• TOP
  • xseedsとは

About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
ベトナムの労働市場を調査しました
ベトナムの労働市場を調査しました
みなさん、こんにちは!xseeds運営担当の越本です。ベトナムでも2月の旧正月(テト)開け、新年ですね〜。 タイトルのとおり、ベトナムの労働市場の、特に給料にスポットを当ててリサーチしてみました。グローバル人材の採用を検討するとなれば、当然現地の給与感を気にされる方もいらっしゃるかと思います。恐らく読者の皆さんの中には、まだまだベトナムは発展途上国で給料はすごーく安い!と思われている方もいらっしゃるかも知れません。たしかに、そういった一面はまだまだありますが、ベトナムは国自体のGDPの成長率も依然として高く、その中でも特にIT分野は成長産業です。もしかしたら、意外な情報があるかもしれませんね!?今回記事の作成にあたり、インターネットの記事から、国内のHRサービス企業が発行しているマーケットレポートまで色々と集めてみました。ソースも記載しておきますので、ぜひ、ご活用くださいませ。 国全体 最低賃金(全国) まずは、国の産業全体の最低賃金から説明します。ベトナムにも日本と同様に地域ごとの最低賃金が存在します。 参照元)ベトナム人事の基本⑮ (ベトナムの最低賃金2021年) 最低賃金 都市部(第1地域)で4.42mil VND(= ¥22,000 - 23,000) 地域別に4区分されている ハノイ、ホーチミン、ダナンなどは第1地域に分類 上昇率 都市部の上昇率は19→20年で5.7%UP 過去5年で26.4%アップ、平均7.36%の上昇率(上昇率:16(12.9%)→17(7.1%)→18(6.1%)→19(5.0%)→20(5.7%)) 統計データから分かる通り、賃金上昇率はここ5年で平均約7.4%の上昇率です。日本だと賃金はほとんど変化がありませんが、ベトナムはGDPの成長率、現行の最低賃金などを考慮すればこの成長も納得です。 収入(全国) 次に、ベトナムの平均月収を見ていきましょう。 月収 参照元)Vietjo 【第54回】一人当たり平均月収から見るベトナムの地域格差について単位: 1,000ドン 2010年2012年2014年2016年2018年2020年ハノイ市2,013(¥9,585)2,945(¥14,023)4,113(¥19,585)4,875(¥23,214)5,901(¥28,100)5,981(¥28,480)ホーチミン市2,737(¥13,033)3,653(¥17,395)4,840(¥23,047)5,109(¥24,328)6,351(¥30,242)6,537(¥31,128) 参照元)JETRO 2020年版ベトナム家計生活水準調査結果の速報を公表 平均月収はハノイ・ホーチミン市で6,374,000VND (¥30,350) 大卒の初任給は250~380USD(¥28,000 - ¥39,200) 1人当たり月間平均所得は10年間で3倍に増加 ハノイとホーチミンでは、ホーチミンの方が高い10%程度高い このデータだけみれば、読者のみなさんの中には「こんなに低いの?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これはあくまでも平均です。農家や工場などのブルーワーカーの割合が大部分を占めていることが要因だと考えられます。驚くべきは、成長率ですね。10年間で約3倍に成長しています。(日本の場合2010年と2019年で比較すると1.06倍とほぼ横ばい)経済発展が続き、高等教育機関への進学率も上昇しているので、中間層が急激に増加しています。記事:この記事によると、この中間層は2030年までに3600万人、人口の75%に拡大するとのようです。この中間層ですが、「1日11USD(約¥1,250)以上の可処分所得のある人」という定義のようです。 参照元)ベトナムの大卒初任給、月250ドルからベトナムの中間層、今後10年で+3600万人増 全人口の75%に 業界比較 参照元)One value_ベトナムの平均年収:業界別の特徴を解説 IT業界は、業界別で3位 1位、2位はインフラ事業であるため、国営の名残りが濃く、所得が高い 業界別の給与差については、こちらの記事が詳しいです。 メーカー・製造業系は、アウトソース先としてがメインで、R&D機能をもった会社が少ないため、この位置かと推測しています。情報通信系は、現在3位ですが今後もっと順位を上げることが予想されます。xseeds学生の中には学生時代から外資系企業のプロジェクトに参加し、500 - 1,000USDの報酬を得るような強者もいるくらいです。ここまで、ベトナム全体についてまとめました。ここからは、大部分のxseeds学生が専攻しているIT業界について説明していきます。 IT業界について 月収 参照元)TOP Dev Vietnam IT Market Reports 参照元)Navigos_THE REPORT ON ICT EMPLOYMENT ~2year : $342 -$530 (¥37,620 - 58,300) FRESHER(新卒〜2年まで)でも全国平均の約1.7 - 2.9倍 2 ~ 4year : $525 - $1,161 (¥57,750 - 127,700) 2 ~ 4年の経験者となると全国平均の約2.6 - 5.9倍 注目すべきなのは、FRESHER(新卒〜2年まで)の中の上位20%は500-700USD、4%は701-1000USDが初任給のレンジとなることです。xseedsで学んだ学生の中には、自ら現地国内での就職をする学生もおりますが、国内で就職したとしても上位20%(500-700USD)の給与レンジで仕事に就いています。 給与の変動要因 給与の変動要因として大きくあげられるのは主に技術スタック、技術レベル、職種です。これらの内容もレポートに記載があったので紹介したいと思います。 技術別 参照元)TOP DEV_Vietnam IT Market Reports(2021) こちらの図は、2021年の技術別給与平均です。図からもわかるとおり、ベトナムの市場も他の市場と同じくデータサイエンス系、クラウド系の技術がトレンドであることがわかると思います。これらの技術があれば新卒でも750USD以上の給与となることもあり、エンジニアからの注目度も高い技術です。 職種別 参照元)TOP DEV2_Vietnam IT Market Reports(2021) こちらの図はポジション別の給与平均です。先ほどお伝えしたデータサイエンス系(データアナリスト、機械学習、AI)だけでなく、クラウドやDevops系の重要性も高まっています。このトレンドは、ビジネスの維持・発展において必要なビジネスのデジタル化がコロナ禍により促進された影響のようです。プロジェクトマネージャーの給料は、現地でこの職種を3年程度経験すると1,500USD以上になる場合もあり、経験値の多い人では2,500USD程度まで到達します。技術的なスキルだけでなく、マネジメントやコミュニケーション能力などのソフトスキルを要する職種のため、マーケットでは希少性が高い印象です。ベトナム現地でもこれだけの給与水準を目指せる業界になってきています。ITエンジニアは優秀であればあるほど、検索リテラシーも高いため、採用側も日本基準だけでなく、業界全体のトレンドに注意を払った方がよいかと思います。 言語スキル 多言語を操るエンジニアの場合、外資系企業ではブリッジSEとしての活躍も期待されます。 参照元)IT Navi2020 言語スキル(日本語の場合) N3 +100USD ~ 150USD N2 + 150USD ~ 250USD N1 + 250USD ~ 350USD 日本語資格手当→N2: 約100USD、N3: 約150USD  仕事で使う場合→N2: 約100USD、N3: 約150USD  資格手当は、資格所持者に与えられる手当のことです。会社の規定などによって、この資格をもっていれば仕事で使用するかどうかは関係なく、一律で支給されます。さらに資格を活かした仕事をする場合に、ベース給与額が向上します。会社として資格手当を定義していない場合、ベース給与額に反映する会社が多いです。xseeds学生の中には、内定を取得したが、日本政府のコロナ水際措置の影響で渡日できず、現地国(ベトナム)でリモートワークするケースが増えています。この場合、彼らへの適正給与は、 N3所持学生の場合、600USD (¥66,000) N2所持学生の場合、650USD (¥71,500) が適正ラインであると考えています。リモートワークのため、オフライン時の正社員給与(500-700USD)と同水準と考えることは難しいため、ベース給与を500USDと仮定しています。日本語を業務で使用することは考えられますが新卒のため、中途採用の条件と同水準とは考えにくいためこのような数字となっています。 終わりに いかがでしたか?2011年にベトナムで現地採用で就職した私からすると、とんでもない成長スピードで本当に驚くばかりです。情報産業は、インターネットと技術発展により国の境界が他の業種より低く、そのため他の産業と比べ、その成長も著しいものがあります。この記事が少しでも皆様の採用のお役に立てれば、嬉しいです。 わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
ベトナムでは日本語教育・日本式教育が盛ん!?その背景とは?
ベトナムでは日本語教育・日本式教育が盛ん!?その背景とは?
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます! 以前、ベトナムの教育制度に関する記事で、義務教育について、数学に強いと言われる所以についてお伝えしました。 https://xseeds.sun-asterisk.com/education-20211125/ そちらでも少し説明しましたが、ベトナムでは第二言語として英語以外に日本語を取り入れている学校があります。多くの企業様から「ベトナムでは日本語教育は盛んに行われているんですか?」と質問をいただきますが、今回はそれにお答えいたします! ベトナムではなぜ日本語に注目されているの? 実際、日本語を学ぶベトナム人は増えているの? ベトナム人が日本語を学ぶ目的は? そんな疑問をお持ちの方にぜひ読んでいただきたい記事です。 なぜベトナム人は日本や日本語に注目? ベトナム人の日本語学習者を対象としたアンケートによると、日本語を学ぶ目的は「仕事や就職の関係」「日本に留学したい」「趣味」「日本のことを知りたい」の4つが多く回答されています。 【参照先】ベトナムにおける 日本語教育の現状と日本留学の関係に関する研究  最も多い答えは「仕事や就職の関係」でしたが、日本だけでなくベトナムでも日本語が話せる人材が必要ということがわかります。ベトナムにはハノイ、ダナン、ホーチミンに日本商工会議所があり、2020年末時点で約2000社が加入しています。アセアン諸国へ進出した日本企業のうち、ベトナムへ進出した日本企業数が2018年に第1位となりました。その後も1位を継続しています。ベトナムへの投資額は2018年のデータによると日本は83億4,305万ドルで1位で、2年連続1位という結果です。日本からの投資件数は3年連続で増加しており、2018年に過去最高を更新しました。日本もベトナムに注目していることが見て取れます。過熱していくベトナムでの日本語教育は、こういった経済的背景が大きく関係してることがデータからもわかりますね。 【参照先】ベトナム進出の日本企業数についてベトナムの日本語学習者数の伸び率は世界一(ベトナム語) 日本における在留ベトナム人の推移 次に、日本での在留ベトナム人の推移を見ていこうと思います。 上のグラフを見てわかる通り、在留ベトナム人は年々増加しています。現在在留外国人の国籍で最も多いのは中国です。ベトナム人は2019年までは2位だった韓国を2020年に抜いて2位となりました。技能実習生の増加がこの結果に大きく影響していますが、ホワイトカラーといわれる高度人材枠でもベトナム人の日本への進出が顕著です。 留学技能実習生技術・人文知識・国際業務その他総数総数227,844383,248283,2591,929,2142,823,565中国106,09958,02186,562494,729745,411韓国9,32111224,378382,578416,389ベトナム51,337220,55664,093114,060450,046 ちなみに、Sun*が教育を提供しているxseedsの対象学生たちは、「技術・人文知識・国際業務」のカテゴリーに属し、日本で就労しています。 【参照先】ベトジョー:日本の在留ベトナム人数44.8万人、韓国抜き国籍別2位に ベトナムにおける日本語学習者の増加 2015年および2018年の国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の調査によると、日本語学習者数、増加率は以下の通りです。 2015年学習者数2018年学習者数増加率中国953,2831,004,625105%インドネシア745,125709,47995%韓国556,237531,51196%オーストラリア357,348405,175113%タイ173,817184,962106%ベトナム64,863174,521269% 2018年のデータを見ると、海外の日本語学習者は、中国、インドネシア、韓国、オーストラリア、タイに次いで6番目に多く、ベトナムはまだまだ少ない印象を受けます。ですが、前回の2015年の調査結果と比較すると、ベトナムの日本人学習者数の伸び率は世界的にみても1位となっています。学習者数上位国がほぼ横ばいの伸び率に対して、ベトナムのこの結果から、それだけ日本や日本語への注目度の高さが伺えますね。また、上に挙げた国別の、新型コロナ流行前2019年12月に行われたJLPT受験者数は以下の通りです。 2019年12月実施JLPT受験者数中国133,082インドネシア16,211韓国36,997オーストラリア1,504タイ13,014ベトナム41,151 日本語学習者数のみに注目すると他国と比較した時に少ない印象を受けますが、JLPT受験者数は世界2位となっています。これはおそらく技能実習生によるギャップで、彼らは送り出し機関で日本語教育を受けているため、日本語学習者として数字に反映されていないと考えられます。次に、ベトナムにおける学習者の属性は以下の通りです。 初等、中等、高等教育においての日本語学習者ですが、上の表には所属機関の正規科目として学習している人以外にも、課外活動として日本語を学んでいる人も含まれています。学校教育以外というカテゴリーは、民間の日本語学校や技能実習生の送り出し機関などが該当します。圧倒的に割合が高くなっているのは、技能実習生が多いことが第一の理由です。以前は日本語を学ぶ環境がなかった地方都市でも、ベトナムに帰国した元技能実習生や元留学生などが地元で日本語教育を提供するということも増えています。確かに、私もハノイで日本語を話すベトナム人に出会うことも多く、「どこで日本語を勉強したのですか?」と尋ねると、技能実習生として日本で仕事をしていた人がほとんどです。日本語教育機関や日本語教師の数も、元技能実習生の増加によって今後ますます増えることが予想されますね。 【参照先】国際交流基金:2018年度 海外日本語教育機関調査JLPT:実施国・地域別応募者数・受験者数ベトナムにおける元技能実習生日本語教師の現状と問題点 ベトナムの小・中・高校での日本語教育 冒頭でもお伝えしましたが、2016年にベトナム政府は第二言語として英語以外に日本語を取り入れることを決定し、2021年2月時点で63省市のうち10省市において日本語教育が行われています。 【参照先】在ベトナム日本大使館 日本語教育に留まらず行われている『日本式教育』 注目されているのは「日本語教育」だけではなく、マナーの習得、自立の促進、日本の道徳心等を養うことを目的とされた「日本式教育」も挙げられます。世界には多くの日系幼稚園が存在しますが(ここベトナムにも、ハノイに5ヶ所、ホーチミンに6か所あります)、主に現地の子どもたちを対象とした日本式小学校はほとんどありません。その一つがベトナムハノイにある「日本国際学校(JIS)」です。※ちなみに、私が調べた限りでは2022年1月時点でエジプトにあるエジプト日本学校、カンボジアにあるCIESF Leaders Academy、JISの3校が海外にある日本式教育を行っている小学校です。 【参照先】JICA 「日本式教育」で、子どもたちが変わる!CIESF Leaders Academy JISは、幼稚園の年少児から高校2年生(今後高校3年生まで設置予定)までが通う日本式インターナショナルスクールです。学生は99%がベトナム人で、日本の文部科学省が定める学習指導要領に沿ったカリキュラムを日本語で提供しています。入学当初はまったく日本語ができない学生も多いのですが、日本語という語学を学びながら日本の教科書に沿って算数や技能教科(音楽や体育など)も学び、高校卒業までにN1を取得する学生もいます。JISでは日本語ができる学生を育てるだけではなく、日本式の道徳の授業にも力を入れており、上にも書いた通りマナーの習得、自立の促進、日本の道徳心等を養うことも目的としています。一般的なインターナショナルスクールのイメージは、母国語や公用語が英語ではない国にある、英語で授業が行われる学校というものだと思いますが、日本語のインターナショナルスクールで日本人学校以外の存在となると大変珍しいです。JISで働く先生にお話を伺ったところ、「JISに子どもを通わせているのは、その子に日本式のマナーや道徳心を持ってほしい、将来日本に留学や就職してほしいという強い思いが親御さんにあるから」とのことでした。JISに通う生徒の親の中で日本語を話せるのは、その先生のクラスで見ると生徒19人中3人のみで、自分自身は日本語も日本式教育も知識がないけれど、ぜひ子どもには習得してほしいという思いがあるようです。また、JISの高等部を卒業後は、100%の学生が日本にある大学に進学を希望しています。それを実現するためにJISは複数の日本の大学との提携を進めており、一期生(現在高校2年生)の卒業とともにJIS出身の留学生が日本へ羽ばたいていく予定です。それだけ日本式教育が注目されているということですね! 終わりに いかがでしたか?今回は、ベトナムの日本語教育、日本式教育事情についてお届けしました!日本語教育、日本式教育がベトナムでは積極的に行われています。教育からもわかるようにベトナムは日本を向いており、また、JETROのデータから日本がベトナムを向いていることもわかり、より強い両国の関係性を目指していることが理解できます。今後も日本語教育の需要は増えることが予想され、渡日するベトナム人も増えるのではないかと思います。 私たちSun*も日本就職を目指す学生のサポートを今後も引き続き行っています!わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
【ベトナム人学生を紹介】日本語力もITスキルもトップレベル!持ち前の向上心で日々成長中の学生プログラマー
【ベトナム人学生を紹介】日本語力もITスキルもトップレベル!持ち前の向上心で日々成長中の学生プログラマー
「漠然とした気持ちでHEDSPIコースを選びましたが、授業やインターンを通してコーディングやチームでのプロジェクトの楽しさにハマっています!」 そう語ってくれたのは、日本企業に内定済み、現在はハノイ工科大学の5年生(最終学年)でSun*ベトナムにてインターンを行っているズオンさんです。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!先月から始まった大好況企画、 新シリーズ「ベトナム人学生を紹介!」 の第2弾をお届けします。今回は、前回のタインさんと同じプロジェクトチームに所属し、開発を担当するズオンさんにインタビューしました。※タインさんのインタビュー記事は以下からご覧ください。 https://xseeds.sun-asterisk.com/interview-20211209/ タインさんのインタビュー記事でもお伝えした通り、ズオンさんも以下のような素晴らしい経験、スキルをお持ちです。 コンピューターサイエンスを理解している モダンな開発言語、開発フレームワークを勉強している 開発プロジェクトを実践レベルで経験している 穏やかな声の奥にITへの熱を感じさせるズオンさん。インタビューでは、インターンを通して学んだことや仕事をする上で気を付けていること、将来の目標などを語っていただきました。どうぞご覧ください! 日本やITとの出会い ズオンさんはJLPTのN2をいつ頃取得しましたか? N2は昨年2020年の7月に取得しました。大学卒業後にN1を取得することが目標の一つです。渡日後に日本企業で働くことでさらに日本語力を向上させることができると思うので、勉強も頑張ろうと思います。 努力家ですね!ズオンさんはいつから日本語を勉強し始めたんですか? 本格的に勉強を始めたのは大学入学した後ですが、日本語に初めて出会ったのは12歳くらいです。その時、ドラゴンボールやワンピースのアニメを見ていました。言語は日本語で字幕がベトナム語だったので、日本語がわからなくても内容は理解していました。 日本語との出会いは子どもの時だったんですね。では、ITとの出会いはいつ頃だったんですか? 具体的には12年生(日本の高校3年生に相当)の時でした。進路を考えているときにITに進もうかなぁという軽い気持ちで考えていたのが正直なところですが。。。実は、11年生(日本の高校2年生に相当)の時にはベトナム軍の大学に入りたいと思っていました。そこに入ると体を鍛えられるだけではなく、他の大学のように勉強もでき、学費が無料な上に少し給料も支給されるんです。 日本の防衛大学校のようなところがベトナムにもあるんですね!でも、その軍の大学ではなくITの道に進もうと思ったんですか? その大学に入学するには健康診断や運動能力チェックがあるんですが、残念ながらそれをパスすることが出来ませんでした。その後どの大学に行こうか迷っていた時に、将来性があるITを学ぼうと思ったのと、漠然と日本で働いてみたいと思い始めて、最終的にHEDSPIコースのあるハノイ工科大学(HUST)に入学しました。 HUSTの勉強は大変ですか? 大変ですね(笑)予習も復習も大変だったので、大学1年生の時は一日中大学にいて勉強していました。実践IT授業が好きなんですが、例えば松浪先生はいつもとても熱心に教えてくれる先生です。※松浪先生の夏期講習の様子はこちらは https://xseeds.sun-asterisk.com/itjapanese-20210819/ 今Sun*でインターンとして参加しているプロジェクトのPMでもある、IT講師の平田先生もいい先生です。厳しいところもありますが、ユーモアがある先生なので、教室の雰囲気をとても明るくしてくれます。 Sun*のインターンについて 好きな先生がインターンではPMとして関わっているんですね。インターンではズオンさんはどんなことを行っているんですか? 私は前回インタビューを受けたタインさんと同じプロジェクトのメンバーで、SchoolerというLMS(Learning Management System)を作っていて、チーム内で主にプログラマーとして開発を行っています。フロントエンドはReact、redux-saga、バックエンドはPHP、フレームワークはLaravelを使用しています。これらのスキルは、大学の授業で学んだり、実践IT授業でも学びました。大学内のプロジェクトとして、学んだプログラミング言語で簡単なゲームを作ったりもしました。私はプログラミングが好きなんですが、その中でもPHPが好きです。PHPには多くのフレームワークが存在していて、フロントエンド側でもバックエンド側でも使えるのは便利だと思うので、特に私はMVCモデルのひとつであるLaravelを使っています。 授業で学んだことをインターンとして実践で使用しているんですね! はい。ですが、インターンを初めて1ヶ月くらいの時は大変でした。例えばフロントエンドで使用している3つの言語はHUSTでは4年生から学び始めるんですが、インターン開始直後はまだ授業で少し学んだ程度だったので、学校の授業以外でも独学で勉強したりもしました。私の場合、何かわからないものがあったときはまずgoogleで検索をするんですが、その答えがViblo(※1)というエンジニア向けナレッジ共有サイトに書いていることが多いのでよく利用しています。 ※1:日本で言うQiitaのようなサイトで、弊社CEOの小林も以下で語っています。   ホームレスから1500人規模の社長に--スタートアップを照らすSun Asterisk小林氏 このサイトは母語であるベトナム語で書かれているのでわかりやすいです。Vibloでもわからないものについては、プログラミング言語そのもののウェブサイトを見ることもあります。また、わからないことがあっても、SchoolerのプロジェクトメンバーであるSun*の開発担当者や、一緒に行っているインターンの仲間が親切に教えてくれたので感謝しています。前に、コーディングが終わった後にGitHubにソースコードをアップしたんですが、プルリクエストに関しての管理方法がわからないことがありました。その時Schoolerのチームリーダーに聞いたらCI/CDツールを使うことでソースコードを適切に管理できるようになり、すぐに解決することができました。 いいチームですね!インターンをしていて充実していたり楽しいと思う時はいつですか? うーん。。。難しい質問ですね。インターンをしているときはいつも楽しいので、一つ選ぶことはできないです(笑) いつも楽しいんですか!?インターンが充実している証拠ですね。例えば、どんなことが楽しいと思えるんでしょうか? Sun*VNオリジナルの法被で記念撮影するズオンさん コーディングも楽しいですし、チームメンバーと一緒に一つのプロジェクトに取り組むことが楽しいです。今、大学の卒業プロジェクトとして、Linkedinのようなウェブサイトを一人で作っています。プログラミング言語はPHPとJavaScript、フレームワークReact.jsを使っています。サイトの内容を具体的に説明すると、仕事を探している学生や転職活動をしている人と、人材を探している会社を結び付けるサイトです。個人のページには趣味、大学での成績やプロジェクト、インターン情報などの他に、今仕事をしている人は行っている仕事内容やスキルなどを載せることができます。人材を探している会社は必要なスキルや経験を持った人材を検索することができます。このアイディアは大学のある先生が言っていたものなんですが、面白いなと思って作ってみようと思いました。まだ完成していないのですが、マッチングシステムなども追加したいと考えています。卒業プロジェクトも楽しいのですが、このプロジェクトは一人で行っているので、チームワークがいいチームで行う今のインターンプロジェクトの楽しさを余計に感じます。 なるほど!ズオンさんがチームワークよく働く上で気を付けていることは何ですか? 仕事をするときに、自分だけのことに集中するのではなくチームメンバーのことを意識するように気を付けています。例えば、自分が取り組んでいるタスクを進めながら、チームメンバーは今何に取り組んでいるのか、その進捗はどうかを知るように意識しています。そうすれば、もし誰かが困っているときに自分が知っていることを伝えることでチームとしてのスピードがあがるかもしれません。私だけではなくこのプロジェクトメンバーは全員がお互いにサポートしあったり確認しあったりしているので、チームワークがいいんだと思います。 いいチームに恵まれているからこそさらに楽しさを感じているんですね。大学で学んだことでインターンに役立っていることは、コーディング以外にどんなことがありますか? やはり日本語です。大学1年生の時から勉強してきた成果が、PMの平田先生と話すときに役に立っています。インターンとして実践的な日本語会話の経験を積むことで、さらに日本語力が伸びたように思います。 日本就職後にはきっともっと日本語力が伸びますね! そうなるように頑張ろうと思っています。最初に「渡日後にN1を取りたい」とお伝えしましたが、本当の目標は渡日前にN1を取ることです。就職後は忙しくてなかなかJLPTの勉強をする時間が確保できないかもしれません。ベトナムにいる間に出来る限り勉強をしてN1を取ることがベストだと思います。 今後日本語以外で勉強したことや将来の目標はありますか? AIにも興味があるので、いつかAIの携わるプロジェクトを行いたいです。AIに興味を持ったきっかけは日本のロボットや自動運転技術がすごいと感じたことです。具体的にはまだ考えていませんが、いつか自動運転のプロジェクトがやりたいと思っています。自動運転技術によって事故が減ると思うので、いつかその技術をベトナムでも導入したいです。それとは別の目標として、BrSE、PMになりたいと思っています。そのためにも日本語やITスキルなど、これからも勉強し続けるつもりです。 大好きなお父さんと記念写真を撮るタインさん ズオンさんの向上心の強さなら、必ず目標を達成できると思います。インタビューの機会をいただきありがとうございました! PMの平田先生からのメッセージ タインさんのインタビューに続き、インターンとして参加しているSchoolerのPMである平田先生よりメッセージをいただきました! 『ズオンさんは学校の授業や自己学習で習得した技術やスキルを使って、インターン開始した当初からすぐにプログラマーとして活躍してくれていました。それだけでなく日本語力も高く、技術的な内容も日本語で私に報告や相談できていました。ただ、あまりにも技術者的な考えが強く、システムの改善や新しい機能の開発において仕様を考える際に、開発コストが低い案やチームとして経験があることからより安全な案を強く推進しようとする傾向があり、UXやユーザを軽視した考えを主張することがありました。 そんな彼も1年近く経った今では、どうすれば、ユーザに使いやすい機能がつくれるのか常に考えて、仕様案を提案してくれるようになりました。この経験を通してわかったことは、技術志向の学生たちはときより技術を使って世の中に貢献するというより、技術を追求したいというようなことを主張するということです。ですが、これはユーザに向けたサービスを作った経験がなく、前者のような考えのすばらしさや重要性を知らないだけであり、彼ら自身の根本的で不変のマインドではないということです。現に彼は私やチームメンバとの対話を通じてマインドをアップデートしたことで、持ち前の能力と相乗してさらに活躍してくれているので、学生の志向性を1回の言動だけで判断するのはもったいないと強く感じました。 先ほども触れましたが、彼は日本語自体はすごく上手で、私の質問に対して言葉にしていない真意すら感じ取って返答してくれます。ですので、口頭での受動的な質疑応答では、高いコミュニケーションと説明能力を発揮してくれます。ただ、これが文面でしかも彼が能動的に説明する際には、言葉や情報が足りずこちらが理解できないことが多いです。この傾向はベトナム人だけではなく、日本人でも地頭がよい人に多いので、彼に改善しろと言うのは少し酷ではありますが、将来日本で働く際にこのような簡単なミスコミュニケーションで彼の評価を下げてほしくないと思っています。彼の説明が足りない部分は、私が細かくヒアリングしているつもりですので、自分の説明で何がたりないのか感じ取って改善してくれれば良いと思っています。』 平田先生の厳しくも温かいメッセージ、どうもありがとうございました!! 終わりに いかがでしたでしょうか。今回は、ベトナムの優秀な学生を紹介するシリーズの第2弾として、Sun*ベトナムのインターン生、ズオンさんにお話を伺いました。ズオンさんは現状に満足せず、とても謙虚な姿勢と向上心を兼ね備えた学生でした。インタビューを通して私自身が多くを学ばせてもらった気がします!実践IT授業や内定者研修、一部の学生はSun*ベトナムでのインターンを通して、日本就職前にさまざまなことを学び、技術面のみだけではなくチームで働く上での即戦力の人材に成長しています。今後も「IT×日本語」の素晴らしいベトナム人学生を紹介していきますのでお楽しみに! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
内定後もしっかりサポート!定着支援とは?
内定後もしっかりサポート!定着支援とは?
みなさん、こんにちは!GEUのひゅーこと、越本です。 これまで、本ブログでは弊社の教育事業や外国人材の採用について色々とご紹介してきました。今回は、今までの記事ではあまり触れなかった、 「内定後のサポート(定着支援)」 にクローズアップしてご紹介したいと思います。今までの記事でもお伝えしているように、このプロジェクトの目標は「情熱をもったイノベーターの輩出」です。当然、採用ができたら「はい終了」というわけにはいきません。内定をゲットした学生たちが、きちんと就職先で活躍しなければ、グローバル人材の可能性を感じていただくこともできず、この取組みを継続することもできなくなってしまうと考えています。したがって、我々のサポートは、内定後も継続し、活躍できる状態まで仕上げ、送り出したあとも一定期間、実施しています。正直にいえば、今もまだトライアンドエラーの連続です(汗)日々、企業のご担当者様にご協力いただきながら試行錯誤して、共同でベストな方法を模索しています。 「グローバル人材の雇用を検討しているが、サポート体制が不安」 「入社後のサポートもあるか気になる…」 といったお悩みをお持ち方は、拙い内容かもしれませんが、ぜひご一読ください。 定着支援とは? xseedsの定着支援は、主に2つのフェーズで構成しています。 渡日前サポート:内定〜渡日まで(1年〜2年) 渡日後サポート:渡日、就職してから1年間 本日は、【2. 渡日後サポート】について紹介させていただきます。【1. 渡日前サポート】については、現在記事を作成中なので、乞うご期待! 渡日後サポートについて 我々の渡日サポートの目的は端的にいえば、下記の3点になります。 会社側に、期待していることを明確にしていただく それを入社した候補者に、齟齬なくきちんと理解してもらう 内定者の不安や不満を聞き、企業側にお伝えする 期待を裏切る形(?)になったかもしれませんが、そこまで特別なことではありません。別の記事でも何度かご紹介させていただいておりますが、我々の教育目標は、「日本で活躍できる人材の育成」です。「日本企業への入社」ではなく「日本で活躍すること」が目標 というのは、チームメンバーにも耳にタコができるくらい伝えております。この「活躍」という言葉ですが、そもそもこの基準は企業ごとに異なります。また、個人ごとにも異なるはずです。学生の能力や職種、配属先によって異なるのは、当然ですね。努力するという点において、学生と社会人の最も大きな違いは、 成果を出すために、努力のベクトルを意識する必要があること だと考えています。学生時代のペーパーテストでは教科書に従って勉強していれば、良い成績を得られることが多かったはずです。しかし社会人となると先述したとおり、闇雲に努力するのではなく、きちんと【何を、どれくらい、どのように】努力すべきなのかという計画が必要になってきます。さらに、その成果を定期的に観察し、定期的に自分自身でPDCAを回すことが求められます。これらを実施するための第一歩が、会社の期待をきちんと内定者と共有することなのです。しかし至極当然のことのように思われるこれが、たまにズレてしまうことがあったりします。原因は、 企業側の伝え方が抽象的 内定者が理解した気になっている(誤って認識している) です。日本人でさえ、学生と社会人のマインド・考えには大きな差がありますが、これがグローバル人材となると、言語的な問題だけでなく文化的な違いも起因し、想像以上に認識のズレが発生しがちです。 双方の言語的、文化的な背景による理解のズレをなくすための潤滑油になるそして、発生するトラブルを未然に防ぐために、授業に還元する これが私たちの「定着支援」です。 具体的なアクション 入社後サポートとして実施していることは、入社してからの1年間で、企業・内定者の双方に計2回アンケート、ヒアリングを行っています。 新人研修終了後(入社約2-3ヶ月経過時点) ヒアリング1回目から半年後(入社してから約1年経過時点) 以下、それぞれのヒアリングの目的・内容について説明いたします。 新人研修終了後 ⚫︎企業側 日本人の内定フォロー担当とベトナム人の内定者チームの担当が対応します。1回目のヒアリングでは、内定者へのフォロー体制や入社後の研修内容などについてヒアリングしています。他の企業様が実施されて効果的だった事例などもあわせてご紹介したりします。 <研修・フォロー例> 例 内容効果A社▼研修・社員への日本語でのインタビュー▼フォロー体制・入社後上長との週3回(30分ほど)の面談実施関係者と日本語を話す機会を多くし、日本語向上と関係性構築につながったB社▼研修・4月入社の日本人の新卒のメンターにアサイン日本人の新卒を育てることでインプットもアウトプットも行えるC社▼体制・内定者が複数いるので、上司ー内定者のコミュニケーションを他の内定者にも見える形で実施内定者同士が切磋琢磨し、相乗的な効果が生まれた ⚫︎学生側 内定者チームのベトナム人メンバーが担当します。内定者のほとんどは、外国で働くことはおろか、行くこと自体も初めての人たちばかりです。中にはホームシックになる子もいたりするため、このタイミングで生活環境や職場環境、周りの人たちとの関係などざっくばらんに話します。ヒアリング時点での不安などを解消することはもちろんですが、今後も困ったことがあったときに連絡できるという安心感を与えることが目的です。 ヒアリング1回目から半年後(入社してから約1年経過) 新人研修が終了し配属されてから一定期間が経過したタイミングです。現場の上長となる方も内定者に慣れてきているかと思います。また、内定者も社内環境や日本人とのコミュニケーションに少しずつ慣れてきたタイミングです。このタイミングでは、冒頭にお伝えしたとおり、内定者が活躍するための成長を目的としてヒアリングします。 ⚫︎企業側 企業様には事前にアンケートでご回答いただいた上で、いただいた回答にそってヒアリングをさせていただきます。特に内定者に対しての下記項目を、「日本語」「IT技術」「社会人として」の3つの視点でヒアリングしていきます。 これまでの成長 現状の満足度 これからの期待する成長 ⚫︎学生側 学生にも、1回目と同様にヒアリングを実施します。ここでは、企業様にヒアリングした内容と同様の項目をヒアリングした上で、企業様が期待する部分とのズレがあった場合には母語で説明を実施します。ほとんど全ての学生は、特に問題なく元気そうなので20分くらいで終了となりますが、悩みを抱えている内定者がいる場合には、話を聞きます。たまに、「危機感を与えたいので強めにフィードバックしたいが、どのテンションで伝えていいかわからない」とのお悩みを企業様からいただくことがありますが、そういう場合には日本人のフォロー担当が、強めに伝えることもあったりします(苦笑) 見えた課題を教育の場に 上記の内容から浮き彫りになった課題は、教育現場にも共有し改善に活かしています。本科の日本語の授業はもちろんですが、内定者向けに実施している内定者研修では、コミュニケーション技術や、社会人のマインドセットについて学ぶ授業も実施しています。ソフトスキルは、一朝一夕に身につくものではありませんが、ここで学んだことを社会に出たあとで「あ、あのとき学んだことだ!」と思い出してくれることを期待して日々、教授内容や方法を模索しています。 今後目指しているもの 日本での外国人材採用が急速に進む中で、外国人材の受け入れに伴い、日本社会でも異なる文化への理解が求められるようになってきました。そのような状況の中で「初めて外国人材を採用するので心配」と不安な想いを抱えた企業様が多くいらっしゃいます。同時に、日本へ行く内定者も、異なる文化の中で外国語を使って業務を行うことに対して、とても不安に感じています。このように不安を抱えた企業様と内定者が、入社前はもちろん入社後も安心して働ける環境づくりをサポートしていけたらと思っています。 終わりに 学生が日本での生活、仕事で少しでも円滑なコミュニケーションを取れるように、また、xseeds Hubを通して外国人エンジニアの採用を検討されている企業様が少しでも安心して採用活動に取り組めるように、これからも精一杯サポートさせていただきます! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
【個性がわかる】グローバル人材の面接術
【個性がわかる】グローバル人材の面接術
みなさん、こんにちは!GEUのひゅーこと、越本です。 私は主に、海外大学との渉外業務、xseeds Hub(※1)ご利用企業様のアカウント担当、チームの制度やプロセス策定などビジネスサイドをメイン業務としています。さらに、候補者(学生)の面接力向上のための施策や仕組みづくり、面接練習なども担当しています。※1 海外理系トップ大学限定 採用選考プラットフォーム「xseeds Hub」 先日、ある企業の人事様から選考会で「学生の個性や人間性がわかりにくかった」というお言葉を頂くことがありました。面接の様子を観察してみると、たしかに。候補者の回答は同じようなものが続き、比べるのが難しいかもしれません。同時に私からすると、「あ!そこもっと深堀りしたらいいのに」とか「面白い考え方をしていそうだな」と感じるやりとりもありました。面接でよく聞かれていらっしゃったことは下記のような質問になります。 あなたの夢はなんですか? あなたの趣味はなんですか? なぜ日本で働きたいと思っていますか? 日本で何年働きたいですか? 面接では、どれもよく聞かれる一般的な質問です。故に、候補者の回答も一般的な模範解答になる傾向があり、たしかに個性がみえる回答とは言い難かったかもしれません。候補者も日本の就活プロセス(自己分析、企業分析、ESなど)を理解した上で、導き出した回答なので熱意を感じる一方で、それが裏目にでてしまっているな という感覚を持ちました。人は、質問者との相対的な立場、シチュエーションに合わせて、回答をあわせてしまう潜在的な傾向があります。これが回答のテンプレ化につながる大きな要因だと私は考えています。つまり、質問者の欲しいであろう(評価するであろう)回答を推測し、そこに当てはめようとした結果、同じような回答が続いてしまったということですね。そこで今回は、グローバル人材を面接する際に、同様の印象を持たれた方向けに、少しでもお役に立てるようなテーマを選びました。今回のテーマは、ずばりこちらです。 「候補者の人間性がわかる質問」 本記事は「このような回答をする人はこういった傾向がある」というものを断定するものではありません。様々な回答が想定され、候補者の人たちがのびのびと話すことができるので人柄(人間性)がわかりやすいというのが狙いです。また人間性を知るだけでなく、面接を和やかにすすめる上での序盤のアイスブレイクにもご活用いただけるかと思いますので、ぜひご参考ください。 グローバル人材との面接の心得 質問例をご紹介する前に、グローバル人材の面接における注意点を2点お伝えします。 解答への深掘り どの質問にも共通していえることですが、 必ず回答に対して理由やその考えに至った経緯などを深堀り して聞くようにしてください。日本人との面接では、そこまで深堀りしなくとも、候補者が話してくれることが多いと思います。これは、その候補者が日本の就職活動に対し一定以上の理解があるため、出題者の意図を察して話すことが染み付いているからです。しかし海外では、日本の就活プロセス(自己分析、企業分析、ESなど)は一般的ではないため、質問に対し回答のみ(それを支える根拠や理由などがない)という場合がございます。これは、言語的障壁ではなく、就職活動における文化の違いや母国で受けた言語技術に由来しています。ですから候補者の回答に言葉が足らない場合でも、能力や適正がないとすぐに判断せず、意識的に深堀りをするようにしてみましょう。下記が、たまに発生する回答のみ(根拠が不足している)の例を挙げてみました。 例:あなたの長所はなんですか? ■グローバル人材 「私の長所は、ポジティブ思考です。」 ■日本人 「私の長所は、ポジティブ思考です。  学生時代、サッカーをやっていた経験から、この強みの大切さを学びました。  〜〜(背景、原体験の説明)。  〜〜。  今後もこの強みを活かしていきたいものです。」 ◆考察どちらも、質問と回答は一致しています。日本人の場合、この質問の意図を理解し、かつ自己PRの意識が働いているので情報量に違いがでます。 各質問のパターン 本日ご紹介する質問例も万能ではなく、候補者によってはテンプレ回答がでてきたり、そもそも回答がでてこない ということが発生する可能性は十分にあります。そのようなときのために、前提条件や伝え方に少し変化を加えるような引き出しがあると重宝します。ベースの質問を準備しつつ、候補者の特性や回答に合わせて変化をつけることで、より候補者を知る近道になります。 例:あなたの好きな食べ物はなんですか?  死ぬ前に食べたい物はなんですか? 上記は、ともに「食べ物」に関する質問で、どちらの回答にも「好き」という要素が存在します。しかし、これらの質問の回答には、ときおり違いがでます。これからご紹介する例には、「質問のコツ」として変化のパターンも合わせてご紹介してますので、ぜひ参考にしてください。それでは、このポイントをご理解いただいた上でいくつか例をご紹介致します。 質問例 未来に関する質問 未来に関しての質問として面接で一般的なのは「あなたの夢はなんですか?」だと思います。一般的に、この質問で採用担当者が知りたいことは主に下記ではないでしょうか。 将来、どんなことをやりたいのか?(未来の志向性) それが、自社で実現可能か?(企業研究の深度≒やる気) そのためのプランをどう考えているか?(計画性) そのプランはどれだけ具体的か(やる気) この類の質問は、日本での就活では高確率で聞く質問だと思います。(実際、私も日本人の面接では結構聞きます)たしかに、これは日本人には有効かもしれません。内容そのものはもちろんですが、自社での実現可能性が高い内容であれば、「入念な企業研究をしてこの面接に向けた準備をしてきた」ということがわかり、志望度を推し量ることができます。また、回答が貴社の求める人物像に一致していれば「面接官の意図を察して回答を用意する」というコミュニケーション能力の側面も測ることができるかもしれません。しかし一方で、就活プロセスが日本と違う国の場合、回答がテンプレ化してしまう可能性をはらんでいます。想定されるテンプレ回答は以下の通りです。 「私は、将来●●●になりたいです」 ※●●●:BrSE / テックリード / プロジェクトリーダー / 一流のエンジニア … 「夢」と一言で言っても大きくわけると4つの視点があります。 Being:なりたい人物像(人間性、在り方) Giving:誰のどんなところに貢献したいか(価値を与えたいか) Having:何を得たいのか(モノ、経験、環境、ライフスタイル、名声など) Doing:やりたいこと、挑戦したいこと(上記3つを実現するための施策である必要はない) これらの要素のどの部分を知りたいのかによって、質問の仕方を変えたり、条件などを追加して、回答の方向性を限定し、知りたい内容を引き出せるようにします。 例1)『あなたが死ぬまでにやってみたいことは何ですか?』 【コツ】  ●年後死ぬ運命だとしたら  仕事に関わるものでなくても構いません  予算を気にする必要はありません この質問で、候補者の未来への考え、特に「やってみたいこと」を探ります。狙いは「仕事でなりたいポジション」という枠からはみ出すような問いにしてあげることです。冒頭で説明させていただいたコツですね。 強く願うものから、できたらいいなと思っていることまで条件の設定で引き出せることと思います。 例2)『この人のようになりたい と思う人はいますか?』 【コツ】 歴史上の人や、アニメのキャラクターでもOKという条件追加 あなたの身近な人でという条件追加 一緒に働きたいと思う人 / 上司だったらいいなと思う人 / 影響を与えた人に置き換えてもOK これは、夢の要素の1つ、Being(なりたい人物像)についてアプローチする質問です。候補者の将来像を知ることは、候補者の理解につながるのではないでしょうか。※厚生労働省では「採用選考では応募者の思想・心情に関わる内容で、選考の合否を決めるのは差別につながるからすべきではない」としています。本質問は、あくまでも候補者の考えを知ることを目的にしており、その回答で採用判断をすることを推奨しているわけではないのでご留意ください。※厚生労働省:公正な採用選考の基本 しかし、日本の就活プロセスを経験していない候補者の場合、この手の質問に対してすぐに答えが出せない人もいるでしょう。そういった場合は、「歴史上の人」や「アニメやマンガのキャラクター」「身近な人(家族、友人、先輩、後輩)」という付帯条件もつけることで、直感的に回答ができるように工夫をすると良いでしょう。また、これに派生して「一緒に働きたいと思う人」「上司だったらいいなと思う人」などいくつかのバリエーションをもたせても面白いかと思います。 例3)『今後努力したいことはありますか?』 【コツ】 現在 → 今後 に変える 挑戦 → 努力 に変える これも上記の質問に似た効果ですが、「挑戦」という要素をいれることで、「興味」や「なりたい自分」に関する情報にアプローチできます。この質問方法で、回答が「スカイダイビング」や「世界一周」のようにしたいことが回答で来る場合は、「挑戦」を「努力」に変えてみましょう。こうすることで、候補者の現在の問題意識(課題感)に触れることができます。「短所はなんですか?」の類似質問になりますが、人によってはこちらの方が候補者の考え方にアプローチできることもあるはずです。 価値観・興味に関する質問 例4)「今、●●●USDのお金がもらえるなら、あなたは何に使いますか?」 【コツ】 金額感を変える お金の使い方で人間性を知る質問です。金額感を変えることで、回答も変わってきます。大きな金額感であればあるほど根底にある「価値観」や社会や自身に対して感じる「課題」に関連した内容に触れられるかもしれません。 例5)『休日は何をしていますか?』 【コツ】 特になし 上記のお金の例と同様に、候補者の性格がわかりやすい質問です。お金とともに時間も有限であり、その使い方を知ることで普段の行動特性やライフスタイル、価値観を知るきっかけになることがあります。面接ではよく自己紹介の部分で趣味を話す候補者が多いと思います。しかし、趣味って結構持ってない人も多いと思います。(試しに周りの方に趣味を聞いてみると実感するかもしれません)その結果、たいして興味もないのに面接のためにはめてくる回答も多いので参考にならないこともあります。また逆に、これって趣味って呼べるレベルなんだろうか?と心理的ブレーキが発生し回答として出てこないこともあるかと思います。もし趣味を深堀りして、回答がピンとこなかったら、この質問をしてみても良いかもしれません。 例6)誰と一緒にいると楽しいですか? 【コツ】 楽しい / 刺激をもらえる この質問も、学生の現在の興味にアプローチできる質問になるかと思います。自身が癒やし、興奮、刺激などをもらえる要素を、人というアプローチから質問します。 例7)『今まで読んだもので、最も好きな本は何ですか?』 【コツ】 絵本や漫画でもOKと伝える 好きな / 感動した / 驚いた などに変える 今 / 高校時代 / 中学時代 などに変える 映画や本などについての質問は、思想がや性格を知る上で有効です。回答のテンプレ化を防ぐためにも、絵本や漫画、雑誌など選択肢を広げるように伝えてください。また、今と昔で違う という質問がでたときに備えて、時制も指定してあげると良いでしょう。この質問において、深堀りはマストです。理由だけでなく、その本に至ったきっかけや、読んだ後の変化などにも注目して深堀りすると興味深いものが聞けるかもしれません。 まとめ いかがでしたか?今回は、グローバル人材の面接の心得や、人間性がわかる具体的な質問例についてお届けしました。質問自体はトリッキーでも目新しいものでもないと思いますが、実は意外と使えるものも多かったりします。ただ、全ての候補者に対して有効か と言われれば、それもケースバイケースです。候補者と行われる会話のキャッチボールは、当人同士で様々な形に変化します。大切なのは、深堀りを怠らないこと、状況に応じて組み合わせや条件を変える工夫をしてみることです。和やかな空気感を作れれば、自然と会話のテンポも上がりお互いを良く知れる機会にできるはず。ぜひお試しくださいね♪ わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
【ベトナム人学生を紹介】報連相の重要性を語る!考え方がまるで日本人!
【ベトナム人学生を紹介】報連相の重要性を語る!考え方がまるで日本人!
「インターンを通して、お客様の立場に立って考えることの大切さを学びました」 そう語ってくれたのは、日本企業に内定済み、現在はハノイ工科大学の5年生(最終学年)でSun*ベトナムにてインターンを行っているタインさんです。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回から、 新シリーズ「ベトナム人学生を紹介!」 が始まります。企業様からいただく質問で多いのが「どんな学生がいるんですか?」「どれくらいの技術力があるんですか?」というものです。それにお応えすべく、Sun*が教育事業を行っている学生へインタビューしました。記念すべき第一回のインタビューに答えてくれたタインさんは以下のような素晴らしい経験、スキルをお持ちです。 日本人PMのプロジェクト開発経験がある 会議のファシリテーターや議事録も日本語で可能 日本社会で必要なチームワークや報連相を理解している 実際にインタビューをしていると、まるで日本人と話しているかのような考え方に錯覚を覚えました。インタビューでは、インターンを通して学んだことや仕事をする上で気を付けていること、将来の目標などを語っていただきました。どうぞご覧ください! ※第2弾としてタインさんと同じプロジェクトチームのインターン、ズオンさんへのインタビュー記事をぜひご覧いただけますと幸いです。 https://xseeds.sun-asterisk.com/interview-20220120/ 日本やITに興味を持ったきっかけ 少しタインさんと話しただけで日本語力の高さを感じますが、JLPTのレベルはどれくらいですか? 昨年N2を取得しました。ですが、私のスピーキング能力はまだまだ高くありません。今はそれを伸ばすために練習中で、来年7月にN1を受けたいと思っています。※JLPTについてはこちら タインさんは向上心が強いですね!きっと大学でも一生懸命勉強したと思いますが、大学の勉強は難しいですか? とても難しいです。だた、友達と一緒に勉強するので、何か難しいことがあると相談をして解決できることに喜びを感じます。HUSTには優秀な学生がたくさんいるので、素晴らしい環境だと思います。 大学での日本語の勉強はどうですか? 楽しいです!(Sun*教育事業部所属の)日本語の先生はとても熱心に教えてくれ、先生方は常に学生のことを考えてくれています。 大学に入る前から日本に興味は持っていましたか? はい、最初に日本に興味を思ったのは、ドラえもんや名探偵コナンがきっかけです。他には、ドラマ「ごくせん」が好きで何回も見ました!ドラえもんは7歳の時から見ています。字幕がベトナム語だったので、日本語は理解できませんでしたが…日本語を勉強し始めたのは大学に入ってからです。 オンラインインタビューを受けるタインさん 日本語を勉強してまだ数年なのにその日本語力は素晴らしいですね! 大学を決める前にHUSTの学部を調べていたら、HEDSPIコースを見つけました。高校の時から日本で働きたいという気持ちがあったので、このコースを選びました。 高校の時から日本就職を目標にしていたんですね。日本で生活することに不安はないですか? 日本語に不安があります。日本人とベトナム人の働き方が違うので、それも不安です。 『報連相』について 日本人とベトナム人の働き方の違いはどこですか? 日本人はチームワークを大切にします。ベトナム人のチームワークは日本人と比べると良くないと思います。日本にある「報連相」にも関係するのですが、例えば何か問題が生じた場合に、「これは小さな問題だから上司に報告をせずに直してしまおう」と考えるのが大半のベトナム人です。実際に授業中のプロジェクトでもこの問題は起こりました。問題が起きたことをリーダーが後から知るということもあります。チームで行っているプロジェクトで起きた問題は、チーム全体の責任だと思います。日本は問題の大きさに関係なく、まずリーダーに報告をします。これはベトナムと違い、とても特別なことだと思います。 ベトナムの民族衣装「アオザイ」を着るタインさん タインさんは「報連相」をいつ知りましたか? 大学1年生の終わりにその言葉を知りましたが、意味は詳しく知りませんでした。インターネットで調べましたが、理解をするのが難しかったです。3年生の時に研修で詳しく勉強して、やっと意味がわかりました。※Sun*が行っている研修のひとつ、「報連相」についてのセミナーはこちら報連相のイメージをつかむために、わかりやすいケーススタディとして「電車が遅延していて仕事に遅刻してしまいそうな時どうしますか?」というものを最初に学びました。上司にまず報告するという発想や、状況の説明をすることなど、クラスメイトとグループワークで意見を出し合いながら理解することができました。ですが、報連相を理解していても、実際にはさまざまなシチュエーションに合わせて対応しなければならないので、インターンを通して日々学んでいます。 Sun*のインターンについて 日本人でも報連相の徹底は難しいです。。。社会人として働くようになって初めて身に着くスキルかもしれません。インターンを通して学んでいるということですが、インターンではどんなことを行っているんですか? 私が参加しているプロジェクトでは、SchoolerというLMS(Learning Management System)を作っています。私は大学が週2日あるので、インターンは週3日行っています。ハノイ、ダナン、ホーチミンの3都市のスタッフやインターン、合計11人のチームです。みんなバラバラの場所にいますが、オンライン会議やチャットツールを使ってコミュニケーションをとっているので、チームワークよく働いています。 いいチームですね!PMはIT講師の平田先生ですよね?どんな先生ですか? 平田先生は熱心に教えてくれる先生です。私がインターンを始めたばかりの時、報連相のルールを守ることができませんでした。一番印象に残っている出来事は、Schoolerのサーバーがハングアップしてしまった時です。私は慌ててしまって、状況を何も説明することなく平田先生に「先生!サーバーがオーバーしてしまいました!機能をオフにしてもいいですか!?」とチャットツールで伝えてしまいました。私のその連絡だけではアドバイスのしようがないですよね。。。平田先生は、「今の状況はどうですか?画面にはどのように表示されていますか?」など丁寧に質問をしてくれ、それに私がひとつひとつ答えていきました。それを繰り返して、私自身きちんと状況を把握することができました。それ以来私は、何か問題が発生した場合は、その時点でわかることを冷静に確認してすぐに状況を報告するようにしています。そして、さらに詳細に問題を調べてまた報告しますと伝えています。そうすることで相手が安心すると思うので。その後、全ての状況が把握でき次第、【発生した問題】【原因】【対策】など、カテゴリーごとにわかりやすくまとめて報告するようにしています。私は今プロジェクトの中でComtorの役割を行っています。Comtorとは、チームメンバーの間に入ってコミュニケーションの懸け橋や通訳などを行う仕事です。Comtorをしていると、報連相がとても大切です。インターンを行うことでさまざなまケースを学ぶことが出来たので良かったです! 確かに、学生生活の中ではなかなか報連相を行う場面はないですよね。それ以外ではインターンを通してどんなことを学びましたか? お客様の立場に立って考えることの大切さを学びました。例えばお客様にとっては不便なことなどに気づくために、しっかり話を聞かなければいけません。Schoolerを使っているのはSun*所属の先生たちなので、平田先生はPMですがお客様でもあります。平田先生はいつもユーザーの立場になってアイディアを出してくれます。 Comtorの役割を語るタインさん そうなんですね。次に技術面について聞きたいのですが、大学で学んだことはインターンで役に立っていますか? はい、役に立っています。Schoolerでは、スクリプト言語はPHP、フロントエンドはReactJS、フレームワークはLaravelを使用しています。この技術は大学でも勉強していましたがSchoolerのソースコードはとても複雑で論理的なので、初めて見たときはびっくりしました。最初は大変でしたが、トレーニングを積んで、少しずつ実践を積み重ねていきました。今はComtorの仕事がメインのためコードを書く機会が少なくなりましたが、他のインターン生にComtorを引き継ぐので、前のようにコードを書くことがメインになります。 タインさんはComtorの仕事とコードを書く仕事、どちらの方が好きですか? どちらも難しい仕事ですね。。。私はComtorの方が好きです。なぜなら、Comtorの仕事には日本語能力が必要なので言葉の練習になるからです。 なるほど!大変な仕事を好きと言えるのは素晴らしいことですね。社会人になったら大変な仕事を任されることもありますが、タインさんはどんな仕事がしたいですか? 私は将来BrSEになりたいです。なるためにはもっともっと勉強が必要です。そのひとつとして、毎週木曜日に平田先生の勉強会に参加しています。 勉強会ではどんなことをしているんですか? 毎週1回30分くらいで、Schoolerのプロジェクトに参加しているインターン生5人が参加しています。BrSEについての勉強や、プロジェクト内で発生している問題を解決するための話し合いをしています。例えば、今週私が先生に提出したレポートの内容がわかりにくいと先生から話があり、どんなところがわかりにくいのか、どうしたらわかりやすいレポートになるのか教えてくれました。この勉強会のおかげで、私の日本語を話す能力やBrSEとしての知識が向上しました。 インターンは楽しいですか? はい、とても楽しいです!知識の共有ができるし、私がわからないことがあればチームのメンバーが教えてくれます。また、実践IT授業で学んだ日本のビジネスマナーも実際にインターンを通して実践できているので勉強になります。 渡日前に日本人と働く上でのビジネスマナーを知っておくのは大切ですね。 そうですね。私はベトナム人なのでベトナム人が考えていることは何となくわかりますが、日本人が考えていることは理解するのが最初は難しかったです。例えば日本人は相手の発言に対して、言葉そのものの意味だけじゃなく、どんな意図があるのかをよく考えますよね。私も平田先生と話すときに、その意図は何か、間違えて認識していないかと考えています。特にチャットツールを使ってのコミュニケーションだと、対面よりも相手の意図を理解することが難しいです。これからももっと勉強したいと思っています。 タインさんは日本人みたいですね笑。では最後に、タインさんが今後したいことを教えてください。 私は、これからも新しい技術を学び続けたいです。ITの世界はどんどん新しい技術が出てくるので、勉強し続けることが大切だと思います。そして日本でBrSEになれるように頑張ります! 授業で学んだことをさらにインターンを通して実践で学び続けているタインさん、そしてこれからも新しい技術を学び続けたいという意思が素晴らしいです!ありがとうございました! PMの平田先生からのメッセージ 今回、タインさんがインターンとして参加しているSchoolerのPMである平田先生よりメッセージをいただきました! 『このプロジェクトを通して、日本のビジネス文化に慣れて欲しいと思っています。Sun*の実践IT授業では、ベトナム人学生が日本企業にアジャストするためのビジネスマナーやコミュニケーション方法などの日本人との働き方を、できる限り実践的なカリキュラムで教えています。ですが、教室と現場ではどうしても一定の距離があります。ここを短期間で埋めるのはいくら優秀な学生でも難しいと思っています。彼らがインターン期間でこの距離を埋めることができるような環境を用意することが私の使命だと思っています。 インターンを開始した当初は、タインさんも授業で学んだことを現場で活かすということに苦労したと思います。報連相についても、こちらからアクションを起こさないと報告しなかったり、1週間に1回の週例でまとめて報告しようとしたり、報連相は理解していますがタイミングを掴めずにいました。そんな彼女もインターン開始してから1年経った今では、報告内容やタイミングなど私から指摘することはほぼなくなりました。彼女の成長を通して私がわかったことは、学生ができていない点を明確にしてあげることが重要だということです。学生たちは基本的なビジネスマナーは理解しています。ただ、実践できていないだけです。失敗した学生に対して、頭ごなしに「ああしなさい」とか「こうしなさい」ということは簡単ですが、それでは応用力を養うことはできず、似たような失敗を続けてしまいます。学生と対話しながら、間違っている点を明確にして、彼らに気づかせることで、地頭の良い彼らは素晴らしい適応力を発揮して、さまざまな問題に適応してくれます。 大きな成長を見せてくれているものの、依頼を受けたことの背景感や目的を理解していなくて、言われるがまま作業を実施してしまうこともまだあります。とても難しいスキルではありますが、全ての依頼やタスクには目的が必要で、その目的を明確にしないと適した成果を上げることはできないということを理解して欲しいです。その先にさらなる成長が見えるはずです。』 授業やプロジェクトを通して、学生の成長をサポートする平田先生。日本就職を目標とする学生へ、時に厳しく、時に温かく、愛を持った対応をしているのが伝わりました。タインさんも「厳しいですがとても良い先生です!」と言っていて、平田さんの愛が伝わっているのを感じました。 終わりに いかがでしたでしょうか。今回は、ベトナムの優秀な学生を紹介するシリーズの第1弾として、Sun*ベトナムのインターン生、タインさんにお話を伺いました。最初にお伝えしましたが、報連相を大切にしたり相手の発言の意図をきちんと考える姿勢などを知り、まるで日本人と話しているかのようでした。タインさんに限らず、Sun*には冒頭でお伝えした通り、日本社会において必要な知識やスキルを持っている学生がたくさんいます。実践IT授業や内定者研修、一部の学生はSun*ベトナムでのインターンを通して、日本就職前にさまざまなことを学び、技術面のみだけではなく即戦力の人材に成長しています。今後も「IT×日本語」の素晴らしいベトナム人学生を紹介していきますのでお楽しみに! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3