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About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
グローバルPBLとは? 芝浦工業大学とのグローバルPBLを実施しました! vol.1(オンライン編)
グローバルPBLとは? 芝浦工業大学とのグローバルPBLを実施しました! vol.1(オンライン編)
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「芝浦工業大学とのグローバルPBL Vol.1」と題して、芝浦工業大学と実施したグローバルPBLについて前後編の2回に分けてお伝えする記事となっております。ぜひ最後までお読みください! Sun*は今年も芝浦工大とグローバルPBLを実施しました! Sun*はベトナムで今年も芝浦工業大学とグローバルPBLを実施しました!新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は3年ぶりの芝浦工業大学とのグローバルPBLになりました。 グローバルPBLとは? PBLは「Project Based Learning」の略で「問題解決型学習」「課題解決型学習」と言う意味の学習法です。 学生が少人数のグループで能動的に問題を見つけ、解決する能力を身に付ける学習方法のことを指します。グローバルPBLとは、異なる文化的バックグラウンドを持つ学生がコミュニケーションしながら共に課題解決に取り組んでいく学習方法です。 芝浦工業大学のグローバルPBLはSun*とWin-Win関係 芝浦工業大学は2018年からグローバルPBLを実施しており、コロナ禍の期間を除き、実施数は年々増加しています。 芝浦工業大学はグローバルPBLの開始当初からハノイ工科大学の電気工学科、機械制御システム学科などと共に実施していました。そこにSun*が芝浦工業大学にHEDSPIとの協業を持ちかけたのがSun*が芝浦工業大学とPBLをするきっかけとなりました。 芝浦工業大学のグローバルPBLで芝浦工業大学とSun*共に異なるバックグラウンドを持つ学生が互いにコミュニケーションしながらシステム開発出来るようになる事や、HUSTの学生にとっては日本の大学生がどのくらいのスキルかを知れる事、芝浦工業大学の学生にはSun*の実際の開発方法を学べるのがWin-Winの関係となり、シナジー効果をもたらします。 以下は芝浦工業大学のグローバルPBLについての引用です。国内外の協定校・企業・行政機関等と連携して実施しています。さらにさいき「オンライン・グローバルPBL」も実施しています。 芝浦工業大学ではアクティブラーニング教育の一環として、従来から展開してきたPBL(Project Based Learning)を発展させ、国内外の協定校・企業・行政機関等とも連携して実施する「グローバルPBL」を積極展開しています。「グローバルPBL」では、海外協定校の学生とプロジェクトチームを結成し様々な課題の解決に取り組みます。様々なバックグラウンドを持つチームメイトと英語で議論しながらプロジェクトを推進していくことで、実践的な課題解決スキルを身に付けることができます。近年ではオンライン化も積極的に進め「オンライン・グローバルPBL」として、本学独自のCOIL(Collaborative Online International Learning)型教育の中核プログラムとしても積極的に推進しています。オンライン化初年度の2020年度には約30プログラムを実施し、国内外から1000名以上の学生が参加しました。「オンライン・グローバルPBL」は、オンラインでの海外との協働が一般化するこれからの時代にも対応する実践的なプログラムです。今後も、芝浦工業大学の教育理念である「世界に学び、世界に貢献する理工系人材の育成」を達成するための中心プログラムとして、オンラインも活用しながら積極的に展開していきます。 芝浦工業大学 グローバルPBL ページより引用 ・芝浦工業大学グローバル実績 ・芝浦工業大学がハノイ工科大学で行ったロボット機能改善プロジェクトのグローバルPBL紹介動画 木村先生にグローバルPBLについてお話を聞きました PBLに参加する学生を指導する木村亮先生にお話をお聞きしました。 ↓また、木村先生自身へのインタビュー記事はコチラです! https://xseeds.sun-asterisk.com/voice-20211014/ PBLを通して学んで欲しいこと、目的は何ですか? 木村先生:異なる文化的バックグラウンドを持つ学生とコミュニケーションしながらシステム開発が出来るようになること。そして事前学習ではシステム開発に必要なIT技術を主体的に学んだり、チーム開発における自分の責任を認識し、最後まで責任を持ってやり遂げるマインドを持つことです。 今回はベトナム現地でのリアルセッションに向けて事前学習を計画しました。 事前学習の内容を教えてください。 木村先生:PBLに参加する学生はプロジェクト開発とチーム開発の概要、そしてGit / GitHubの基本的な操作とFlaskについて事前学習をしました。 事前学習が必要な理由の1つは、技術的なギャップを少しでも埋めるためです。 芝浦工業大学の参加学生が2年生中心ということで、大学ではまだC言語とIT基礎科目しか学習していない学生がほとんどです。 対してHUSTは4年生が中心のため、既に大学の授業でRuby on RailsやJavaScriptを学んでいます。 芝浦の学生には、PythonとFlaskの基礎を理解し、少しでも技術的なギャップがなくなるようになって欲しいという狙いがありました。  2つ目は、チームとして課題を達成しコミュニケーションを取ってもらうことで、リアルセッションでスムーズに活動が開始できるようにするためです。 少しでも顔を合わせて会話をしていくことで、初対面でぎこちない空気になって進みにくくなるよりも、オンラインでもいいから顔を合わせる機会を作ってあげたいという意図です。 それでも初めはほぼ初対面のような雰囲気で始まりましたが、すぐにチームとして活動できていたのではないかと思います。 PBL実施の流れ 事前学習 1. 芝浦工業大学とハノイ工科大学の学生のオンライン顔合わせ・チーム作成 2. 技術の事前学習 3. 芝浦工業大学でのオフライン事前授業 現地でのリアルセッション 4. ベトナムでオリエンテーション・チームビルディング 5. 要件定義書作成・開発計画作成 6. チーム開発 7. 最終発表 8. 修了式 ※ リアルセッションでは、その他に「日系企業のツアーやベトナム学生によるハノイ観光」があります。また後編の記事で詳細はお伝えできればと思います。 芝浦工業大学でのオフライン事前授業の様子 芝浦工業大学 木村先生撮影 木村先生は事前準備の1つとして日本へ行き芝浦工業大学の学生に授業をしました。そこでどうして芝浦工業大学でオフライン授業の必要があったか等についても聞いてみました。 芝浦工業大学ではどのような授業を実施したのですか? 芝浦工業大学での授業風景 木村先生撮影 木村先生:私の経歴と経験について簡単に説明をした後、プロジェクト開発について説明を行いました。ほとんどの学生は当然ですが社会に出てプロジェクト開発をした経験がありません。一般的にIT企業で行われるプロジェクト開発の手法や、必要になるドキュメントについて説明しました。その理解をした上で、今回のグローバルPBLで実施してもらいたいことを話しました。 Git/GitHubについての技術的な説明も予定していましたが、講義形式だとどうしても聞いて終わりになってしまうので資料は読んでもらう前提で、事前課題として取り組んでいただく案内をあわせて行いました。 なぜ芝浦工業大学に直接行き授業をする必要があったんですか?目的はなんですか? 木村先生:プロジェクト開発の講義を行うというのも目的の一つではあったのですが、オフラインで事前に学生の雰囲気や講義態度などを確認したいという目的もありました。どうしてもオンラインだけのコミュニケーションだと限界があり、理解度や表情などが見えにくくなります。そのため、ハノイでのリアルセッションが始まる前に、できるだけ芝浦の学生に会って反応をうかがいたかったという意図がありました。 芝浦工業大学での授業に対する学生のリアクションや理解度はどうでしたか? 木村先生:彼らにとってまだ体験したことのない話や知識については興味を持って聞いてもらえたのではないかと思います。システム開発の流れはなんとなく理解していた様子もあり、グローバルPBLでのチーム開発のイメージを掴んでもらえました。 まとめ いかがでしたか?今回はグローバルについての説明やハノイ工科大学と芝浦工業大学のグローバルPBLについてご紹介しました。Vol.2ではベトナム現地での開発の様子とPBL最終発表会の様子をお送りします!わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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アイデアソンとは?Sun* Be the change 2022 アイデアソン開催!
アイデアソンとは?Sun* Be the change 2022 アイデアソン開催!
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!初めまして。Sun*教育事業部の茂木と申します。今回もご覧いただき、ありがとうございます! 私たちが学生向けに開催しているコンテスト!"Be the change”についてお伝えしていきます!2021年はコロナ禍のため完全オンラインで初開催されたこの取り組み。今年は予選をオンラインで行い、決勝は8月19日・20日にハノイでのリアル開催が叶いました! Sun*のBe the changeとは? ざっくり言うと「ビジネス視点の養成」を大きな目的にしたxseedsの学生対象のアイデアソンです。 この目的にした理由は二つあります。一つ目は「即戦力人材の育成」のためです。Sun*が行っているDXの視点を持った人材の育成をすることは普段の授業でも行っていますが、今回は実践の場として行いました。日本のDX化の遅れはIT人材の不足とそれに起因したデジタル技術、スキルの不足です。またDXとは業務のシステム化を目指すのではなく、デジタル技術により新たなビジネスモデルや価値を創造することに本質があります。この考え方を学生に身に着けてもらいたいと考えました。 二点目の理由として、ベトナム人学生に「相手の気持ちを考える(ユーザーを中心に考える)」視点を持ってもらうことがありました。良いものを作ったときに、ユーザーがどのように考え、どう感じたかを考える力をもっと持ってほしいと考えました。 また、私たちはいくつもの大学と産学連携しておりますが、その大学間の学生同士の交流も活発化させたいという思いもありました。つまり、xseedsに即したものにするために試行錯誤して開催されたコンテスト、それがBe the changeです! アイデアソンとは? アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語で、特定のテーマについてグループ単位でアイデアを出し合い、その結果を競うというイベントです。チームで話し合うことで新しいアイデアの創出、アクションプランやビジネスモデルの構築などができ、さらにチームメンバーの交流を生み出すコミュニケーションツールにもなります。近年では新たな事業やビジネスモデルの創出の手段として開催されることが多くなっているものです。 Sun* Be the change 2022 アイデアソン 概要 概要は以下の通りです。 対象者xseedsの学生予選課題「実在するサービスでリーンキャンバスを作成する。」1.リーンキャンバスについて2回の授業2.リーンキャンバスの提出評価基準:リーンキャンバスの完成、理解度決勝課題「Sun*のxseeds事業がより良くなるような取り組み・サービス・プロダクト」のアイデアソン評価基準:3つの視点(問題について、アイデアについて、インパクト)賞金15,000,000 VND 優勝チームに贈られるパネルと表彰楯 予選の様子 授業はSun*のSSV(Startup Stdio Vietnam)が行いました。SSVとは、スタートアップへの投資、スタートアップした人たちにアドバイスやコンサルティングをしているその道のプロフェッショナルチームです! 課題は「実際の企業のサービスを3つから選びそれについて調べてリーンキャンバスを書く」です。 調べ方はインターネット、本、内定者に聞く、なんでもいいので自分で調べ、可能な限りたくさん書くように言われました。今回設定した企業は、実際にxseeds hub 選考会に参加したことがあり、学生がこれを行うことで、リーンキャンバスを通して選考会参加企業の分析もすることができます。 設定した企業:Money Forward様、airCloset様、Golf Digest Online様 授業の二回目はリーンキャンバスを作成して困ったことや分からないことについてのQ&Aでしたが、授業者の予想以上の質問が出ました!学生がリーンキャンバスを真剣に考えたことが伺えます。 予選期間は各大学の期末試験時期でしたが、学生は積極的にオンライン授業に参加していました。また、授業があって参加できない学生は、録画が欲しいと自発的に相談をしてきました。このコンテストへの関心の高さも伺えます!予選参加者は約70名。21名が本選出場者として選ばれました。 いざ決勝! 決勝1日目(8月19日金曜日) まずはオープニングセレモニーです! オープニングセレモニーで激励する主催者Hieuさん チームに分かれた学生は、まず決勝の課題を理解するためにxseedsの事業概要の説明を受けます。 xseedsについての知識をさらに深めるため、運営チームにインタビュー開始!学生は積極的にインタビューをしており、並ぶこともありました。運営チームの構成は、xseeds事業に関わっている日本語教師、IT日本語教師、ビジネス的視点を持った講師、TCチームです。 学生チームはだんだんと仲良くなっていき、グループワークでは終日にわたり、積極的にディスカッションしていました。なかなかアイデアがまとまらないチームは運営チームに相談し、また話し合います! 運営チームの悩み・課題を真剣にヒアリング ダナンとホーチミンから来た学生たち 異なる大学の学生で構成されるチーム ランチタイムは学生同士の交流の場に チームでアイデアを出し話し合い、課題と解決策を決めて一日目は終了。9時30分~19時30分と長い時間でしたが、学生は「時間が足りなかった!」「もっとインタビューがしたかった!」と話していました。 この決勝にはダナンやホーチミンの学生も来ましたが、全ての段取りはSun*が行いました。スタッフ全員がこのコンテストに一丸となって取り組んでおり、学生だけではなく、会場全体がやる気に満ちあふれた空間となっていました! 決勝2日目(8月20日土曜日) 学生は午前中にチームで集まり、プレゼンテーションのスライド作成や発表の練習を行いました。一日目に運営チームにインタビューをしたことで、学生たちは「勝ちたい」「うまく伝えたい」という気持ちだけではなく、「自分たちのアイデアでxseedsプログラムがより良いものになってほしい!」という気持ちが芽生えていました!中には3時間しか寝ていないチームもいたほどです。 最終発表 1チーム25分のプレゼンテーション 学生たちは少し緊張していましたが、自分のアイデアや意見をプレゼンできることに興奮している様子でした。 審査員のター・ミン・タインさんは東京工業大学コンピューターサイエンス博士課程を修了した方で、Sun*のSSVで投資アドバイザーです。「今では有名なサービスやプロダクトも最初は、アイデアの種でした。熱意さえあれば、みんながイノベーターになれます!このイベントでビジネス創出を体験してみてください。」と学生に伝えていました! 審査員の先生方:左からター・ミン・タインさん、グエン・ティ・マイ・カインさん、チャン・ドック・タンさん グエン・ティ・マイ・カイン さんは元々Sun* で開発チームのITComterとして4年間働いていましたが、興味があってGEUの実践IT講師になった方です。以前、内定者特別授業の記事でご紹介した先生です! チャン・ドック・タンさんはSun* ベトナムのResearch & Development Unit(R&D Unit) のマネージャーです。HEDSPI(HEDSPIの詳細は前編・後編)出身で日本の慶應義塾大学に留学したことがあります。またVibloというベトナム最大のITコミュニティサービスを運営しており、何度もアイデアソンやハッカソンの運営実施を行ってきております。(Vibloについてはもし機会があれば別の記事でご紹介いたします。) 今回の審査員3名は、投資や教育、ITに関してプロフェッショナルであり審査基準も非常にレベルの高いものになっていました。 結果発表!そして表彰! そしてついに結果発表! 優勝したチーム(ベトナム国家大学ホーチミン市校情報技術大学2名とフェニカ大学1名)頑張った結果が出て嬉しそう! 優勝したチームは、「選考会に参加する学生が減っていること」を課題にし、その理由は「学生が自信を持てないことである」と考えました。解決のためには、「学生が1年生のときから企業と関わる機会を持つこと」が大事であることを提案しました。早い段階で企業がどんな人材を求めているかが分かれば、学生はロードマップが作りやすくなり、自信を持ってxseeds Hub選考会に参加できる、という内容でした。 優勝チームのスライド 優勝チームは1つですが、僅差で敗れた2位のチームがなんと3つありました。7チーム中4チームが、評価が割れるくらい良いアイデアが出たということです!2位のチームが出した内容は、「内定を取った先輩とつながり、ロードマップを作成する」「日本語能力向上のためにもっとコミュニケーションがとれるようにする」「日本語のテストをAIで作成できるツールを開発する」というものでした。残念ながら優勝できなかったチームは悔しそうでしたが、運営メンバーから頑張りを讃えられると笑顔になっていました。 優勝チームの学生にインタビュー! 優勝チームの一人、フェニカ大学ズオン・タン・コンさんにインタビューをしました! 優勝おめでとうございます!今どんなお気持ちですか? とても幸せで嬉しいです。自分の努力が報われた気がします。でも他のチームもとても良いアイデアだったから優勝できたことに驚いてもいます。 決勝にはどんな気持ちで臨みましたか? まず、予選を突破したことに驚きましたがとても嬉しい気持ちになりました。このコンテストは、ベトナムの優秀な大学の学生が集まる大きなイベントです。決勝に参加することで、同じ分野に興味がある人に出会ったり、交流ができたりすることにワクワクしました。 なぜコンテストに参加しようと思いましたか? 面白そうだなと思いました。参加したら面接とxseeds Hub 選考会に役立つし、自分の知識を得るチャンスだと思いました。予選はテスト期間でしたが、自分で時間の管理をしたので問題なかったです。 苦労したことを教えてください。 まず課題を見つけ出すことに苦労しました。もっとインタビューしたかったです(笑)。あとは二日目の朝に集まってスライド作りやリハーサルすることも体力的に大変でしたが充実した時間を過ごせたと感じています。リーンキャンバスやアイデアソンは難しかったですが、大事な概念に触れる機会になりました。レクチャーやインタビューという機会があり、理解が深まりました。チームで助け合うことも理解につながりました。 xseedsへの想いに変化はありましたか? イベントに参加してxseedsはさまざまな側面があるプログラムであることをより理解しました。TCチームやHieuさんなど、GEUがとても頑張って学生が日本で働くことができるよう、本気でプロジェクトを行っていることが分かり、もっと頑張って学び続けようという気持ちになりました。また、私も是非日本に行きたいという気持ちが大きくなりました。GEUのプログラムがより成長できるように貢献したいとも思うようになりました。 ありがとうございました!優勝おめでとうございます! 運営メンバーの想い 最後に、主催者であるHieuさんに今回のBe the changeへの想いを伺いました。 今年のBe the changeはどんなねらいがありましたか? 今回のアイデアソンのテーマ設定には三つのねらいがありました。 一つ目は学生にSun*のxseedsのことをもっと知ってもらうことです。決勝で、xseedsについての授業をし、運営メンバーにいつでもヒアリングができるようにしたのはこのためでもあります。そもそも学生はSun*のことを「日本語の授業をやっているだけの会社」だと思っているだろうなという仮説を立てていたんです。 二つ目は、学生が自分自身を振り返ることです。会社がどういう想いで、学生にどうなってほしいからこのプロジェクトを行っているかを理解し、学生に「会社の人たちがこういう想いでやってくれていたんだ、僕たちももっとがんばらなくてはいけない。」と考えて欲しかったんです。 三つ目は、アイデアをそのまま使いたかったということです。メインのユーザーである学生が出したアイデアは一番クリティカルで効果的だからです。 これを達成する企画を作り上げる上で悩んだこと、大変だったことがあれば教えてください。 悩んだことは、ほぼ全てですね。どのような目的、実施内容、想定するアウトプットにするのか、それらを、いかに時間をかけない形で実施するのか。アイデアソンについての色々な記事を読み、入り口とゴールの設定が肝だと書いてあったのでここをSSVに相談しながら決めました。 でもこのプロセス、仕掛け、テーマで学生のアウトプットが良いものになるのか予想がつきませんでした。また、ファシリテーションを実施するのが僕なので、うまくやれるのかという不安もありました。 そうだったんですね。 ビジネス視点の養成という目的、つまり学生が成長するために、このコンテストでアイデア発想法や僕たちの事業を学んだり、彼ら自身のキャリアなどについて考えたりすることができればいいなと思いました。そのためには好きにアイデアを考えてきなさーいっていうアイデアソンではなく、どんなテーマ、どんなプロセス、どんな仕掛けをしたら良いのかっていうことを考えていったんです。 学生にとって、どんな結果になったと思いますか? 大きな成果が出たと考えています。今回、授業をしたことでxseedsの理解が深まるだけでなく学生のモチベーションも向上させることができました。また、運営側にインタビューをしたことでxseedsについての理解をより深めることができました。学生から、「なぜSun*は無償でこの事業を行っているのか、お金をとればいいじゃないか。」という話があったんですが、この質問が出たということが嬉しかったですね。また、学生はこの実践教育を通して、「ユーザーの悩みを認識して吸収し、提案したサービスが有効であるかを確認することが大切なんだ。」というSun*の視点を持ってもらうことができたと考えています。評価に悩むくらい良いアイデアがたくさん出たということは、学生が主体的にサービスについてユーザーが悩んでいることをキャッチアップし、考えることができたという結果です。 xseedsのメンバーにとってはいかがでしたか? 大変良い場になりました。直接話せたことで、学生のポジティブな感情や悩みを知ることもできました。xseedsのメインのユーザーは学生です。より良いアイデアに必要なことは、ユーザーが何に喜びや楽しさを感じているのか、何に怒って哀しんでいるのか、そのネガティブをポジティブに変えるにはどうしたら良いかを考えることなので、私たちにとっても学びの深いものになりました。今回の結果はチームで共有しより良い教育に活かしていきたいです。 学生に対する想いを聞かせてください。 本当に予想以上に頑張ってくれました。出たアイデアもそれぞれ良いものでした。この経験を生かしてこれからの自身のキャリアアップや人生を考える糧にしてほしいです。 今後のBe the changeについて教えてください。 今回のイベントは私たちにとっても学びが多いものになりました。今後もこのテーマでこのやり方でブラッシュアップして展開していきたいと思っています。 ブラッシュアップされた次回のイベントが今からとても楽しみです! 終わりに いかがでしたか? 今回は、xseedsの"Sum* Be the change 2022 アイデアソン”の様子をお届けしました。Be the changeはガンジーの"Be the change that you see to in the world”が言葉の由来となっています。この取り組みで学生はSun*の理解をより深め、さらに磨き上げられていくのではないでしょうか。sun*はベトナム人学生に高度な教育を行うのみでなく、その教育がより充実したものになるよう、これからも企業理念を基に取り組んでいきます! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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ベトナム流? GEUのチームビルディングを紹介します!
ベトナム流? GEUのチームビルディングを紹介します!
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「GEUのチームビルディング」についてお伝えする記事となっております。ぜひ最後までお読みください! ベトナムのチームビルディングとは? ベトナムと日本でチームビルディングのやり方にも文化の違いが出るのでしょうか?答えは「Vâng(はい)」。しかし、そのやり方が全く違ったり難しかったりする訳ではありません。 一般の人がイメージするチームビルディングとは? チームビルディングとは強い組織を構築していくための取組みであり、チームメンバーのスキルや能力、経験などを最大限に引き出し、目標を達成できるチームづくりに取り組んでいく事です。チームビルディングをすると言えば、社内研修を通じてチーム作りの手法を学んでいくのが一般的なイメージではないでしょうか? ベトナムのチームビルディングは「一緒にご飯を食べる」こと しかし、ベトナムでチームビルディングと言えば、「一緒にご飯を食べる」事を通じてチームが交流し互いを理解し結束を固め、目的を達成に向け強いチームを作っていくという解釈が中心です。 ベトナムで働く上ではとっても重要になる 「一緒に食事するだけで強いチームが出来るの??」などと思うなかれ。ベトナムに入ればベトナムに従え。GEUは日本人とベトナム人の混合チームであり、ベトナム文化上でそのチームの活動はあるため、ベトナム文化抜きに強いチームを作る事はありえないのです。ベトナム人はとても仲間想いです。しかし日本人が想像する仲間想いとは少し異なります。 ベトナムでは仲間や家族が「一緒にご飯を食べる」文化がとても大切にされています。例えば、どんなに仕事が忙しくても夜ご飯は家族で食卓を囲む。社員の結婚式や誕生日をみんなで祝うといったことが普段から行われています。プロジェクトのリリース前、どんなに忙しくても、夜ご飯を家族と一緒に食べるために、ベトナムメンバーは一度家に帰り、ご飯を食べたあとでまた会社に戻って仕事をするといったこともあります。 Sun*のチームビルディングの狙いは? Sun*はベトナムで会社を設立した当初から、チームビルディング(=一緒にご飯をたべる)を非常に大事にしてきました。日本人にとって、一緒に働く会社のスタッフは同僚ですが、ベトナム人にとっては「仲間」という考え方が非常に強いです。つまり、仲間に対して、「一緒にご飯を食べる」「結婚式や誕生日をみんなで祝う」ということは当たり前の考え方を持っています。なのでチームを強くするには仲間意識を強くすることがチームを強くする事に繋がります。 3ヶ月に1回チームで実施するように義務づけている そんな仲間のために、Sun*は「チームビルディング(=一緒にご飯をたべる)」ということをイベント化しているのです。現在では、Sun*では日本人とベトナム人、たくさんのメンバーが働いていますが、「3ヶ月に1回はチームビルディングをしなさい」という半ば強制的なルールが当たり前になっています(笑)  ベトナムではベトナムのチームビルディング文化が重要 日本であれば、会社の新年会や忘年会などのイベントでさえ、幹事が参加希望者から費用などを集めたり、出席確認をしたりしていると思います。特に"イマドキ"の人たちは、参加することすら敬遠しがちになってきていると思います。 しかし、ベトナムではその逆です。スタッフから「次のチームビルディングはいつやりますか?」「次は何を一緒にたべますか?」というお誘いは当たり前です。これはベトナム人にとっては「非常に大事な行事」だからです。 日本におけるチームのチームビルディングとの違いは? 日本のチームビルディングは、ワークショップを通じてチームのパフォーマンスを上げる取り組みを「学ぶ」傾向がありますが、ベトナムのチームビルディングは食事会で行われる会話での相互理解やゲームでの勝利を通じてメンバーの「仲間意識を強める」、目標達成に「夢中になる」事が大切にされています。「仲間意識を強める」「夢中になる」事は、今の日本社会に足りない重要な事ではないでしょうか? GEUのチームビルディングに参加! そんな中GEUのチームビルディングが開催され、私もGEUのチームビルディングに初参加することになりました。何が起こるのかとても楽しみです! 会場はベトナム料理レストラン 会場はベトナム料理レストランのCha Ca Hang Son。Cha Ca(チャーカー)とは魚の鍋で、ベトナムの名物料理です。きれいで大きなレストランでした。 参加者は約30名 参加者の構成は日本語教師チーム、実践IT講師チーム、TCチーム、BizPromoチームが参加しました。GEUメンバーが一か所に集まり実施するのは新型コロナの感染拡大収束後初めてです。実に1年半ぶりの開催となりました。  チームビルディングの様子 会場のレストラン、Cha Ca Hang Sonはベトナム料理レストランでした。魚の鍋がメインのレストランですが、その他にもベトナムの伝統料理が次々と出され、全て美味しかったです!ゲームをするため広い会場が必要だったのでそれも良かった。画像はチームビルディング準備中の様子です。 ノリノリのMC!会場にはプロジェクターが持ち込まれ、メンバー各自が今年前半の振り返りをテーマに、どんな年だったかが楽しく詳しくわかる動画が事前に制作されており、わいわい賑やかに鑑賞する場面もありました。 また、日本語とベトナム語を使ったチームワーキングゲームをプロジェクターを使い行いました。多くのゲームがイラストや音楽を使い事前に作成されていました。優秀チームには賞金・景品が当たったりなど、本格的でとても盛上りました。画像は準備も楽しくするメンバー♪ アゲアゲなダンスを披露するメンバーもいました。衣装の早変わりで大人しい服装から、いきなりダンサー風に変身し、本気度の高さがここにも現れました! 観ているメンバーは歓喜の声を上げ大盛り上がりでした! チームワーキングゲームの1つをしている様子です。ご飯を食べながら、クイズに参加交流しメンバーの仲間意識がどんどん強くなっていきます。「この子たちは誰の子ですか?」とチームメンバーの家族に関する話題など、仲間意識が強くなければ出せないようなクイズの問題が次々と出され、会場は盛り上がり熱気も高まります。 ベトナム人は喜びを素直に表現するのが上手。ゲームで勝ったチームが勝利の喜びを素直に表します。周りのみんなも拍手をし、祝福をする。このような場面がチームビルディング中に多くみ見られました。 ベトナム人は本気でイベントに参加している! このように動画作成や早着替えダンス、ベトナム語と日本語を使った交流ゲームやメンバーの家族の話題も盛り込まれたメンバークイズなど、事前準備と仕込みが大変な出し物が多く、チームビルディングを全員で作り上げようとする、その本気の態度に初参加の私は感動しました。これはベトナムの良さであり、今の日本ではなかなか見られない光景です。このようなチームビルディングが行われているGEUの素晴らしさを再認識した日となりました。 チームビルディング運営者に確認してみた これだけの人数を集めたり、催し物を準備するのは大変だったと思います。そこで運営者の松ケ平先生に準備当日の様子や想いについて聞いてみました。 -30名以上のメンバーが参加しましたが、日程調整はどのようにしましたか?出来るだけ多くのメンバーが参加できるよう、JLPTの試験を受けるメンバーもいたのでそれが終わってからの開催にしたり、お子さんがいる先生が多いから、早く開始して早く家へ帰れる時間に始めたり、オフィスと大学の中間地点にあるレストランを開催地にするなど調整しました。 -司会進行はどのように決めましたか? MCはイベント運営の準備に時間がかかったので、当日は楽になるようにとイベント運営メンバー以外で日頃から賑やかで周りを楽しくしてくれる雰囲気を持っている人達にお願いしました。 -人数が多かったですが、ゲーム等の内容はどのように決めたんですが? メンバークイズはメンバー同士でもお互い知らない内容になるようクイズを担当するチームがメンバ一人一人にこっそりインタビューしてつくりました。プライベートなことを知る事で、より仕事上だけじゃなく仲間として付き合えるようになる話題を探してクイズにしていました。また、ゲ―ムは普段接しない人がチームになり結束を作れるようにしたり、「ベトナム語ゲーム」は日本人がベトナム語を読んでそれをベトナム人が当てるというゲームで、普段メンバーはベトナム人も日本人も日本語を話しているので、言葉の垣根を超えて楽しめるものを考えて実施しました。 -チームビルディングの狙いや目的は何でしたか? メンバーの新しい一面を知れるように、またいろいろな人々が交流出来るように作成しました。 -目的は達成できていましたか? 実施して感じたことは? 積極的に参加してくれた人が多く、GEUとして各チームを繋ぐことを意識して準備したので達成できたと思います。大学とオフィスの位置が離れているという事があり、同じGEUで仕事をしていてもなかなか直接顔を合わせることが少ないメンバーがいるので、またコロナ禍でリモートワークが増えていたので、GEUチームの交流の場としてもいい機会でした。 まとめ 今回のチームビルディングに参加してベトナム人メンバーがゲームで勝つためにクイズの回答やゲームで見せる瞬発力やチームビルディング中に互いに交流し仲間の結束を高めようとする行動を目の当たりにしました。これは日本人には無い凄さです。日本人×ベトナム人のチーム力を最大限引き出すには今回のようなチームビルディングが効果的と実際に参加して感じましたし、学びが多く楽しい経験となりました。次回のチームビルディングも楽しみです。 わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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ベトナム人の生活費は?ベトナムのお金事情について
ベトナム人の生活費は?ベトナムのお金事情について
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!以前、こちらの「ベトナムの労働市場を調査しました」という記事で、ベトナムの給与事情についてお伝えしました。 https://xseeds.sun-asterisk.com/information-20220224/ 今回は、現地の給与感で生活すると、どんな生活イメージになるのかに着目し、シミュレーションをしてみました。IT企業に勤めて2、3年目のベトナム人を想定して、その給与をベースに生活費はどれくらいかかるのかというところに注目してみたいと思います。 ベトナムは物価が安いというイメージがあると思いますが、実際のところはモノによって価格は様々で安いものもあれば、高いものもあったりします…。 ・ベトナムの物価は日本と比較して安い?高い? ・ベトナムの税金や健康保険の金額は? ・ベトナムでの生活費はどれくらい?その内訳は? そんな疑問をお持ちの方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。 ベトナム(ハノイ)と日本(東京)の物価を比較してみよう 生活費を考える上で外せない物価。日本と比較しやすい項目をピックアップしてお伝えします。 交通費 交通手段ベトナム(ハノイ)日本(東京)バス35円(7,000VND)210円電車40円(8,000VND)180円タクシー(初乗り1km)50円(10,000VND)410円ガソリン(レギュラー1L)135円(27,000VND)150円1VND=0.005円として計算 ハノイメトロを参照 上の表を見ると、交通費に関しては圧倒的にベトナムの方が低いことがわかりますね。日本と比較して、1/5 〜1/8ほどの費用です。一方で、ガソリンに関していえばあまり差がないということがわかります。 つまり、この価格差は運転手などの人件費の安さが反映された金額ということになるかと思います。公共交通機関が発達した日本に比べて、ベトナムでは都市部でも未だに市民の主な交通手段はバイクで、弊社のベトナム人メンバーも多くがバイク通勤をしています。1ヶ月の交通費については次の章で詳しく説明します。 食品(スーパーマーケット) まずはスーパーマーケットにある主要な食品の物価を見てみましょう。 食品ベトナム(ハノイ)日本(東京)米(5kg)563円(112,500VND)2,290円牛乳(1L)167円(33,300VND)215円卵(10個)148円(29,500VND)234円じゃがいも(1kg)138円(27,690VND)493円たまねぎ(1kg)133円(26,600VND)419円鶏むね肉(100g)46円(8,320VND)130円牛肉(100g)122円(24,400VND)289円コーラ50円(10,000VND)120円トイレットペーパー(4ロール)155円(31,000VND)250円洗濯洗剤(約1kg)200円(40,000VND)280円【参照元】東京都総務局統計部:東京の物価《 令和4年(2022年)3月分 (中旬速報値) 》NUMBERO:Cost of living in Hanoi Expatistan: Cost of living スーパーマーケットでの金額を比較すると、ハノイの物価は東京の物価の1/2~1/3程度ということがわかります。特にお米や野菜などの農作物が安いですね。ちなみに市場の価格はさらに安くなります。 一方で、乳製品や卵は意外と高いということがわかりました。ベトナムにおける酪農の歴史はまだ浅く、需要に対して乳牛の数が少なく、生産量が足りないそうで、その状況が価格に反映されています。詳しくはこちらの記事より(https://globe.asahi.com/article/12869015) 生活必需品、日用品も割高なものが多く、トイレットペーパーや洗濯洗剤、シャンプーなどを例にとっても高い印象です。もちろん日本での価格と比べれば安価ではありますが、平均年収などの差と比較すると、決して安くはない金額であることはご理解いただけるかと思います。 外食費 続いて、外食費を見てみましょう。 ベトナム日本(東京)平日ランチ(一食)約175~250円(35,000~50,000VND)500~1,000円マクドナルドビッグマック(単品)約380円(69,000VND)390円スターバックスカフェラテショート約300円(60,000VND)415円ビール(500ml)約110円(20,000VND)587円2022年5月のレートで算出。【参照元】東京都総務局統計部:東京の物価《 令和4年(2022年)3月分 (中旬速報値) 》NUMBERO:Cost of living in Hanoi VIETJO:ベトナムの物価 次は外食編です、まずは毎日のランチ代から比較していきたいと思います。表に記載のある金額は、一般的にベトナムの人たちがランチで食べているような大衆食堂を想定しています。ベトナムのランチでは、だいたい200円程度の価格感で食事をすることが一般的です。 日本では、東京などでは平均しても7-800円程度がランチの予算だと思うので、比較すると1/3〜 1/4程度かと思います。ここだけ見ると安価ではありますが、国同士の物価比較でよく用いられるようなマクドナルドのビッグマック指数、スターバックス指数を見てみるとそこまで安価ではありません。 各チェーン店でのブランディング戦略なども影響しているかと思われますが、毎年の国のGDPや最低賃金の上昇率の高さから、市場に対しての成長期待が価格に込められていることが推察できますね。その他、物価に関してはこちらやこちらでも詳しく知ることができます。 私はここハノイで夫、子どもと3人で暮らしています。商品毎の価格差は日本と異なり、安いものとそうでないものが様々ありますが、体感として生活費は日本と比較すると1/2くらいかかっている感じがしています。数字を見ると安く感じますが、こちらでの給料を考えると決して安くはなく、むしろ収入に対する支出の割合は日本で生活するよりも大きいというのが現実です。逆に言えば、日本の物価は安かったんだと実感しており、日本のデフレという減少を一旦を海外から垣間見ています。 【参照元】wikipedia:List of countries with McDonald's restaurants ベトナム人の1ヶ月あたりの生活費は? インターネット上には、ベトナムで生活する駐在員、現地採用の外国人の生活費に関する情報は多数ありますが、ベトナム人の生活費の情報(特に日本語)はあまりないようです。今回は新卒2〜3年目のベトナム人ITエンジニアの観点で見ていきます!以下は、ベトナム統計総局が発表した2020年版家計生活水準調査の結果をもとに数値を出した結果と、日本における新卒2~3年目の社会人の生活費を比較したものです。 ※前提条件 ・ベトナムの数値は、都市部における1人当たりの1ヶ月の数値 ・日本の数値は参照元データより総合的に考え出したもの ⚫︎収入 ベトナム日本総支給額約58,000円(11,600,000VND)230,000円所得税(日本は+住民税)約4,950円(990,000VND)13,300円健康保険約870円(174,000VND)33,300円社会保険約4,640円(928,000VND)手取り額約47,540円(9,508,000VND)183,400円 総支給額に対して、手取り額がどれくらいになるのか調べてみました。ベトナムの所得税は累進課税制度となっており、5%から35%と総支給額に対して割合が変わります。上の条件で見ると、約63,800円(11,600,000VND)の月収の場合15%が課税率となり、個人控除額が750,000VNDと定められているため、所得税は約5,400円(990,000VND)となります。 ベトナムの健康保険は労働者負担1.5%、会社負担3%となり、社会保険は労働者負担8%、会社負担17.5%です。社会保険では、疾病手当、産休手当、労働災害・職業病手当、退職年金、遺族給付等が保証されます。ベトナム、日本ともに、総支給額に対しての手取り額は約80%となりました。税金や社会保険などの割合は大きな違いはないと言えます。 ⚫︎支出 ここまで、物価についてお伝えしました。これまでのデータやベトナム統計総局のデータをもとに、ベトナム人の新卒2〜3年目のエンジニアの支出について考察した結果は以下の通りです。日本についてはこちらとこちらを参考にし、私の実際の経験等も踏まえて算出しました。 ベトナム日本(東京)家賃約15,000円(3,000,000VND)60,000円水道・光熱費約2,000円(400,000VND)7,500円食費約9,000円(1,800,000VND)36,000円交際費(外食含む)約10,000円(2,000,000VND)28,000円通信費(インターネット、携帯代)約1,500円(300,000VND)10,000円交通費約2,000円(400,000VND)9,00 0円その他約1,000円(200,000VND)20,000円支出合計約40,500円(8,100,000VND)170,500円日本の通信費、交通費に関しては、合算のデータよりおおよそで分割。 光熱費の比較ですが、日本での一般的な一人暮らしの使用料(電気154w/月、水道8.2m3)と仮定し、算出しました。ベトナムの電気代は、1kwあたり約2,000VNDなので、154kw×2,000VND=308,000VND、水道代は1m3あたり約10,000VNDなので、8.2m3×10,000VND=82,000VNDとなり、合計で約2,000円(400,000VND)となりました。 外食費、交際費は、平日のランチ代を含む金額となります。現地の大衆食堂で食べることを想定しているとはいえ、平日毎日支払うとなると大きな金額になりますね。通信費は家のインターネット代が200,000VND、携帯電話代が100,000VNDとしています。 交通費は、前項でガソリン代や交通手段について少し述べたものをベースに考えています。バイクの燃費は40km/Lなので、職場までの片道を10㎞と想定すると、1ヶ月で約400km(1日往復20km×20日)、400km÷40km/L=10L、27,000VND/L×10L=270,000VND/1ヶ月となります。プライベートで使用する分を考慮すると、1ヶ月の交通費の合計は400,000VND(約2,000円)ほどになると考えられます。日本は交通費が約10,000円なので、ベトナムでは1/5となり、バイク通勤によって節約ができています。 ⚫︎手取り金額算出 毎月の手元に残る金額は大体以下の通りです。 ベトナム日本収入(手取り額)約47,540円(9,508,000VND)183,400円支出約40,500円(8,100,000VND)170,500円手元に残る金額約7,040円12,900円 このような結果になりました。このような相場感なので、渡日前の準備に費やす資金を用意することが難しく、xseedsの企業様は支度金を出してくださることが多くなっています。これは本当にありがたいサポートです! 【参照元】 THÔNG CÁO BÁO CHÍ VỀ KẾT QUẢ KHẢO SÁT MỨC SỐNG DÂN CƯ NĂM 2020(ベトナム統計局 2020年版家計生活水準調査) ベトナム税制,ASEANにおけるヘルスケア制度・政策調査(JETRO) 毎月固定でかかる電気代。一人暮らしの場合、電気代はどのくらいかかる?(LIFUL HOME’S) 一人暮らしの平均的な水道使用量を解説!地域ごとの料金違いや節約方法も公開!(Rooch) 終わりに いかがでしたか?今回は、ベトナムの物価や生活費などからお金事情について触れてみました。今回の調査結果から、ベトナムでは必ずしも物価が安いとは言えず、ものによっては日本とほぼ変わらないということがわかります。実際にベトナムの物価や生活費に対して抱いていたイメージとは異なる部分もあったのではないでしょうか。その国のお金事情から、生活の様子や文化、考え方などを知ることができます。今後もベトナム情報を発信していけるようにアンテナをはり続けていきます! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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学生から社会人へのマインドチェンジ!内定者特別授業
学生から社会人へのマインドチェンジ!内定者特別授業
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の大原です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!これまで、私たちSun*が内定者向けに行っているサポートについてお伝えしてきました。夏期講習や渡日までの学習計画フローなどのサポートについては以下をご覧ください。 https://xseeds.sun-asterisk.com/itjapanese-20210819/ https://xseeds.sun-asterisk.com/support-20220602/ 今回は、IT講師チームが行っている内定者特別授業に参加してきましたので、その時の様子をお届けします! 内定者特別授業ってどんなことをしているの? 授業を行う意味は? 講師はどんな人? そんなことをお伝えしたいと思います。 xseedsの内定者向けフォロー 冒頭でもお伝えした通り、私たちはxseedsの内定者向けに以下のような様々なサポートを行っています。 内定者研修 学習計画フロー 企業と内定者の交流 IT研修 企業インターンのサポート 一つ目の「内定者研修」は、さらに以下のように3種類のサポートに分かれます。①一般日本語チーム実施これは、Sun*所属の日本語教師チームが行う、内定者全員が参加必須の日本語の授業です。各大学ごとにシラバスを作成し、レベル別や内容別の授業を行っています。 ②内定フォローチーム実施これは、TC(タレントコンサルティング)の内定フォローチームや、ハノイ工科大学(以下、HUST)の一般日本語教師が講師を務めます。こちらも内定者全員が参加必須のセミナーで、月に一度行われ、内定から卒業までの期間で日本語・IT学習へのモチベーションアップ、日本についてより知ってもらうことを目的としています。例えば、「外国人が驚く!日本にしかない文化」「報連相(実践)」「生活する上でベトナム人がよくあったミス」などがテーマになっています。日本人である私も、外から日本を見ることができるのでぜひ参加してみたいと思いました。※まだお伝えしていないサポートの詳細については今後別の記事でお届け予定ですのでお楽しみに! ③IT講師チーム実施今回お届けするのがこちらの授業の様子です!次の章から詳細を説明します。 内定者特別授業の概要 特別授業の概要は以下の通りです。 対象 下記3つ全ての条件を満たす内定者・授業を理解できる日本語力がある・日本語教師の推薦を得ることができる・事前課題を提出済みである担当Sun* IT講師全員目的以下について、学生が実践できることを目指す・日本企業で働くための最低限のマナーの習得・日本企業で働くための最低限のマインドセット・これらをブラッシュアップし続けるマインドセット期間1ヶ月に1度開催、1時間半~2時間 / 回内容受入企業様へのヒアリングの内容から、「社会人スキル」について内定者の現状と企業の期待値を把握し授業内容を決定。 授業の内容は、毎回異なります。過去に行われたテーマを簡単にお伝えすると、 不明点の聞き方 視野を広げる 自分の意見を言える 業務改善の意見を出す 上記のものが行われ、学生は社会人になるうえで必要不可欠なことを学んできました。私個人としても興味深く、もっと早く内定者特別授業についてアンテナを張っていれば全部参加できたのに…と、参加できなかったことを少し悔やんでおります。私自身社会人になって十数年経ちますが、年齢を重ねるごとに自分のルールのようなものが出来てしまっています。気づかない間に凝り固まった頭を柔らかくするために、こういった「初心に戻ることが出来る」授業に学生とともに参加することはありがたい機会だと感じました。今回私が実際に出席した授業では、「学生から社会人へのマインドチェンジ」がテーマでした。 内定者特別授業『学生から社会人へのマインドチェンジ』 今回の授業の担当は、カイン先生です。 3人のママでもあるカイン先生。バリバリ働くママ、かっこいいです! カイン先生は大学時代に日本語を学んでおり、卒業後はベトナムのIT企業を経て、Sun*ベトナムにIT Comtorとして就職しました。Sun*は日本企業との取引が多く、日本語を独学で学んでいるエンジニアが多数おり、カイン先生は、ボランティアで同僚に日本語を教えてもいました。そこから教育の重要性や面白さを感じ、現在のIT講師に繋がったと教えてくれました。見た目はとても優しくて柔らかい雰囲気ですが、授業では優しさの中にある学生への熱い想いが感じられ、時には厳しく気づきを与えていました。このテーマを選んだ理由をカイン先生に尋ねたところ、実際にxseeds Hubを利用した日本企業様からのフィードバックで以下のようなコメントを頂いたことが理由とのことです。 まだ学生の雰囲気があり、仕事に対して受け身なことが多い 学生と社会人のマインドの違いを早い段階で教えてほしい ITスキルは高いけど、マインドの部分がまだ追い付いていない 授業の冒頭で、「マインドは一朝一夕で変えられるものではありません。 マインドというのは、今まで時間をかけて身に着いた考え方だからです。 そのマインドを完全に変えるには、2時間授業では時間が足りません。 この授業では、マインドを切り替えるというよりマインドを切り替えるための心の準備に重きを置きます。 つまり、今日の授業が皆さんが今持っている学生のマインドから社会人のマインドにチェンジするきっかけになることが目的で す。」と説明がありました。考え方のきっかけを与え、学生がこれから自分自身でマインドチェンジしていくことができるようにするということが目的ですね。今回参加した19名の学生はまず、授業の最初に、45分間で15通りのケーススタディに対して自分の考えをまとめ、その後参加者全員で話し合いました。その中で、様々な意見が出たものや、学生らしい回答があったケースを3つご紹介します。 ケーススタディ その① 上司の評価が厳しすぎると思います。遅刻もしていないし、与えられたタスクも全てやってきたのに、ランクや給与が上がらないのは厳しいです。 そういう考え方の学生は多いと思います。ここで考えてほしいのは、上司は皆さんの何を評価するのかということです。 求められたタスクを完了するだけではなく、それ以上にパフォーマンスすることで評価されると思います。 期待以上のことを行うことで評価されるということですね。社会人になると、個人の能力やスキルの高さも重要ですが、その人か会社に利益をもたらすような成果を生み出せるかどうかが重要になります。 私はまだ、「会社に利益をもたらす」という考え方を持っていませんでした。 学生と社会人のマインドの違いですね。社会人になったらそのような考え方ができるようにしましょうね。自分が取り組んだことが会社の利益に繋がるかどうかということは、私も社会人になってから常に意識していることのひとつですが、学生の時にこのような考えが出来たかというと、全く出来ていませんでした。参加学生のほとんどが、このシチュエーションから初めて学んだことだったのではないでしょうか。 ケーススタディ その② 私は一週間前の報告で十分だと思います。一週間あれば自分は準備ができます。 自分の準備のことだけを考えますか? 私は一週間前の報告では遅すぎると思います。なぜなら、一週間では引き継ぎ時間が足りないからです。二週間前の報告が必要だと思います。 そうですね、自分の準備だけではなく、チームメンバーへの引き継ぎも必要ですね。休む時には、様々なことを考える必要があります。まずは時期。このケーススタディとなっている12月は繁忙期です。繁忙期とは、仕事の依頼や注文、来客などが多く忙しい時期のことを言います。その反対の時期は閑散期と言います。まとまった休みを取りたい場合は、出来れば閑散期に取るべきです。また、もし同じ時期に休みたい人が自分以外にもいたらどうなりますか?プロジェクトが滞る可能性がありますね?様々なことを考えると、一週間前では遅すぎると気づくと思います。遅くても一ヶ月前、できれば二ヶ月前には上司へ相談や申請をするほうがいいと思います。 自分のスケジュールだけではなく、いろんな状況を考えて早く上司に相談するようにします。 どのくらいの時期に上司に相談するべきか、アルバイトを経験している学生であれば社会人になる前に学ぶことかもしれません。こちらにあるように、アルバイトをしているベトナム人大学生の多くが、週に5時間以下の労働という結果が出ています。これは私の推測ですが、おそらくベトナム人学生の場合は単発のアルバイトが多いのではないかと考えます。日本人大学生の場合はこちらにある通り、多くが週に11~15時間ほど働いているそうです。勤務先へシフトの相談をするという経験が日本人学生と比べてベトナム人学生は少ないのではないでしょうか。それが今回のケーススタディの回答に繋がったのかもしれません。これをきっかけに、自分が仕事を休むことで事前にどんな準備が必要なのか、どうしたらチームメンバーに迷惑をかけずに長期の休みを取得することが出来るのか考えることができるようになったと信じています! ケーススタディ その③ 皆さん、シチュエーション6を考えてみましょう。シチュエーション5で同僚のGiangがタスクをうっかり忘れていたことに、隣にいたHungさんは気づきましたね。もしあなたがHungさんならこのあとどうしますか? 仕事において、チームワークや助け合いが大切です。自分が残業してでも助けたほうがいいと思います。 確かにチームワークは大切ですね。 私だったら、助けてくださいと言われれば助けますが、何も言われなければ助けないと思います。なぜなら、自分にもタスクがありますし、忙しいときは手伝うことができません。 その日Hungさんは自分のタスクは終わりそう、17:00に退勤しようと考えていますよ? うーん…Giangさんが手伝ってほしいと思うならHungさんに声を掛けると思います。だから、声を掛けられたら手伝います。 つまり、条件付きで手伝うということですね。それは、社会人としての正しいマインドでしょうか?日本企業様からもらったフィードバックにも「まだ学生の雰囲気があり、自ら周りの人を助けたり、進んで行動しない人もいる」とありました。大切なのは、自ら考え行動することです。例えば、他の人が困っていることに気づいたなら積極的に声をかけるべきだと思います。他のケーススタディにもあったように、言われたことだけをやるというのは社会人では通用しません。 他の人から求められなくても、自分から言った方がいいんですね。もし自分が同じ状況になったら、「手伝いましょうか?」と声を掛けるようにしようと思います。 そうですね。その一言があるだけで、温かいサポートがあると相手が感じることができ、心強くなるかもしれません。今後のチームワークの向上にも繋がりますね! 日本人は空気を読むという力に長けていると思います。わざわざ言葉にしなくても周りの状況から自分がどう行動すべきか察します。この特殊な文化をベトナム人学生に完全に理解してもらうということは難しいかもしれませんが、日本にはそういった文化があるということ、また受け入れ企業様にはそういった文化は日本特有のものということを理解していただき、双方が歩み寄ってチームワークよく働けることが理想ではないでしょうか。 カイン先生へインタビュー 今回の特別授業後にカイン先生へインタビューし、授業のテーマを決めたきっかけやxseedsの学生への想いを伺いました。 この授業のテーマは先生が考えたものですか? そうです。まず最初に、学生に足りていないことは何か考えました。この授業の目的でも話したように、ベトナム人学生の就職先である日本企業様から「ITスキルは高いんだけど、まだ学生感が抜けていない…」というお話をよく聞くので、学生と社会人のマインドの違いをテーマにしようと思いました。 事前にそれを学ぶことで、日本就職の時に戸惑いも少なくなりますね!カイン先生がxseedsの学生に今後どんなことに取り組んでほしいか、どうなってほしいか教えてください。 なぜこの授業を行うのか、そういったことをしっかり考え、きちんと目的意識を持って取り組んでほしいと思います。仕事をするということは、ITスキルだけではなく、考え方やビジネススキルも必要になります。それを学生時代に知り、理解することで必ず就職後に役に立ちます。ぜひxseedsの学生には日本で頑張ってほしいと思っています! 確かに、私も社会人になってから「もっと大学の時に将来を見据えて授業を受ければよかった」と思うことが多々あります…それを学生自ら今の時点で気づき、目的意識を持って学ぶことで将来必ずプラスになりますね!カイン先生、素敵な授業をありがとうございました! 終わりに いかがでしたか?今回は、IT講師チームが行っている内定者特別授業の様子をお届けしました。ITスキルだけではなく社会人としてのマインドを養うために、xseedsの学生は日々様々なことを学んでいます。ベトナムで育った学生たちは、なかなか日本人特有の考え方を理解するのが難しかったり、学生と社会人の違いを学ぶ環境がなかったり、日々考え方の違いに戸惑いながらも精一杯学んでいます。少しでも日本就職時に学生が気持ちよく働けるよう、また、日本の企業様にITスキルだけでなくマインドも素晴らしいと思っていただけるよう、私たちSun*教育事業部一丸となって今度もあらゆるサポートを行っていこうと思います。今回お伝えしきれなかったその他のサポートについても今後発信予定ですのでお楽しみに! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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EdTech Centre開設セレモニーの様子とSun*CEO小林泰平インタビュー!
EdTech Centre開設セレモニーの様子とSun*CEO小林泰平インタビュー!
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。2022年6月1日、Sun*とハノイ工科大学(HUST)が教育をDXするEdTech Center(イーディーテック センター)の開設記念セレモニーを開催。 セレモニーにはベトナムニュースメディアのビデオカメラや記者が入り、当社CEOの小林泰平やハノイ工科大学学長フイン・クエット・タン氏、教育訓練局技術局 グエン・ソン・ハイ氏も列席しました。本記事では各メディアでは公開されていない当日のセレモニーの様子を詳しく紹介していきます。ぜひ最後までお読みください。 Sun*とハノイ工科大学(HUST)が連携してEdTech Centreを開設した背景 EdTech Centreの今後の展開 セレモニーの様子 当社CEO小林泰平インタビュー ベトナムメディアの報道リンク紹介 終わりに 上記の内容をお届けします。 Sun*とハノイ工科大学(HUST)が連携してEdTech Centreっを開設した背景 EdTech Centre エントランス SDGsの目標の1つに「質の高い教育をみんなに」があるように、昨今、世界のどこを見渡しても教育の重要性が再確認されてきています。 私達Sun*は外務省のODAとして2006年から始まった日本語が出来る高度IT人材を育てるHEDSPI(*1)プロジェクトを2014年から継承しており、ベトナムを始めとする海外の大学に教育を提供する機会をいただくことで、この重要性に正面から向き合ってきました。 今回、ベトナムの最高学府であるハノイ工科大学と何度も協議を重ね、 私達からの一方的な教育の提供だけはなく、ハノイ工科大学とSun*が一緒になって、ベトナム全体の教育の底上げを実現していきたいと本気で考えるようになりました。それを実現可能にするためには、私たちと大学とでもっともっと連携力を高める必要があります。 Sun*とハノイ工科大学がそれぞれ持っている技術や知識、ノウハウをオープンにし、それをお互いの人材を使って研究開発することで 今まで実現できなかった教育の向上につながると考え、Edtech Centreの開設をすることにしました。 (*1)HEDSPIについては、こちらの前編記事、後編記事で説明しています。ぜひお読みください! EdTech Centreの今後の展開 教育の効率化と高品質な教育の展開を、教育DXの分野で国内外の研究専門家が様々な機関と、開発・実装・研究・トレーニング・技術ノウハウの展開を協同実施していきます。EdTech Centerはハノイ工科大学と連携し、以下のコンテンツを開発する予定です。 ハノイ工科大学とその他の教育機関向けのMOOC(Massive Open Online Course)プラットフォームの開発・運営。 オンラインとオフライン両軸での教育・学習方法を大幅に刷新し、デジタル環境での教育と学習を、教師・学生の日常的な教育活動の推進。 Edtech Centreの詳細に関してはプレスリリースもご確認ください。 セレモニーの様子 セレモニー進行のタイムラインは以下になります。10時に開会され11時に終了しましたが、大切な発表が多く濃厚な1時間になりました。 10:00 セレモニー開始の挨拶・出席者紹介10:05 EdTech Centre 組織管理部長 ヴ・ヴァン・イェム氏のセンター設立発表と人事任命10:15 EdTech Centre 所長 ファム・フイ・ホアン氏がセンターの概要を説明  10:25 ハノイ工科大学学長  フィン・クエット・タン氏が挨拶 10:30 当社CEO小林泰平の登壇10:35 教育訓練局技術局局長 グエン・ソン・ハイ氏の登壇10:40 テープカット式のため9階に移動11:00 テープカット式終了 パーティー・EdTech Centre内覧開始 会場はハノイ工科大学の教授棟。EdTech Centreはこの棟の9階にあります。この日は晴天!天候にも恵まれました! ちなみに教授棟の前には学生寮があります。この古い寮に住みながら日々勉強をし優秀な学生へと成長していきます。寮の上には青空が広がっている! セレモニー会場 セレモニー準備中の会場の様子。素敵ですね。最前列が登壇者席、次列から関係者招待席です。セレモニー開始時には全席満席になりました! 【10:00 セレモニー開始の挨拶・出席者紹介】セレモニーが開始しました。Sun*スタッフが司会を担当し、ベトナム語と日本語で挨拶があり、ベトナム人と日本人が共に理解できるよう進行していきます。とてもスムーズでした。Sun*とハノイ工科大学の登壇者が前列です。後段は関係者が招待され会場は満席。招待関係者には日本人も多くいました。 出席者全員が起立しベトナム国歌を聞きます。静粛な空気が流れます。招待関係者の半数が日本人でした。 【10:05 EdTech Centre 組織管理部長 ヴ・ヴァン・イェム氏のセンター設立発表と人事任命】まずセンター設立の発表と人事任命の発表がありました。 まず中央のハノイ工科大学情報通信技術研究所所長のタ・ハイ・トゥン氏が教育訓練省からEdTech Centre開設の承認状を花束と共に受理しました。 そしてEdTech Centre所長にファム・フイ・ホアン氏が任命されました。任命状と花束が授与されます。 左の画像、中央がEdTech Centre副所長 グエン・ニャット・ハイ氏です。任命状と花束が授与されました。 【10:15 EdTech Centre 所長 ファム・フイ・ホアン氏がセンターの概要を説明】ファム・フイ・ホアン所長自らがセンターの今後の開発・研究の展開を説明します。技術演習のためにVR技術の開発・適用も視野に入っているとの事。 【10:25 ハノイ工科大学学長  フィン・クエット・タン氏が挨拶】教育におけるデジタルトランスフォーメーションおよびテクノロジーとソリューションのためのセンターの設立は、教育におけるデジタル化の決意を示している。日本とのご協力も長年にわたって順調に進んでいます。ご設立されたEdTech Centreも多くの強みと強力な開発の機会があり、Sun*の手腕、そしてこれまで培ってこられた豊富なご経験と実績により、すばらしい発展を遂げられるものと確信いたしております。 【10:30 当社CEO小林泰平の登壇】ITという技術はみなさんにとってちょっと便利な技術から、生活に無くてはならない技術に変わりました。そんな中、「教育」という重要なインフラに本格的にITが導入される、そんな時代が来たんだと思っています。先ほどホアン先生の話にもあった通り、基本的に教師というのは1人でたくさんの学生に同時に教えることを行っています。学生一人一人は個性があってそれぞれ違うのに、全員が同じ時間に同じカリキュラムの授業を受けなくてはいけない。こういったことにずっと疑問を抱いていた教育者の方たちがたくさんいると思います。 今回僕らがハノイ工科大学のみなさんと取り組ませて頂くこのプロジェクトは、そんな未来を創っていく画期的なプロジェクトだと思っています。僕らが今まで培ってきたノウハウやITナレッジは全てつぎ込んで素晴らしいプロジェクトにしたいと思っております。 ベトナムの大学の授業をIT技術で抜本的かつ効果的に変えるんですね!本当に新しい世界の始まりのようです!しかも数年後に確実に変わるなんて夢のよう。実現が待ち遠しいですね! 【10:35 教育訓練局技術局局長 グエン・ソン・ハイ氏の登壇】グエン・ソン・ハイ氏 : ご設立おめでとうございます。 センター開設はハノイ工科大学とSun *の間の重要な協力であり、ハノイ工科大学が常に教育機関として、デジタル変革と教育の革新のパイオニアであることを示しています。1月25日に首相は教育におけるDXに関する決定を承認しました。センターの戦略は国の計画と政策に密接に関連しています。 EdTech Centreの発展におきまして、教育訓練局情報技術部でお役に立つことがございましたら、ご支援させていただきます。 【11:00 テープカット式 パーティー・EdTech Centre内覧開始】テープカットはEdTech Centreのオフィスがある9階に移動。関係者が見守るなか華やかにテープカットが行われ、大きな拍手に包まれました! テープカット後は当社CEOとセンター所長が用意された祝いの赤ワインをグラスに注ぎます。 センター開設を祝って乾杯!ワインと軽食が用意され参加者みなが乾杯をしてパーティーが始まりました!全員に笑顔がこぼれます。 EdTech Centre内を公開! パーティーと共に開設されたEdTech Centre内覧の案内がありました。ここからハノイ工科大学の教育DXが始まると思うとワクワクしますね! EdTech Centre内 xseeds Hubの職員室 ガラス張りのオフィスは見通しが良くとても清々しいです。9階にあるため眺めもとても良かったです。参加者はオフィス内を見学し、ここから始まる教育DXについて語り合う方もいました。EdTech Centreの隣はxseedsの職員室です。先生方のオーラで中の雰囲気はまるで日本にいるよう!先生方のデスクワーク姿も素敵でした。新しい職員室はきれいで快適です!ここで私が出席者と語り合っていた当社CEO小林泰平にいきなりインタビューを開始しました! 当社CEO小林泰平インタビュー EdTech Centre開設おめでとうございます。久しぶりのハノイですよね?もう850日ぶりぐらい(笑)。前回ハノイにいたのが2020年の2月までだった。その頃はコロナが始まってぐらいの頃だね。久しぶりのベトナムはどうですか?あんまり変わってないね。日本に長くいちゃだめだなと思った。というのは? 活気が(ベトナムと)全然違う。日本ってすごいいい国だと思うんですけど、外に対する意識がすごい減っちゃって。ベトナムに限らず、どっちかっていうと外に向かうエネルギーがある場所がすごい重要だなって、ハノイに着いた瞬間に思った。そうそうそう、こういうこと!みたいな。うちのベトナムメンバー達のエネルギーも最高です。このくらい元気な方がやっぱいいよ。本当にそう思う。 なるほど、ベトナムの外へ向かうエネルギーはすごいですね! 先ほどのスピーチで「コロナ禍でIT技術がちょっと便利な技術から生活に無くてはならない技術に変わった」という言葉にグッと来ました。 デジタルネイティブ世代からすると元々そうなんですけど、そうじゃない人達ってそうとう大変だったと思うんです。デジタルに不慣れだった人達も全員使わざるをえない環境になったのがすごい重要なターニングポイントだったなと思う。 そうですか! コロナで本当に世界が大きく変わりましたね。 大きく変わったと思う。表面上のことだけじゃなくて、デジタルに対しての心の門が開いた人が多かったと思う。 アフターコロナのベトナムのIT人材はどのようになっていくと思いますか? これからのIT技術者はプログラミングだけじゃなくて、どうやって社会に実装させていくかが大事。ユーザー体験、UXに対する知識も必要だし、それを表現するUIの知識も必要だし、それをサスティナブルに継続していくためのビジネスの知識も必要で、それをどうやってアウトプットするかっていう所にフォーカスすべきかなと思う。技術自体はコモディティ化してみんな使えるようになっていって、それ自体にあんまり価値は無くなっていく。技術をどう使っていくかってことに目を向けないといけないと思う。 わかりました。ありがとうございました。 ベトナムメディアの報道リンク紹介 日本国内ではプレスリリース等でEdTech Centre開設について報道されましたが、ベトナム国内の各メディアでも報道され話題になりました。ここにリンクを紹介します。 Ra mắt trung tâm công nghệ và giải pháp chuyển đổi số trong giáo dục /Vn Express Công ty Nhật bắt tay làm chuyển đổi số trong giáo dục tại Việt Nam / Báo Thanh Niên ĐH Bách khoa Hà Nội và Sun* thành lập EdTech Center / Báo Khoa học và Phát triển 終わりに 今回はEdTech Centere開設記念セレモニーの様子をお届けしました。新時代を創造する方々と約850日ぶりにベトナム入りした小林泰平氏の想いに触れ、今後のハノイ工科大学とベトナムの大学教育の未来にとても有意義な機関が誕生したことを実感しました。今後のEdTech Centreの活動が気になりますし、ますますxseeds Hubの動向は大注目です! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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