一緒に授業を担当しているChiaki日本語センターのチャン(Trang)先生やズン(Dung)先生がしっかりサポートしています。実は授業が始まる9時前に、日本語の小テストの結果が悪かった学生に補習授業をやっているんです。でも、今ではその補習授業に自主的に参加を希望する学生も出てきて、結果的に全体のモチベーションが上がり、より勉強に打ち込めるいい機会になっています。補習授業を実施する先生は、はっきり言って大変だと言っていますが、学生のために自主的にやってくれています。」 チャン先生の補習授業に参加する学生 ー 積極的に勉強する学生が増えたのはいいことですね。周りが積極的だと、ほかの学生も相乗効果でがんばるようになりますよね。 「そうですね。でも、今の2年生はクラスでは、今年の7月にN3を受験する予定の学生もいれば、まだレベル的に難しいので12月に受験する学生もいます。グループで教えている授業なのでレベルの差もどうしても出てきてしまうので、授業を担当する教師にもレベルの高いクラスコントロールやコーチングスキルが求められます。これは今後の課題ですね。」 終わりに Chiaki日本語センターと協同で弊社がサポートしているフェニカ大学のご紹介でした。弊社がコンサルタントという新しいサポートをしている大学です。現在1期生の学生たちも将来弊社のジョブフェアへの参加を目指しています。弊社のナレッジやリソースと、パートナーであるChiaki日本語センターの協同により、どんどん教育のレベルも上がり、フェニカの学生から日本就職の夢を掴む学生も必ず出てくると確信しています。今後が楽しみですね。 わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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【教育現場Voice】立場が人を変える!日本語教師のマネージャーとして
【教育現場Voice】立場が人を変える!日本語教師のマネージャーとして
「UITは本当にここからがスタートです。前職でできなったことを私は今やり直しているんです。」 そう語ってくださったのは、ベトナム国家大学ホーチミン校 情報通信大学(通称UIT)で日本語教師をしている平山先生です。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!日本語×IT教育で世界中の優秀なIT人材を育成しているSun*教育事業の魅力を余すことなく伝えることをモットーにしているこのコンテンツ。実際に大学の教育現場で教えている先生の想いをお届けします。 「日本語教師がSun*で働くことを選ぶ理由ってなんだろう?」 「Sun*で働く教師の環境ってどんな環境だろう?」 そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。 (今回インタビューにご協力いただいた方)平山淳子先生日本では不動産関係の会社で働いていたものの、将来のことを考え、何か専門的な仕事をしたいと感じる海外旅行好きだったこともあり、海外で働くための一つの手段として日本語教師を選択日本語教師養成講座で知り合った方との縁から、ベトナムで日本語教師デビューその後就任わずか2年で日本語センターのマネージャーになるも、体系だった教師育成ができず、また会社の教育とビジネスのバランスにも葛藤する日々を過ごし、転職を決意2020年7月Sun*に入社コロナによる影響とSun*での一次面接のとある一言がなかったら、今の自分はないという現在はSun*のホーチミン拠点であるUITで中心的ポジションにたち、授業はもちろん組織作りから教師育成まで奮闘中最近はベトナムライフを満喫するべく、陶芸も始めたとか 平山先生と日本語教師 「私は他のSun*の専門的な先生たちに比べたら、本当にふらっと来たようなものですよ。(笑)」おっとりとした口調で笑いながら話す平山先生に、思わずインタビュアーも引き込まれて話を聞いてしまいます。「私は前職で不動産の事務をしていましたが、基本的には人とあまり関わらない仕事でした。変化もなく、将来どうなるかわからない仕事だったので、何か専門的な仕事をしたいと思って転職を決めました。日本語教師という仕事は本当に海外に出るための手段でした。」日本語教師のバックグラウンドは本当に千差万別。弊社の日本語教師も異業種からの転職や新卒での入社、そして青年海外協力隊を経て入社するなど様々な教師がいます。その中でひときわ『ふらっと感』を自身で強調する平山先生。続けてこう話してくださいました。 オンラインインタビューを受ける平山先生 「日本語教師養成講座で知り合った方との縁で、たまたまベトナムの日本語センターの就職が決まりました。でも実際に来てから最初の1ヶ月でバイクに轢かれるし、学生から『授業がわかりにくい』というクレームの手紙ももらうし、本当に凹みました(笑)」エピソードが想像の斜め上でちょっと焦ります。「教師として試行錯誤ばかりでした。でも、目の前の仕事をやっていたら、2年でマネージャーにもなっていましたね。」マネージャーというと授業はもちろん、教師の管理も仕事。平山さんご自身の希望なんでしょうか。 「入社の面接のときは私にそんな期待をしているという話もなかったですし、仮にその話があったら断っていたと思います(笑)。でも会社ではできることが増える反面、責任も増えてきます。それに対して努力していたらマネージャーになっていて、結局全体で4年間勤務していました。私って本番に弱くて、みんなの前で話すと震えるタイプなんです。だから管理とかのリーダー的なポジションも自分のキャラじゃないとわかっているんですが、他にだれもやる人がいなくて、気づいたら自分がやっていました。」ある意味成り行きでなったマネージャー。管理業務で苦労したことは?「めっちゃあります」食い気味に歯切れのいい関西弁で答えます。「やっぱり教師育成です。そのセンターでは日本人の日本語教師は日本採用の新卒でしたが、新卒って可能性もあるし、ある意味(育成環境がなければきちんと成長できないという)危険性もある存在です。ベトナムに来る前に日本で研修をした子もいれば、大学卒業後すぐにベトナムにくる子もいたんですが、会社としての新人育成の仕組みはなかったです。本社とベトナム間の情報共有もありませんでした。私自身の経験不足もあり、体系だった全体の教師育成のやり方もわからず、ただ授業にフィードバックするくらいしかできませんでした。大阪とホーチミンで拠点間の連携が必要だと働きかけたりはしましたが、そのときのわたしは教師育成についての知識不足で、会社を動かすほど強く主張することができませんでした。結果、残念ながら日本語教師を辞めてしまった人もいました。近くに相談できる人もいなくて、社内で協力してくれる人も見つけられなかったから、一人じゃどうしようもないと思って。実はマネージャーになってから、自分が担当する授業数が減ってしまっていたので、自身の教授力にも不安がありました。だからすべてを一から学び直そうと思って、そのセンターを辞めました。」 その後にSun*に入社となったんですか?「実はそのときフィリピンのIT企業で社内の日本語研修の仕事の内定をもらっていたんです。もともと別の環境でも働いてみたいと思っていたので。3月末だったんですが、内定をもらった次の日にコロナでフィリピンがロックダウンになってしまいました。これは雲行きが怪しいなと思い、でも退職も決まっていたのである意味つなぎとしてホーチミンの実習生センターで3ヶ月くらい住み込みのアルバイトしていました。(笑)」ここまで全然Sun*の話がでてきませんね(笑) 「そうですね。そのアルバイトで『実習生の環境悪ない!?』と思いました。現場の先生たちはやる気があっても教え方を専門的に知っている先生ではないので、学生も力がつきませんよね。そこにコロナの影響もあってモチベーションも下がるし、本当に悪循環でした。そのときに、もうちょっと自分も何かできるかなって思ったんです。本当はベトナムを離れる予定でしたけど。」何かできるというのは、ベトナムで日本語教育に対しての貢献という意味ですか?「そうです。それまでに4年住んで、多くのベトナム人に支えてもらった恩もあったんで。なにか恩返ししたいなと。それで新たにベトナムで職探しをしてSun*の求人を見たんです。HCMの大学でエンジニアとして日本就職を目指す学生に教える、と書いてありました。学生たちの未来へのステップがちゃんとあると思って、とりあえず応募して面接を受けてみました。」ようやくSun*の話にたどり着きましたね(笑)面接で話を聞いた印象はどうでしたか。「話を聞いて、途中からずっと断る理由を探していました。(笑)」面接で一体何があったんですか?(笑)「大学で授業だけではなく、組織作りをしていく上でリーダー的なポジションの募集だったんですが、日本人は私一人のようでした。前職でマネージャーをやってうまくいかなかったのもあるし、自分にはできないと思いました。もう断る理由ばかり面接中に考えていました。」 涙ぐむ平山先生 逆にそこから何があって入社したいと思ったんでしょうか。「面接が終わって部屋を出るときに面接官だった森末先生がぼそっと言ったんです。『リーダーなんて、「できない~」って言って周りに助けてもらうくらいがちょうどいいんですよ~(笑)』って。たぶん覚えていないと思いますが。そのときに、それでいいんだと思ったんです。その後は家に帰って、ずっとぐるぐる頭の中で考えて、やってみようと思いました。」 ここで思わず当時の感情を思い出し、目に涙を浮かべる平山先生自分には向いていないという理由で、管理業務はできないと思っていたものの、やはりそこに対して挑戦したいという想いも確かにあったようです。 いざ入社してみて 「実際にSun*に入社して、UITで勤務を始めたときは私含め3人から始まりました。半年後にはSun*雇用の常勤講師は7人で、非常勤も2名いる状態になりました。本当にここからがスタートです。前職でできなったことを私は今やり直しているんです。」 やり直しているとは?「経験の浅い先生もいるので、教師の基礎的なことはダナンと連携して実施しているトレーニングをしています。でも、それ以外のところは、各教師が学生の日本就職のために、将来のために考えて実践しています。その方向がずれていなければそれでいいし、その挑戦を見守れる器を私は身につける必要があると思っています。UITの教師は教える上で教師としての基礎能力も高く、何より本気で学生の教育に向き合う教師しかいません。なので、全員同じ方向に向かっています。あとはペースややり方は個人個人の個性だと思っています。」 UITの日本語教師のみなさん マネジメントに対する捉え方が大きく変わった印象を受けます。入社から半年経って、ご自身で感じた変化は?「最初は、みんな何のためにやるのか、授業や仕事全体の目的がわかっていませんでした。ただやらなきゃって。でも今は違います。目的意識がついて、なぜそれをするのかを常に考えているので、筋が通ってきました。それを実現するために、教師同士で協力しようという思いも強いです。教師間の知識を共有する意義も理解できているし、それぞれの教師の思いや取り組みが実際に形になってきました。その流れに新しい先生も取り込まれています。」気づいたら、すっかりみんなをまとめ、見守る立場ですが、平山さん自身はどうなんですか?「自分の授業のレベルも上がって、それを他の教師に伝えられるようになってきたと思います。でもこんな偉そうなことを言うと、森末先生には『まだまだだ』って怒られますね(笑)」 UITの先生方の仲の良さがわかる一枚 入社してから今までを振り返り、Sun*でよかったことをいうと?「学生の日本就職のためという目標があって、教育に全力で打ち込めて、先生の個性を自分も大事にできる環境です。専門性が高い先生がいて、その知識も共有してもらえます。教師は日本語力だけを見ているのではなく、大学の教室をコミュニティと考えて学生の将来のための人格形成・育成の場だと考えています。企業が大学で教えている、教育とビジネスのバランスをとっている新しい環境だと思います。コロナがなかったら、そして面接の最後の一言がなかったら私は絶対ここにはいません(笑)。 ようやくスタートラインに立ったというUIT これから目指すものとは?「目指すのはやっぱりジョブフェアです。UITはやっと今年、最高学年がジョブフェアを受ける年なので。今までジョブフェアがどんなものかを経験していないので、それを見越して全体の授業設計をしないと。それに、UITには学生管理のTCがあえていない環境です。なので、・TCがやっていることができる先生他にも、例えば・教え方を研究して、他の先生に伝えてくれる先生・テスト評価に詳しくなって、学生のやる気を引きだせるテストが作れる先生みたいに基礎があるのは前提として、それぞれの専門性のプロになれれば、今のチームワークも相まってジョブフェアも目指せると思います。その姿が今は少し見えてきていると。まだまだなところもありますが。はっきり言って、私は花形の教師ではありません。だからこそ、黒子的にみんなが活きる環境にしたいと思っています。UITはこれからが勝負で、半年先、1年先が楽しみです。」 終わりに メラメラとした情熱を表す先生ではないものの、しっかり先を見据え、地に足つけた運営をしている平山先生。実はこのインタビューを実施する前に、平山先生の採用や教師トレーニングに携わった森末先生や越本ヒューさんにもお話を聞いていました。「平山先生は成長の種まきをしている。ああ見えて実はすごい責任感が強い先生だと思う。」「究極の話をすれば、能力なんて関係ない。結局は立場が人を変えるから。」そんな話を聞いており、インタビュー中にもそれを実感。何より、前職でできなかったことを今やり直しているという平山先生。UITはまだまだ本当にこれから。楽しみな大学ですね。 わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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初めてのベトナム人エンジニアとの面接〜評価・採用のポイント〜
初めてのベトナム人エンジニアとの面接〜評価・採用のポイント〜
こんにちは!GEUの増田です。今回は日本語が話せるベトナム人エンジニアを初めて面接する方に向けた、面接での評価基準と採用基準のポイントについての内容です。多くのベトナム人エンジニアやブリッジシステムエンジニアの採用を行っている弊社のポイントをまとめました。初めてベトナム人エンジニアと面接をされる方は「日本人と同じように評価していいの?」「採用基準は別途設けた方がいいの?」などわからないことが多く不安かと思います。今回の記事が少しでも皆さんの不安を取り除ければ幸いです。 外国人を面接する際の注意点 まずはじめに外国人を面接する際の注意点についておさらいしておきましょう。外国人を面接する上で一番難しいのが「日本語でのコミュニケーション」です。日本で働くためには日本語を習得しなければいけないので、面接にくる外国人であれば日本語がある程度話せます。ただ、日本語は他の言語と比べても習得が難しい言語です。いくら勉強をして日本語検定で高い資格を持っていようと、日本人とのリアルな会話に慣れていない限りは日本語で意思疎通を図るのは難しく、ましてや面接のような緊張する場面では尚更困難です。 また、日本語以外で難しいのが考え方や価値観の違いです。ベトナムは日本のように宗教による強い縛りは少なく、考え方や価値観も比較的似ており、勤勉な方も多いのであまり気にしなくても大丈夫です。しかし、地域が異なる他の国々では日本とは文化的な背景や生活環境も大きく異なり、考えた方や価値観は日本人と異なる部分が多いです。初めて外国人を面接をする方はその違いに驚くかもしれませんが、どちらかというと日本人の考え方の方が世界の大多数の考え方からズレていることの方が多いです(新卒一括採用、総合職採用、終身雇用、年功序列など)。 面接を円滑に進めるためのヒント 日本語でのコミュニケーションに関しては、お互いのミスコミュニケーションを防ぐために会話だけに頼るのではなく、予め簡単な日本語で作成した質問シートを利用するなどして面接を進めましょう。少し話はずれますが、面接で上手く会話ができないと日本語力を懸念して不合格にしてしまうケースが多々見られますが、日本語力は日本で働いていくうちに着実に上達していく方がほとんどです。面接時の日本語力だけで判断するのではなく、今までにどれだけ勉強や仕事に対して努力してきたか、入社後も日本語を継続的に勉強する意志があるかを含めて判断しましょう。考え方や価値観の違いについては、事前に日本の特殊性と海外との違いを知っておけば大丈夫です。以前別の記事でもおすすめさせていただいた「異文化理解力」(エリン・メイヤー)が理解の役に立つと思います。いかに日本人が特殊な環境で育ち、他の国と比べて異なっているかを理解することができます。 ベトナム人エンジニアとの面接での評価基準と採用基準のポイント 続いて、今回の記事の本題である、ベトナム人エンジニアとの面接での評価基準についてです。「ベトナム人エンジニアとの面接での」との前置きを置かせていただきましたが、国籍関係なく多くの点で評価基準のポイントは重複しますので、最初に国籍関係なく面接での評価基準において一番大切なポイントをお伝えします。それは、「明確な基準を元に数値をつけて評価をする」ことです。これが簡単に見えて実は非常に難しいです。実際に多くの現場では「言語化はできないが、なんとなくいい候補者だと思う」という感覚で選考を通しているのではないでしょうか。感覚で評価してしまうと、面接官によって評価軸や感じ方が異なるので評価に偏りが出ますし、相性の問題もあるので採用の質を一定に保つことができません。また、採用をデータで振り返ることもできないので採用を分析し改善することができません。組織的に採用を強くしていくためには、組織として明確な基準をもち、数値をつけて判断していくことが必要です。次に、弊社が実際に使用している評価項目と基準、具体的な質問の方法も共有します。下記の項目それぞれに5点満点中の点数をつけて評価します。点数の付け方ですが、自社の平均的な社員と同じレベルであれば3点をつけます。全ての項目の点数を足して、項目数で割り、その数値が3以上であれば選考を進めることにしています。 評価項目と基準 ITスキルと知識 項目具体的な質問方法ITスキルと知識の幅広さ           今まで行ってきたプロジェクトの分野、勤めてきた役割の広さ、開発言語の種類、開発内容の幅について質問します。まずはどの程度の幅のITスキルと知識があるかを確認します。 ITスキルと知識の深さ幅広さを聞いた後に、それぞれの分野でのITスキルと知識の深さがどの程度あるのか深掘りながら質問します。ここの二つの質問は非エンジニアの人事の方は難しいのでエンジニアを面接に入れて判断していただきましょう。 能力 項目具体的な質問方法マネジメントスキル   主にタスクの見積もりを適切に認識できるか、万が一スケジュールの変更があったときに、優先度や締切を考慮しながらタスクの入れ替えをできるかなどを質問します。問題解決能力      以前参加したプロジェクトで問題が起きた時に、自ら自発的に改善策を考えて提案したことがあるか質問します。気をつけておくべきことは、上から言われて実施した問題解決の方法ではなく、自発的に問題解決をした方法を聞きましょう。また、解決策が実際に利用できるリソースを考慮していたか、そして実際に実行し結果がどうなったかまで確認します。論理的思考能力 論理的思考をみる問題を出題し、それに回答してもらうことで論理的思考能力を判断します。口頭での出題は難しいので、問題は紙に書いて答えさせます。演繹法や帰納法などの論理的思考方法をイメージして、実際の業務で使うような論理的思考を測れる問題を出しましょう。 マインドセット 項目具体的な質問方法自主性これは直接質問する項目ではなく、会話の中で過去の行動や思考が受動的か能動的かを判断します。能動的である分、自主性があるとして評価を上げます。コミットメント      こちらも直接質問してもわからない項目なので、勤続年数や前職の退職理由などからどのくらい前職でコミットメントしていたかで判断します。1社の継続勤務期間があまりに短い場合や退職理由が適切でないと思える場合は会社に対してのコミットメントが低い可能性が高いので気をつけましょう。キャリアパス3年後にどんな仕事をしていたいか?という質問をします。思い描いている仕事がどの程度自社で叶えられるのかで判断します。あまりにも現実的でない場合は、入社後のミスマッチで早期退職のケースが多くなりますし、目標があまりにも低い場合は成長意欲が低いと判断できるため、気をつけましょう。長く働いてもらうためにも、自社で候補者のやりたい仕事が実現できるかは事前にすり合わせておきましょう。 コミュニケーション 項目具体的な質問方法日本語での説明能力            この項目も直接質問をしてもわからないので、面接全体を通して評価します。適切な言葉を使い、簡潔で論理的に日本語で説明できるかをみます。日本語の語彙をたくさん覚えており流暢に会話ができても説明能力が低い場合は仕事のシーンでコミュニケーションコストが大きくなるために、会話力と説明能力を分けて評価しています。日本語会話力この項目は最初のアイスブレイクなど雑談の時に評価します。日本語の語彙の豊富さや日本語を流暢に話せるか、単純な日本語力を評価します。日本語ライティング力面接ではわからないので、履歴書から評価します。説明の書き方や言葉の選び方などを見ます。 その他 項目具体的な質問方法日本企業や日本人と働くことに慣れているか           「日本人と働いていて日本人って変だなと思ったことはありますか?」という質問をします。反応次第でどの程度日本人と働いた経験があるかを見ます。長く働いた経験がある人は、日本人の傾向を回答しつつも日本人という大きな括りをせずに、人それぞれだという回答をすることが多いです。日本人と働いた経験が少ない人は「帰るのが遅い」「家族よりも仕事を優先」するなど日本人のよく知れたイメージを回答する傾向があります。潜在能力 こちらの項目も面接の全体を通して評価します。話をしている中で、理解が早い、経験がないのにできる、などの何か光る潜在能力を持っている場合は評価を上げます。どのくらいアンテナをはって仕事・生活をしているかも見ます。 日本人とベトナム人で共通する項目が多いですが、大きな違いは日本語力が含まれる「コミュニケーション」とその他の「日本企業や日本人と働くことに慣れているか」です。コミュニケーションに関しては、説明能力と会話力を分けていることがポイントです。というのも、日本語力が高く日常会話であれば流暢にできる方でも、仕事の場面で簡潔に正しい言葉で説明ができるかはわかりません。また、「日本企業と一緒に働くスキル」に関しては、既に日系企業や日本で働いている方であれば日本人の特殊な商習慣やコミュニケーションを知っています。これを知っているか知っていないかで入社後の活躍までのスピードは大きく異なりますし、離職率にも響きますので、面接の段階で確認しておきましょう。 採用基準 採用基準については評価基準をしっかり定めていれば簡単です。5点満点で全ての項目に数値をつけ、全ての項目を足して項目数で割ることで平均値を出せます。前述しましたが弊社の場合は社内の平均レベルだと思うエンジニアの評価の3としています。評価が3であれば社内の平均的なエンジニアと比べて可もなく不可もない、という評価になります。ですので、3以上であれば採用基準を満たしていると判断し、面接を通します。面接した全ての方から3以上の点数を獲得できれば採用となります。 また、評価について一点アドバイスをしておくと、前提として自分の感覚は信じない方が良いです。人は初対面で会ったときの数秒で相手の第一印象が決まってしまうと言われており、その第一印象の半分は見た目や表情で決まると言われております。このことを知らずにそのまま面接をしてしまうと、自分の最初の印象や評価を裏付けるための面接になってしまうため、評価が人によって偏ってしまいます。しっかりと評価項目に合わせて質問し、評価の理由も明確にした上で可能な限り客観的に評価をしましょう。 終わりに 今回は評価基準と採用基準についてのポイントをお伝えしました。少しでもこれからベトナム人エンジニアを面接する方のお役に立てれば幸いです。今回もご覧いただきありがとうございました!わたしたちの事業の内容やSun* JobFairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、こちらのFacebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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【日本就職のビジネスマナー】報・連・相の授業について
【日本就職のビジネスマナー】報・連・相の授業について
みなさん、こんにちは。Global Education Unitの越本ヒュー@ハノイです。3月も半ばになり、今年度も終わりですね。この時期は会社や学校も年度の切り替わりということで、日本のみなさんはいろいろバタバタしている時期かもしれません。ちなみにベトナムでは、学校は9月から始まるので、年度の切り替わりといっても大きな変化はなく、むしろ2月のテト休み(旧暦のお正月)を恋しく思っています(笑)。1年のタイムラインもすっかりベトナムナイズしちゃってます。 さて、本日の記事は、我々が提供する授業のトピックの1つ「ビジネスマナー 報・連・相(ほうれんそう)」について紹介したいと思います。ビジネスマナーとして大切なものを3つ挙げろと言われれば、恐らく多くの方がこの報・連・相(ほうれんそう)を挙げるんじゃないかなと思います。それくらい日本のビジネス社会では広く認識されているものだと思います。 学生に事前課題として課していた動画教材の1カット しかし、これを学校で習ったことのある人はなかなかいないかと思います。多くの方は、会社の新人研修で習ったとか、本やサイトでチョロっと読んだ程度で、多くの方は社会人として働いていく上で、先輩や上司に指摘されたり、失敗しながら習得してきたのではないでしょうか?今回は、この授業の内容だけでなく、私が授業を作る際や実施する際に気づいた点や気をつけた点をお伝えできればと思います。私のポジションは教師ではないので、実はこの授業が初めての経験、処女作でございます!先生って本当に大変なんだな〜と痛感した経験でした。それではいきましょう! 授業テーマ この授業を作る際、学生の状況にあったビジネスマナーの授業をやってほしい、というオーダーでした。ただ、一口にビジネスマナーといっても、その内容は非常に多岐にわたります。対象はIT専攻の学生で、実習生センターや日本語センターでの授業ではありません。当然、将来はサービスや接客業に就職する学生はほとんどおらず、ITエンジニアとして働く、活躍するということを念頭においてこのテーマを選択しました。日本特有の商習慣や慣例的な作法より、チームメンバーとの関係構築、働き方、実際の開発業務に必要となるマナーの方が優先順位が高いといえるでしょう。身だしなみや敬語の使い方、細かい言葉遣い、お辞儀の角度など、決して不要とはいいませんが、外国人である彼らにとっては優先度は高いと思いませんでした。※決して、”不要”といっているわけではなく、スカラシップ生など限定した学生には教えています。もちろん、優先順位に対する考え方も学生には授業で説明します。 ポイントを絞る テーマを決定した後は、インターネットでありとあらゆるソースを読み漁りました。このテーマは日本の新卒の人にとっても優先度の高いものだったので色々な記事がありましたが、内容も、記事によって様々でした。そしてなにより、すべての記事は読者を日本人と想定したものなので、そのまま活用してもベトナム人の学生には伝わらないだろうというものがほとんどでした。 報告・連絡・相談はどれか一つをとっても5W1Hに気をつける必要があり、かつレベルに応じて気をつけるべきポイントも複数あります。しかし1回の授業で、しかも母国語ではない言語で多くの情報をインプットさせても、記憶に残りません。そしてポイントをしぼるなら、「ベトナム人と日本人の文化感の違い」や「(国籍に関係なく)新卒が陥るべきミス」を考慮して選択しました。下記が実際に授業で使用した「報告のポイント」スライドです。 報告のポイント 「報告」の意味や目的を説明した上で、注意するポイントを、「相手が理解しやすいようにわかりやすく伝える」とした上で、その方法を伝えます。これを選定した理由は、私自身が日々の生活で気になっていた「ベトナム人と日本人の文化の違い」からおきるコミュニケーションからでした。 彼らは、しばしば質問に対し、理由から説明に入るということをよくしがちです。日本ではこのような行為は「言い訳」として捉えられ、良くないことという認識をされますが、ベトナムでは「良くないこと」という認識があまりなく、頻繁に行われます。それが普通のことなので当然、悪気があるわけではありません。しかし、日本の商風習ではそうはいきませんのでしっかり説明します。下記は「相談のポイント」スライドです。 相談のポイント ポイントを3点にしぼりましたが、特に下記2点は国籍問わず、社会人に必要とされる大切なポイントです。 いつでも、遠慮しない、一人で悩まない 必ず自分の考え・意見をもつこと 事例 なにかを教えるときには、背景や目的を説明する(導入)というアプローチをしますが、それだけではなく沢山の事例(成功事例や失敗事例)を多く用いることに重点を置きました。 失敗事例 どのような失敗に繋がり、それがどのような結果を招くのかということを具体的にイメージさせるために用います。「実践的な授業」を意識しているので当然事例は、開発現場でよくおきがちな例を取り上げます。 実際に使用した失敗事例のスライド 成功事例 正しいフレームのインストールを目的としています。これは、この後に行うロープレへの布石です。ロープレではこの事例通りに行えば上手に実施できるようなものにします(もしくは+αの要素を少しだけいれる)この授業では「思考すること」ではなく「できるようになること」に重点を置いているので基本となる型をインストールし、実施させ成功体験を積ませます。 実際に使用した成功事例のスライド① 実際に使用した成功事例のスライド② ロールプレイング 導入→事例紹介のあとは、徹底的に練習に時間を費やします。それまでに学んだ事例やフレームを元に色々なシチュエーションのケーススタディを考えさせ、実践させます。実施の理由は、この授業の目的が“わかる”ではなく”できる”をゴールとしているからですが、それだけではありません。ベトナム人学生の特徴として、彼らは、”わかっているつもり”に陥りがちです。開発現場でも、このミスコミュニケーションによるインシデントは今までにいくつもありました。指示をして「わかった」というものの、実際にやってみると…できない。 これは、詳しく分解すると 多数に向けての信された情報を、「自分ごと」として捉えない わかっていないのに、「聞きました」というニュアンスで「わかった」と言ってしまう という2つの原因に由来します。こういう事例を実際の現場で経験しているので、これらの経験を授業に活かします。すべての授業でアウトプットをさせて、わかることとできることの大きな差に気づかせるとともに、実際に体験として刻むことでできるようになることを目的とした授業設計です。 終わりに いかがでしたか?この授業は3時間程度のボリュームですが、授業を作ること自体が初体験の私はこの制作に15時間くらいかかったかと思います。(つらかった…)それでも実際の授業ではうまくいかないこともあり、色々と試行錯誤しながら、改善し、次の学年への引き継いでいます。自分が受けてきた学校の授業も、(寝たりサボったりしてたあの科目も)このようなことの積み重ねの上にあり、ひとつひとつに意味があるものだったんだなぁと思うと少し感慨深いものがありました。わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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【教育現場Voice】学生の自律とは?教師の役割を考える
【教育現場Voice】学生の自律とは?教師の役割を考える
「授業でわからない言葉などがあっても、自分で調べたり、学生同士が協力して学び合う。主体的な学生の学びを目指して、DUTでは『教えない授業』を実践しています。」 そう語ってくださったのは、ダナン工科大学(通称DUT)で日本語教師をしているガン先生です。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!日本語×IT教育で世界中の優秀なIT人材を育成しているSun*教育事業の魅力を余すことなく伝えることをモットーにしているこのコンテンツ。実際に大学の教育現場で教えている先生の想いをお届けします。 「ベトナム人の日本語教師ってどんな人がやっているんだろう?」 「日本就職のために必要な日本語教育ってなんだろう?」 「教師の役割ってなんだろう?」 そんな方にぜひ読んでいただきたい内容です。 (今回インタビューにご協力いただいた方)Tran Thi Kim Ngan(チャン・ティ・キム・ガン)先生大学生のときに日本語の勉強を始め、新卒でベトナムにある日系のメーカーに就職日本人相手に働く環境に身を置いたことで、コミュニケーションとしての日本語の重要性と同時に難しさも実感その後、日本語教師に転職現在はダナン工科大学のリーダーとして、自律性を育む教育を目指し奮闘しているプライベートでは、1歳のお子さんがいるママでもあるハノイやホーチミンと違って、ダナンの静かでのんびりしたところが大好き ガン先生と日本語 ー 大学に入学してから日本語の勉強を始めたそうですね。 「そうです。英語の専攻を希望していましたが、英語の学部に合格できなかったので、日本語にチャレンジしてみようと思って、入学しました。日本語ができたら、仕事も多いかなと思って。ベトナムの日系企業に新卒で就職してからは、マナーやコミュニケーション、ホウレンソウなどのソフトスキルも必要でした。頭の中ではわかっているのにできないことが多くて、とても悔しかったです。でも、悔しい気持ちがあったからこそ、改善のために必要な内省につながり、結果的に自分自身を見つめ直すことができました。とてもありがたい経験だと今は思えます。それに、自分の経験も交えて、今は学生に授業ができています。」 ガン先生と日本語教育 「実は社会人時代にアルバイトで日本語を教えていました。軽い気持ちでやってみたんですが。」*ベトナムでは大部分の企業で副業が認められています。「学生が自分で練習した日本語を実際に話しているところを見て、先生として働くのも楽しいと思いました。それに、教える時は自分も勉強しないといけないと思ったので、日本語の復習にもなって、自分にとってもやりがいのある仕事だと思いました。それで、日本語教師に転職しようと決めました。」 ガン先生とSun* ー 日本語教師としての転職先に、なぜSun*を選んだんでしょうか 「日本語センターが家の近くにありましたけど、教え方のスタイルも古いし、新しい教育方法にチャレンジしたいと思ってSun*に入りました。それにアルバイトではなく、フルタイムでの勤務を希望していましたし、DUTが家に近かったからというのも理由です。長距離の通勤が辛いので。」*ベトナムでは雨季など天候に関わらず、バイクで通勤することが一般的です。 ーSun*に入社して、ガン先生に何か変化がありましたか。 「わたしは変わったと思います。前は授業内でたくさん説明して、授業の中で学生の成長を見れたらいいと思っていました。いわゆる学校の授業ですね。でも、今は授業外でも学生が自分たちで学んで成長していけるように、広い視点で考えられるようになりました。」 ー もう少し具体的に教えていただけますか。 「DUTでは学生の自律性を育てることを大きな目標にしています。そのため、教師は授業内にたくさん知識を教えることはあまりしません。むしろ、学生が自分で勉強できるように、ファシリテーターやコーチとしてサポートすることが多くなりました。 授業でわからない言葉などがあっても、全部教師が教えるのではなく、自分で調べたり、学生同士が協力して学び合う。学びが学生中心に広がっていく授業を目指して、DUTでは『教えない授業』を実践しています。それに、ハノイやホーチミンの先生たちと協力して、勉強会も定期的にしています。例えば、『日本語教師のつながり広場』という教師同士の交流会を毎週実施しています。授業を通してわかった気づきや、疑問など拠点の枠を超えて共有し、教師の横のつながりを作りながら、みんなで成長していくことを目的にしています。 他の拠点の新しい視点をもらうことで、自分も導入したいと思えるし、それを実践できる環境です。もちろん、自由といっても、みんなで相談して、目的に沿った授業をすることが前提ですよ。今は仕事が楽しいので、月曜日が怖くないです(笑)。」 ー 前回の教育現場Voiceでお話を伺った倉知先生と同じく、学生の自律と教師自身の学び合う環境にフォーカスしているのがDUTの特徴ですね。そもそもなぜ「自律性」が必要なんでしょうか。 https://xseeds-hub.sun-asterisk.com/voice-20201211/ 「自分の目標を達成しようと思ったら、必ず自律性が必要になります。目標達成のために何が必要か考え、足りない部分があればそのために努力する。自分で考えて、実行して、振り返る。ただ言われたことをやるだけでは自分の目標は達成できないし、日本就職を目指す学生にはなおさら必要だと思います。でも、そう話しているわたし自身も完璧ではないので、まだまだ勉強する必要があるとわかっています。Sun*社内で行う勉強会はもちろん、会社外でも日本語教育研究会やワークショップ、オンラインでのセミナーなどにも必ず参加しています。」 ー ガン先生自身が自律性のもとに、学び続けているということですね。いち日本語教師として、あるいは大学のリーダーとして何か葛藤などはありませんか。 「DUTの学生は日本に就職したいという気持ちを持っているんですが、必修になっているITの授業と比べて、日本語の授業は自由参加で、単位もありません。その中で学生は、専門と日本語どちらにも情熱を注いで4年間学び続ける必要があるので、正直言って大変な環境です。だからこそ、学生のモチベーション管理はもちろん、自分から積極的に勉強できるような自律性を育てることが教師の大きな役割です。学生の日本就職の夢をサポートするという強い想いのもと、わたしたち教師自身も日々学ぶことをやめない姿勢を持っています。 でも、せっかくがんばって勉強し私たちがサポートしてきた学生も、コロナの影響でジョブフェアが少ないので、日本に行けるチャンスが今は少ないです。それに、ダナンではコロナでロックダウンが2回あったり、台風で休校になったり、今年は散々でした。特に、ロックダウン中のオンライン授業では、慣れない授業のやり方と、自粛疲れで学生も先生も本当に限界だったと思います。それでもなんとかみんなで乗り切ることができました。今は1人でも多くの優秀な学生がジョブフェアに参加して、日本に行けるチャンスを作りたいです。」 日本就職を決めた5年生の内定者 緑も多く、ゆったり時間が流れるダナンならではのキャンパス風景 終わりに 今回はダナン工科大学のガン先生のインタビューでした。大学のリーダーとして学生の成長と日本就職を全力サポートし、自分自身も成長をやめないとても頼りになる先生です。わたしたちの事業の内容やSun* JobFairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、こちらのFacebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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共に学び、実践し、そして成長する ベトナム全土のSun*メンバーによる実践共有会とは?  
共に学び、実践し、そして成長する ベトナム全土のSun*メンバーによる実践共有会とは?  
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今まで多くの記事を投稿し、現場で教える教師のインタビューや授業内容の紹介、大学紹介をしてきました。その全ての記事に共通しているのは、Sun*教育事業部のメンバーは成長マインドセットを持っているということ。決して自分のための授業ではなく、学生が日本就職の夢を叶え、日本で活躍できる、さらにはその後の幸せな人生を願い、日々教師はもちろん、学生管理のTC、そして営業部メンバーも仕事をしています。そこで今回は、そんな成長マインドセットをまさに具現化した学び合いである実践共有会についてご紹介します。どんな学びがあったのか、という成果はもちろん、そもそもなぜその学び合いが必要なのか、そして私たち教育事業部が何を目指しているのかご理解いただけます。ぜひ最後までご覧ください。 実践共有会とは? 北はハノイ、南はホーチミンまでSun*はベトナム全土に計4大学を拠点にしており、60名を超えるメンバーが教育事業部に所属しています。私たちは「日本で活躍できる人材の育成」を目標に掲げ、各大学の環境や教師の特徴を活かした教育を実践しています。同じ拠点で働く者同士の学び合いは言わずもがな、他の拠点にいる教師の実践やアイデアに触れることで、自分自身の拠点を見直すきっかけにもなり、何か新しいアイデアが閃くことも十分にありうるでしょう。 これだけ大きな組織になったからこそ、日本語教師、IT講師、TC、営業チームなどすべての垣根を超えて縦割りをなくし、お互いが学び合い、成長し、それを学生に還元したい。そんな組織にしたいという想いからこの実践共有会はスタートしました。この実践共有会では参加者の年齢や教師の経験、ベトナム人や日本人といったことは一切関係ありません。そしてこの会を企画・運営しているのも有志のいち教師で、参加も任意です。共有内容は日本語教育に関する内容であれば、なんでも構いません。 授業での取り組み 自分が抱えている悩みの共有 などなど、要は何でも肩肘はらずに共有してみましょう、ということです。2020年の8月に行われた第1回実践共有会は2部構成でした。そんな第1回の様子を今回はたくさんお届けします。 第1部 パネルディスカッション 実際の資料の一部 第1部では各大学の特徴や取り組み、今後実施していきたいことなどを各大学の代表者が発表しました。 大学の発表の例:ベトナム国家大学ハノイ校 例えば、ベトナム国家大学ハノイ校では、日本語は必修ではありません。(ハノイ工科大学は必修です)そのため、学生のモチベーション管理はもちろんのこと、どうやって日本就職を意識させるか、という工夫がハノイ工科大学とは違った視点で求められます。 大学の発表の例2:ベトナム国家大学ホーチミン校 ベトナム国家大学ホーチミン校はまだプロジェクト開始から日が浅く、2021年現在、2年目を迎えたばかりです。そのため、組織づくりから取り組んでおり、テストなどの評価に四苦八苦しながらも、外部の報告会にも参加するという積極的な取り組みをしています。このように大学ごとに状況は異なるからこそ、その状況を理解し、新たな視点を取り入れることが大切になってきます。もちろんお互いのリスペクトも忘れてはいけませんね。 第2部 希望者による実践共有会 事前に発表を希望する参加者がそれぞれZOOMの部屋で発表しました。他の参加者は自分が参加したいところに参加するというやり方でした。*発表は日本語・ベトナム語どちらでもOK 実践共有回のタイムテーブル 様々なテーマで発表がされていますね。全ての発表を詳しくご紹介するということはできませんが、例えば実践共有②のNhung(二ュン)先生は、VNUで学生を巻き込む授業案と、それを実践した反応などを共有していました。 Nhungの先生の資料1 Nhungの先生の資料2 いかに学生が受け身にならず、主体的に授業に取り組めるか。これをアクティブラーニングといいますが、インタビュータスクやミニゲーム、予習をしていることが前提で授業を実践する反転授業など、実践したNhung先生の発表はもちろん、参加した他大学の教師も意見を交換しあう情報共有の場となりました。この発表で、二ュン先生は「やりたいこと」と「やらないといけないこと」のバランス、そして何より具体的な学生の成果を見て判断していくことの難しさを実感したようです。ご紹介したのはほんの一例ですが、同じSun*で働いていながら大学ごとに環境も学生の特徴も異なるので、参加した教師にも新しい発見があるのはもちろんのこと、横のつながりができ、今後の成長が加速しそうだという反応でした。教師の成長=学生の成長ですから、この第1回実践共有会以降、各大学で大きな変化もあったようです。そして第1回とついているからには、もちろん第2回もありますよ。そちらはまた別の記事でご紹介します。 終わりに 今回はベトナム国内の大学に拠点がある環境を活かした実践共有会のご紹介でした。どのような内容で、教育事業部メンバーは学び合い、成長していくのでしょうか。今後もこの取り組みから目が離せませんね。わたしたちの事業の内容やSun* Job Fairに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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