• TOP
  • xseedsとは

About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
アフリカ進出!ケニア国内トップランクの大学でトライアルコース開始!
アフリカ進出!ケニア国内トップランクの大学でトライアルコース開始!
アフリカはこれから間違いなく伸びるマーケットでもあり、そこで挑戦できるケイパビリティがSun*には備わっていると確信しています。 はじめに Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます! これまでも私たちSun*が様々な国で教育事業をしている様子をお伝えしてきました。それぞれの詳細については是非こちらをお読みください!※マレーシア教育事業 ※インドネシア教育事業 ※ブラジル教育事業Vol.1、Vol.2 そしてこの度、ついにアフリカに進出することになりました!アフリカでIT教育!?なぜアフリカなのか、どんなことをしに行くのか、アフリカ事業責任者の広瀬光氏にもお話をうかがってきました。是非最後までお読みください! アフリカで教育事業の調査が始まりました! 経済産業省の委託を受けたデロイトトーマツの「アフリカの社会課題解決型のビジネス共創促進事業のモデル企業」に採択され、アフリカ(ケニア)における調査事業を開始しました。本プログラムでは、ケニアのコンピューターサイエンスでトップランクの大学から学生を選抜し、無償のトライアルコースの提供を行っています。プロジェクト自体は、2022年の4月頃から始動しており、トライアルコースは10月からの約2ヶ月間のカリキュラムで実施しています。 アフリカ市場の可能性 ナイロビのランドマークThe Kenyatta International Convention Centre アフリカといえば大自然というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、今デジタル起点での経済成長が世界から注目されています!例えば、日本のユニコーン企業が12社に対し、アフリカにはすでに7社です。ベンチャーキャピタル投資額は50億ドルを上回り、日本の投資額57憶ドルに追いつく勢いです。さらに、2020年から2021年にかけてテックスタートアップは3倍の約5,200社になり、その半分はフィンテックであり、従来の金融サービスを破壊し強化して40億~60億ドルの推定収益を出しています。アフリカで事業を行う日系スタートアップもあり、評価額10億ドルを超える企業もあります。また、すでにアフリカで展開している日系企業について、今後の事業は拡大または現状維持すると答えた割合が94.1%というJETROの調査もあります。 アフリカは若者が多く、また既得権益や規制が少ないので「本質のニーズ」に対してIT技術でソリューションを提供できる国なんです。そしてこのような経済成長に加え、今後2050年には、世界の4人に1人はアフリカ人になると言われているくらい人口が増加しており、マーケットとして絶対に見なければいけない国々なんです! そんな可能性にあふれた国で私たちがどのように関わるのか、アフリカ事業責任者の広瀬光氏にお話をうかがいました! 【参照元】Nairametrics “African unicorn: The most valuable startups by Africans you should know”インベストメントブリッジ 【2022年】ユニコーン企業とは?日本で注目の企業12社はここだ!JETRO アフリカの2021年VC投資は前年比3.6倍の52億ドル大型投資が増加、2021年度 海外進出日系企業実態調査(アフリカ編)Africa Business Partners アフリカビジネスの今International Finance Corporation Internet経済は2025年までにアフリカへ$180BのImpactを与えるTechpoint africa アフリカにおける最先端のイノベーションについてGoogle CEOが語るMcKinsey&Company アフリカのフィンテックについて アフリカ事業責任者広瀬さんにインタビュー (今回インタビューに協力していただいた方) 広瀬 光(ひかる)氏 大学を卒業後、日本のIT企業へ就職しデジタルマーケティング事業に従事。その後、社会課題解決に挑戦したい想いを抱きアフリカへ渡り、モザンビークの事業会社で現地法人の代表となる。2021年、途上国/新興国へ教育を届ける活動を目指してSun*の教育事業(xseeds)に参画し、Sales企画や大学開拓などのミッションを担っている。 なぜアフリカ事業に手を挙げたんですか? もちろん、マーケットとしてすごく魅力的だという前提もありますが、Sun*として必ずやるべき領域だとも思っているので手を挙げました。私がSun*に入社した理由でもあるのですが、Sun*はビジョンとして明確に「世界平和」を謳っています。それだけでなく、それを体現する事業として教育事業を自社で抱えており、2,000名強の学生さんの教育に携わって、就職機会に繋げたり、その方たちの人生にポジティブな影響を産み出しています。こんな事をしている企業の存在はとても貴重だと思っています。 また、私個人の背景で言いますと、30歳の時にバックパッカーとしてアフリカへ渡り、モザンビークで2年弱ほど駐在していた経験があります。その時は、国連機関(FAOやWFP)主導の、農村部におけるサプライチェーン構築やマイクロファイナンスの事業に携わっていたのですが、教育の不足・重要性を目の当たりにしたのを覚えています。複雑な社会背景や課題が交錯するのがアフリカの特徴でもありますが、これから間違いなく伸びるマーケットでもあり、そこで挑戦できるケイパビリティがSun*には備わっていると確信しています。そんな環境の中で、今回のプロジェクトの機会を頂けたことは、私自身とてもワクワクした気持ちで臨ませて頂いています。 今回のアフリカ事業、具体的には何をするんですか? 最も重視しているのは、ケニアのコンピューターサイエンス学部の学生がどの程度のレベルの技術を有しており、また、そのスキルが就職先となる企業にとってどの程度受け入れられるのか、を調査したいと考えています。カリキュラム自体は学術的な要素が大きいものとなっていますが、授業への参加態度・意欲や、宿題の提出内容のレベル、グループワークにおける成果物などを検証する想定でいます。 アフリカ教育事業資料の一部 今行われている教育はどんな内容なんですか? 10月17日から初回の授業が始まっており、2ヶ月ほどの期間の中で、機械学習に関する特別カリキュラムを、36時間分のブレンデッドスタイルの授業として提供します。学生はYouTubeで事前に動画を見て学び、質問があればQAセッションで講師陣に聞いてもらう形です。宿題も提出してもらって講師陣がチェックしますし、出欠席も確認しています。大学は、コンピューターサイエンスでアフリカトップランクの Jomo Kenyatta University Of Agriculture And Technology University of Nairobi Moi university などを中心に、学生19名が参加しています。 授業で使用するテキスト 講師はSun*のR&Dチームという最先端の研究開発を行っているチームが講師陣として英語で行っています。今回は単位認定コースではなく、民間企業として無料で行っている寄付講座ですし、学生としても強制ではなく任意なので、興味がある学生が受けているという感じです。 日本語の授業が無いというのは今までとは異なる教育事業ですよね。 今回は完全にテクニカルな内容に振り切って英語で教えています。今までは日本就職を前提として日本語や日本で働く上で必要なマインド等の授業を行なっていましたが、今回は英語でのIT教育となっています。アフリカという地が日本から遠く、加えて、ケニア国内での日本のプレゼンスがベトナムなどのそれと比べて圧倒的に低いんです。なので、彼らにとっては日本語を学ぶ意義が非常に少なく、わざわざ日本語を学んで日本に住んで日本企業に勤める、というのは難しいのかなと考えています。 就職機会はどうなるんですか? アフリカにおける新たな就職機会の形 ケニアの学生さんの就職機会については、日本にある企業とアフリカにある企業の二つの軸で考えています。日本にある企業の場合、一部の企業でエンジニアの公用語を英語にしていくというところもあるんです。なので、マーケットの今後の可能性を考えたときに、日本企業だけど日本語は喋れなくてもいいよ(英語でOK)という企業さんに紹介していくという道があるかなと考えています。一方で、アフリカにある企業の場合は大きく分けて、地元のIT企業か、海外から進出してきているグローバルIT企業、そして、日本からアフリカに進出している日系企業の3つの選択肢があるかと思っています。ここにSun*が介在する価値としては、日本からアフリカに進出してきている日系企業を繋ぐことではないかと考えています。 その場合、日本国内のIT人材不足を補うという課題解決には繋がりませんが、よりグローバルな視点でIT人材を産み出し、社会に送り出すという取り組みになればと願っています。ケニアや他アフリカ国においては、大学でITを学んでも、就職の一歩手前であるインターンの機会を勝ち取ることすら、熾烈な争いになっています。Sun*がこのシステムを構築できれば、アフリカ現地の学生さんがSun*経由で就職の機会を獲得しやすくなるというメリットがあります。アフリカに進出する日系企業にとっても、現地の事情を熟知した優秀なエンジニア候補生を採用することができます。 12月ついに現地調査がありました! 5日間の日程でデロイトトーマツさんと共に現地に行ってきました。(詳しくは第二弾の記事でお伝えします!)今回の渡航時に学生さんにはプレゼン発表をしてもらいました。グループワークで、学んだ内容を元に実際の世の中にあるデータを使って、今回学習したAIのいくつかの技術の中から一つ選んでサンプルを作ってもらい、成果として発表という感じです。その結果がどうであれ、私たちはアフリカ進出をする前提なので、ケニアの大学の学生のレベルを知ることも一つの目的になります。もう一つ、今回の結果を見て、すでにxseeds Hubのお客様になってくれている日本の企業様に紹介してニーズを探りに行くことも目的です。私たちの教育事業は、大学や学生さんに対して無償提供する事を前提としていますが、民間企業が事業として続ける以上、どこかで収益を産み出し続ける仕組みが必要になります。理想と収益のバランスを絶妙にとっていきながらも、「だれもが」質の高い教育を受けられる世界観を創るため、しっかりと調査した内容を形にしていきたいと思っています。 今の時点で課題はありますか? 課題は大きく二つに分けて考えています。一つ目は、日本のプレゼンスです。前述のように、アフリカのような遠い地の学生さんにとっては、日本のプレゼンスが相対的に非常に低く見えています。そのため、日本に渡航して、日本企業に就職するという従来のxseeds Hubの提示できるオプションは、彼らにとって魅力的には映らない可能性が高いです。その選択肢を排除して考えた時に、どのようなチャンスがあれば学生さんにとって魅力的なインセンティブになるのか、という点は考え続ける必要があります。二つ目は、Sun*側の教育体制です。これまでは、日本語を基軸として日本就職を前提とした教育体制を注力して構築して来ました。しかし今回、ケニアで英語を中心としたカリキュラムを提供し、英語人材が求められる就職機会を模索しているように、日本や日本語の文脈をどう考えて行くべきかが問われています。日本にアイデンティティがある我々が、日本や日本語の文脈を疎かにする、というわけでは決してなく、今後の事業の中でどのように活かして行くべきなのかを考える必要がある、ということです。 この教育事業は今後どうなっていきますか? 調査をした後のスケジュールはまだ具体的には決まっていないんです。今回はトライアルで短期間の取り組みなので、大学側に次のステップのことを考えてもらうこともこの渡航時に必要になります。私たちの想いとしては、今回ケニアの大学と良好な関係を築いて、次につなげていきたいんです。そうしたポジティブな回答を大学側からも得た上で、JICAや経済産業省のプロジェクトに採択されるよう一緒にプロポーザルを作っていく、などの連携ができることを目指したいです。例えば、2023年の春〜夏にかけて省庁のプロジェクト予算を大学と一緒に提案書を作って採択され、2024年から本格的にカリキュラムが開始されている、というようになればいいなと考えています。 最後に、広瀬さんの想いをお聞かせください! 改めてになりますが、Sun*は『世界平和』をビジョンに掲げており、私たちは、そのビジョンを教育の視点から体現したいと思っています。「誰もが価値創造に夢中になれる世界」を創るというSun*の理念に対し、「誰もが質の高いSun*の教育機会を享受できる世界」を実現したいと思っています。別にアフリカに限定した話でもありませんが、アフリカ大陸には教育と雇用の機会が絶対的に足りていません。モザンビークでの駐在期間中、農村部で育った子が会社のメンバーにいました。彼は自分のキャリアアップのため、何か学びたいという明確な意思があるものの、私はそのための適切な手段を提供できませんでした。産まれも育ちも関係なく、学びたい意思、向上したい意欲のある人にとって、正しく成長できる学びに機会があることが理想的だと思っています。 xseedsの現在の事業の姿としては、大学にカリキュラムを提供することが主軸になっています。しかし今後は、この事業が大学だけに限られた世界ではなく、「教育を受けたい、成長したい、就職機会を得たい」と思っているすべての人たちに、Sun*の教育を届けられる、そのための布石の第一歩目とできたらいいなと願っています。 終わりに いかがでしたか?今回はアフリカ進出についてお届けしました。Sun*教育事業部では全員が同じ方向を向き、教育から世界平和を実現するという大きな目標に向かって歩み続けています!今後ともご支援のほど宜しくお願いいたします。次回またアフリカの実態についてお知らせできればと思います。 わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
xseeds Hub選考会とは?選ばれている理由は? Sun*教育事業部のxseeds・xseeds Hubについて
xseeds Hub選考会とは?選ばれている理由は? Sun*教育事業部のxseeds・xseeds Hubについて
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「xseeds Hub選考会とは?選ばれている理由は? Sun*教育事業部のxseeds・xseeds Hubについて」と題して、Sun*教育事業部のxseeds、xseeds Hub、xseeds Hub選考会についてご紹介する記事となっております。ぜひ最後までお読みください! xseedsとは? xseedsの始まりは、2006年にベトナム国立ハノイ工科大学とJICA(外務省が管轄する独立行政法人国際協力機構)が共同で発足したODAプロジェクト(政府開発援助)「HEDSPI」にさかのぼります。これはハノイ工科大学に設置された公式学科で「日本語のできる高度IT人材の育成」が目的でした。それを2014年にSun*が継承し、プロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と4年間の日本語教育の累計1,200時間分の授業カリキュラムを作成し授業を開始しました。その後ベトナム国内の大学・インドネシア・マレーシア・ブラジルのトップ大学にも公式学科が設置され、日本企業へ就職を目指す毎年2000名以上の学生達に日本語と実践ITの教育を行って来ました。そして2021年に「HEDSPI」をリブランドし、さらに上のレベルに概念とシステムを統合した「xseeds」としました。 xseedsが目指している事とは?想いとは? xseedsという名前には「才能の種に色々な要素をかけ合わせる」という想いが込められています。xseedsのリブランディング時のxseedの名の由来と言葉に込められた熱い想いが語られている記事がこちらです。是非ご覧ください。 https://xseeds.sun-asterisk.com/xseeds_20210916/ xseeds Hubとは? xseeds Hubとは、xseedsがベトナム・インドネシア・マレーシア・ブラジルを中心としたトップ大学に設置した公式学科で日本語とコンピューターサイエンスを専攻する2,000名以上の学生が登録しているプラットフォームです。 次世代を担うエンジニアに新たなアプローチで出会うことを可能にする機能が搭載されています。 ■xseeds Hubが搭載している機能を紹介している記事はこちらです。 https://xseeds.sun-asterisk.com/interview-20210902/ xseeds Hubの特徴 世界各地の楽しみながらxseedsで学ぶ学生達が、コーディングのスキルを使い切磋琢磨する目的で開催されているCording contestは毎年開催されています。 以下にxseeds Hubの特徴をご紹介いたします。 登録学生について 世界各国トップ大学の優秀な学生が即戦・実践力をxseedsで磨いています。 xseeds Hubにはベトナム・マレーシア・インドネシア・ブラジルの海外トップ大学の日本語とコンピューターサイエンスを大学の公式学科で専攻する学生が登録しています。xseeds専攻の学生は主専攻としてコンピュータサイエンスを履修していながら、副専攻として日本語も必修科目として勉強しています。海外の大学ではよく主専攻を履修するだけでも卒業が大変と言われていますが、彼らは副専攻も勉強しており、非常に勉学に励んでいます。 Sun*の実践的なカリキュラムを学んでいる 学生は公式学科でSun*が今まで開発してきた経験から実践的なソフトウェア開発を学んでいます。Sun*からは元エンジニアの講師を大学へ派遣し、単位認定の授業を運営しています。この授業では、実際に開発現場で起こりうる問題や開発の現場で求められるスキルを体系的に授業設計へ落とし込み実施しており、より開発現場のリアルを感じることができる授業運営を行っています。時には、実際に開発現場で起こる「炎上」なども授業で体現して、学生にとっては非常にためになる授業になっています。 学生の様子 日本への就職意識が高い学生達が海外のコンピューターサイエンスを学んでいます。xseedsの学生の多くは大学に入学するときに「就職を意識」して大学に入学してきており、1年次から授業以外においても日本について触れる機会が非常に多くあります。そのため、日本で仕事することに対してのイメージと働き方を学生のころから持つことが出来ており、就職活動に対して非常に高いモチベーションで参加しています。 xseeds Hub選考会とは? xseed Hubの機能の1つとしてSun*が開発した選考管理ツール(SCP)があります。この機能を使い登録した企業と学生が互いに採用・就職の立場から最適な関係を構築出来る「xseeds Hub選考会」をxseedsは実施しています。xseedsHub選考会の一番の特徴は「学生1人1人の情報がとても豊富」な事です。xseedsとして教育から実施していることで、学生のスキル面だけではなく、普段の大学生活の様子や、授業の成績までをSun*の教師が把握しています。xseedsの想いである「様々な才能・要素をかけ合わせ世界に価値を生み出す」という概念がxseeds Hub選考会にも表われています。xseeds Hub選考会からIT技術を使い世界に働きかけようとする学生と企業の出会いが生まれ、世界に新しい価値を生み出すのです。 xseeds Hub選考会が選ばれている4つの理由 xseeds Hub選考会の内定者は年々増加傾向にあります。ITエンジニアを採用する企業にxseeds Hubが選ばれている4つの理由をピックアップしました。 ①海外のTOP大学の優秀層に出会える ベトナム・インドネシア・マレーシア・ブラジルのトップ大学に設置した公式学科で日本語とコンピューターサイエンスを専攻する2,000名以上の優秀層の学生に出会う事が出来ます。 ②学生一人一人の情報がとても豊富 学生一人一人がよくわかる、学生の大学の成績・インターン経験・成果物・Github内容・事前アピール文などがxseeds Hubに記入されています。さらにxseedsとして教師が学生を一人一人よく把握しているので、学生のスキル面だけではなく、普段の大学生活や授業の様子、成績までが記入されています。豊富な学生の情報から最適な学生を選ぶことが出来ます。     ③Sun*が企業をサポート(外国人エンジニアを受け入れのためのコンサルティング) 企業説明で必要な資料も、日本人向けと外国人向けでは内容が異なります。初めて外国人エンジニアを採用する企業のために、Sun*が面接時の資料作りから内定後までサポートします。 ④内定者研修が充実・内定後の企業と学生の面談サポート・VISA等の渡日サポート 候補者が企業の職場環境に定着できるように内定後・入社後にもサポートがあります。 内定後も日本語学習計画を作成させ日本語学習のモチベーションを高めさせたり、企業と内定者間の交流会の開催やSun* のIT研修を実施し、内定者の入社までのフォローが充実しています。Sun*が渡日のVISA申請のサポートも行います。■内定後研修など内定者のフォローの仕方についての記事はこちらです。 https://xseeds.sun-asterisk.com/support-20220602/ xseeds Hub登録から選考会までの流れ xseeds Hubにお申し込みを頂いてから選考会までは1ヶ月半ほどかかります。ここではお申し込みから面接実施までの流れを紹介します。 お申込み&参加日の決定(選考会5週間前) 選考会参加希望日の5週間前までにお申込みとなります。開催曜日は土曜日・日曜日の2日間です。日程に関しては企業様のご希望で、最適と思われる日程をこちらからご提案します。希望月に参加希望の他の企業様がいる場合は合同、なければ単独での開催となります。面接手法は、オンライン・オフラインどちらでも対応が可能です。 企業情報・募集要項の入力・面接方法の決定(選考会4週間前) 企業情報や求人票はxseeds Hubの機能の「SCP」を使って作成します。企業への訴求力を高めるために、就職した際に得られる経験や、キャリアパスなどを具体的に書くことをおすすめしています。 会社説明会の実施 (選考会3週間前) 会社説明会に参加した企業数は延べ217企業になります。内定者累数は590名(2022年時点) 学生に企業のことを良く分かってもらうため、応募の促進のために会社説明会を開きます。説明会後に学生はその企業に応募するか否かを決定します。会社説明会は通訳付きでオンラインで開催です。会社説明会の内容は後から見直せるよう録画します。会社の雰囲気や働く環境・一緒に働く上司やメンバーの画像や動画を多く使って頂くと伝わりやすいです。 書類選考の実施(選考会2週間前) xseeds Hub登録から内定までの流れです。 選考管理ツール(SCP)内の学生データで選考をします。SCPは「学生と企業の最適なマッチングを実現する採用支援プラットフォーム」です。これに学生の情報は、通常の履歴書や就職説明会では見られない、学生の学業成績・インターン経験・成果物・Github内容・事前アピール文などが記入されています。また、授業の様子などを教師からの一押しポイントして確認することができ、xseedsとして教育を実施しているからこその情報も得ることができます。 面接の実施(選考会当日) 通常ベトナムでは新卒でもジョブ型雇用の傾向が強く学生時代の専攻をもとにインターン先や先輩からの勧誘で就職先を決定するのが一般的です。キャリア教育は一般化しておらず、キャリアビジョンといった内容についてもジョブ型雇用をもとにした考え方が主流です。 本選考を受ける学生は企業を知ってから選考を受けるまでの期間も短く、上記の背景から新卒採用のような自己分析や志望動機の精度を深堀りをするような質問方法には配慮が必要です。例えば「将来ベトナムへの帰国を希望するか?」といった質問には現時点で希望する在日期間を含め素直に回答をすることが多いです。学生は、現時点でのスキルセットやインターンシップの経験などをアピールしたりすることは得意としており、「今どんなことができるのか」「今後どのスキルを伸ばしていきたいと思っているのか」のようなことを選考時には確認していただくことをおすすめしています。 ■面接当日の流れ・様子はこちらの記事にあります。※2020年の記事です。 https://xseeds.sun-asterisk.com/jobfair-20201030/ 内定のご連絡(面接終了後、おおよそ3日以内) 面接終了後、おおよそ3日以内に内定の連絡をします。学生は内容に問題が無ければ内定を承諾します。その後は卒業までに1年以上あるため、たくさんコミュニケーションをとることをおすすめします。学生は期待すればするほどがんばってくれます。Sun*側には内定フォローのチームがいるのでサポートします。 xseeds Hub選考会のお申込み・お問い合わせ xseeds Hub選考会のお申込み・ご興味がある方はこちらのウェブサイトからお問合せください。 まとめ いかがでしたか? Sun*教育事業のxseedsとxseeds Hub、xseeds Hub選考会についてご紹介致しました。わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
産学協働スタート!会津大学×ハノイ工科大学×Sun*による「課題解決型プロジェクト授業」に密着
産学協働スタート!会津大学×ハノイ工科大学×Sun*による「課題解決型プロジェクト授業」に密着
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!この10月から、ICT専門のコンピュータ理工学部として日本で一番の大きさを誇る会津大学(詳しくは後述します!)と、ベトナム最難易度の理工学系大学であるハノイ工科大学とともに新たに課題解決型プロジェクトがはじまりました!いま重視されている産学協働!会津大学、ハノイ工科大学、Sun*の連携に宮城大学も参画し、グローバル産学協働がどのような教育内容になっているのかについてお伝えします。会津大学の川口先生と麻野先生にもお話を伺ってきました!!是非最後までお読みください。 ※ハノイ工科大学について紹介している記事はこちらになります。※他校とのグローバルPBLの取り組みについてはこちらをお読みください!vol.1 vol.2 会津大学×ハノイ工科大学×Sun*で課題解決型プロジェクト!産学協働開始! 私たちは約1年前から会津大学とSun*で話し合いを重ね、また新しい内容の教育事業となりました! 産学協働とは? 簡単にいうと、産業界と学校が協力し合って研究や技術者教育の促進を図ることです。経団連の2021年度報告書には産学連携と並んで重要性が述べられています。 会津大学ってどんな大学? 会津大学のホームページより引用すると下記のように紹介されています。“会津大学はコンピュータを道具として、毎日、新聞やテレビを賑わすAI、ロボット、インターネット、IoT、ビッグデータなど、およそ情報通信技術(ICT)に関わるあらゆるものを教育・研究対象としている大学。近年、国内外の大学ランキングで高い評価を受けている。特に、国際性に関して評価が高い。その主な理由は、簡単である。全教員の約40%が外国人であり、学内の公用語は英語と日本語のバイリンガルである。学内で飛び交うメールや周知文章は、まず英文があり、次に日本文が続く。”一人あたり2.5台のコンピューター環境を備え、教員の約4割が外国人という、まさにグローバルIT大学です! 会津大学の普段の様子 HUST(ハノイ工科大学)はどのように関わっているの? このカリキュラムは会津大学の学生向けのもので、内容は課題解決型のプログラムとなっています。(詳しくは後述します!)この内容でHUSTの学生に声をかけたところ、7名もの学生が手を挙げました!もちろん授業やグループワークは日本語で行われますが、HUSTの学生からは「日本の大学向けの授業はついていけるか心配だけれど、どんどん新しいことに挑戦したいので参加したい。」という声がありました。自分の時間を使って自身の向上のために積極的に参加しているHUSTの学生の熱意には驚かされます!また、2023年夏にはベトナムでオフラインセッションの予定があります。 課題解決型プロジェクトはどんなカリキュラム? 以下、実際のシラバスの内容です。 授業概要 本講義では、受講生が地域イノベーションを起こすための創造的なプロセスを生み出せるようになることを目的としています。そのために、受講生は方法論(スキルセット)、考え方(マインドセット)、動機づけ(モチベーション)を学びます。スキルセットとは、地域で新しいアイデアを生み出すための方法論を身につけること。マインドセットとは、地域で新しいアイデアを生み出すことに挑戦するときの考え方。そして、モチベーションとは自分も明日から地域で新しいアイデアを生み出したいと思うようになる気持ちです。本講座は座学だけでなく、フィールドワーク(現地調査)やアイデア創出のワークショップ、そして現場で活躍する地域イノベーターからのお話しなども伺う複合的な形式の講座となっています。 課題解決型プロジェクトの授業テーマ 会津大学にとっての課題解決型プロジェクト授業 もともとこの教育事業は、会津大学からSun*にお話をいただき始まりました!なぜ私たちに声をかけてくださったのか、なぜこの教育事業をやろうと思われたのか、会津大学の川口先生、麻野先生にお話をうかがいました!(今回インタビューにご協力いただいた方) 川口 立喜先生会津大学 グローバル推進本部国際戦略室 上級准教授米国ポートランド州立大学大学院 第二言語習得者のための英語教授法修了、同大学国際特別プログラムコーディネーター等として携わり、2009年から会津大学へ。 麻野 篤先生会津大学 企画運営室 兼 グローバル推進本部 教授国際基督教大学教養学部を卒業し民間銀行を経てJICAに入職しゼネガル事務所、マダガスカル事務所次長、チュニジア事務所長等を歴任。2013年京都産業大学大学院経済学研究科修了後大阪市東成区長。2021年から会津大学へ。 なぜこの教育事業をしようと思われたのですか? (川口先生)今の社会、経済状況に合わせて、大学も対面とオンラインのハイブリッド型で交流を行っています。このボーダーレスになった世界でグローバル人材を求める今、学生が主体的に行動変容を起こすようなしくみ作りが求められます。それは単発的にやっても効果がなくて、反復して繰り返し行う中で培われていくものだと思っていてその機会を模索していたんです。あとは根本的に、これからは学生と企業とが認識やギャップをお互いに知ることが必要であるという考えがあったので、そこで産学協働ができないかなとずっと考えていました。 なぜSun*に声をかけてくださったのですか? (川口先生)もともと会津大学はJICAのHEDSPIに参画していました。それをSun*が継承し、事業として成立させているので、これは協働しながら求められる人材を育てていけると思ったんです。カリキュラムを考えるときも技術や実践力ではなく、基礎力とか教育に不可欠な部分についてやっていくという考え方がマッチしました。 (麻野先生)今回画期的だと思ったのは、Sun*と会津大学で議論しながら一緒に授業を作っていることです。アイデアのほとんどはSun*から出てきていて、それを大学の授業のフォーマットにしていくのが川口先生という形なのかな。企業の力を全面的に借りながら作った授業というのは本当に面白いです。実際の授業も机上の空論ではなく、実際にビジネスをやってらっしゃる人の声というのは聞いてる側も分かる。苦労した人の話というのは全然違う、そこは学生にとってもいい刺激になっていると思います。(川口先生)あと、一番大きかったのは眞田さんと越本さんの教育の熱量が高くて、これは産学協働できると思ったところです。 川口先生からも眞田さん、越本さんと同じくらい、教育への情熱を感じます! (川口先生)お互いに熱い想いをぶつけ合いながら進めています(笑)授業の後も毎回振り返り会をして、内容を日々進化させています。 この事業は会津大学にとってどんな目的、メリットがありますか? (川口先生)会津大学は日本で最初のコンピューター理工学部の大学です。色んな分野に広がっているICTの知識だけでなく汎用性、将来性が高い最先端の学問なので、この事業は知識だけでなく、社会実装とか実現に向けて即戦力になるような学生を育てていくためのものになると思っています。また「人類の平和と繁栄のために発明・発見を行うこと」という建学の理念がありますが、これに即し、世の中を生きていくときに必要な研究開発や教育の実践的なカリキュラムの一つになっています。 大学が生き残るには、社会に合わせて新しいものを取り入れていかないといけません。今回のカリキュラムは新しい取り組みですが、学生が生き抜くための知識を自分たちで見つけ出すという大学の本来あるべき姿が達成できるものになっています。 この教育事業で学生に何を学んで欲しいですか? インタビューに真剣に答えてくださる川口先生 (川口先生)将来的には社会に貢献できる学生を育成して、選択肢を増やしてあげたいということが目的です。一人だけではなく色んな人と連携をすることが大切であることを理解し、社会を変えていくことを認識しながら学生に取り組んでいってほしい。この授業で手法を学んで社会貢献ができるようになれば選択肢がどんどん広がっていきます。座学で学ぶこともありますが、それをどう実践に結びつけるかということを考えるためにこの授業があります。特に考える力、一方的に受けるんじゃなくて自分からも発信しなければならないということを学んでいって欲しいです。あとは福島県の産業とかの振興に貢献したいという学生が出てきてくればいいですね。人のことを考えて行動するような人間になってほしいというのも目的の一つです。 会津大学の学生は授業にとても積極的ですが、どんな学生が参加していますか? (川口先生)一年生でこの課題解決プロジェクトというものに手を挙げた14名の学生が参加しています。他の大学も合わせると24名です。もともと会津大学に入学する学生は目的を持っている学生が増えている傾向があり、社会課題を解決させたいという目的を持っている学生が増えている傾向があり、自分で課題解決をしたい、AIをやりたいと思っている学生が多いように思います。 その中でも面白いなと思われる学生さんはいますか? (川口先生)これは私が求めていた教育環境ですが、率直に意見をいう学生が多いですね。授業修了後に学生にリフレクションペーパーを書かせていますが、それだけでなく授業後に学生が集まってこうしたらいいんじゃないかとか、直接私に言いに来てくれます。あと面白いなあと感じたのは、麻野先生のお授業でJICAの取り組みを紹介されたときにセネガルの漁師の写真を見て、最初は不衛生だとか表面的なことしか言っていなかったんですが、これってスマホで変えられるんじゃない?ということも言っていて、意外と違う観点から物事を見ているんだなと思うことがありましたね。 (麻野先生)今の学生は問題意識、課題意識を常に持っている人が多いです。授業の中の限られた情報で、資料を深読みしたり、豊かに想像力を働かせていました。ここは変えなきゃいけないねってパッと思いつくのがすばらしいなと思いました。 優しくお答えくださる麻野先生 日本の学生とハノイ工科大学の学生は関わってみて、いかがですか? (川口先生)多様性について深められていますね。違う大学、違う文化の学生が集まるのでコミュニケーションの難しさがあると思います。お互いの理解度についての不安もあるけど、失敗を恐れずチャレンジしていくことは常に伝えています。教員も一緒に四苦八苦しながら進めています。(麻野先生)高校生の時までは同じような考え方のコミュニティの中で生活していた人が多いと思います。大学で今回ハノイの学生とつながって、外国で日本について学んでいる学生と関わることは、学生たちにとって初めての体験だったと思う。単純に言葉が通じないこともあるだろうし、思考や発想の違いを感じ取るところもあったと思うけど学生にとっては面白い経験になったでしょう。そういう意味でも有意義な授業になっています。(眞田先生)HUSTの学生は、日本の大学の学生が話す日本語が何言ってるか分からないけどすごく良いと言っています(笑)学生が話す言葉って俗語やくだけた言い方もあるけど、それをすごく観察しているらしいです。非常に高いモチベーションで参加しています。 約1年前からの話し合いを重ねていましたが、苦労されたことはありますか? (川口先生)一番苦労したのは日程調整です。ベトナムとの時差もそうですし、会津大学の学生はかなり時間割が詰まっているので全ての大学の日程を調整するのが大変でした。また今、頭を悩ませているのは、100分という短い時間でどのように進めると学生が一番理解してもらえるのかを考えることです。これについては毎回の授業で実施している、リフレクションペーパーと教師チームによる振り返り会で改善するようにしています。 10月始まったばかりですが、見えてきた課題はありますか? (川口先生)授業内で学生同士のコミュニケーションだけではなく、理解度をどう深めるかとか主体的な行動に移すにはどうすればよいかということを授業後の振り返り会で話し合っています。また、課題解決が目的になっている学生もまだいるので、あくまでツールとしてそれをどう社会貢献につなげていくかという部分を、授業を通して学生に理解していってほしいと思っています。終わったときに学生が「この授業を受けてすごく良かった。」と思ってくれるプロジェクトになることを目標にしています。 今後の会津大学としての目標をお聞かせください! (川口先生)会津若松市がデジタル都市国家構想プロジェクトに採択されたこともあり、企業連携や地域活性とか地域課題の開発に参加している学生が今後はもっと増えていくと思います。今回の授業が一つのプロトタイプとなって大学内で拡充していければと思っています。学生たちは色んな国とか地域で活躍する人材になると思うので、このプロジェクトはどちらかというときっかけづくり、初年次の教育の一環として位置づけています。異文化の壁というか、当たり前と思っていることが違うということに気づくきっかけにしてほしいです。学生自身に自ら様々な人とコミュニケーションをとるというのが大事であることを感じてもらいたいと思っています。会津大学の学生はイノベーション・創造教育プログラムで一年次からベンチャー企業でインターンシップをしている人もいます。そういう熱心な学生がどんどん活躍できる場を作っていきたいと思っています。 川口先生、麻野先生、インタビューにご協力いただきありがとうございました! Sun*にとってのグローバルPBL 実際にカリキュラムを作成した我らがSun*の教育事業部マネージャーでありIT講師の眞田先生にお話をうかがいました!教育に熱い想いを持っている眞田先生の過去のインタビュー記事も是非お読みください! https://xseeds.sun-asterisk.com/itjapanese-20210225/ カリキュラム作成で工夫したことは? この授業は課題解決実践型を目標としており、Sun*でも用いているデザインシンキングの力をつけてもらうためのカリキュラムとなっています。カリキュラム作成について意識したことは二つ。一つは実践で使えるもの。大学で学んだことがそのまま仕事でも生かせるようにと考えました。そしてもう一つはカリキュラムを経ていくことで、自分で考える力、自律性を養えることを意識しました。 今回の教育事業はSun*にとってどんなメリットがありますか?目的は? 日本の大学を卒業して社会に出たとき、実践的な知識やスキルを身に着けている学生はまだ少ないように感じます。我々Sun*が日本の大学と産学協働することで、実践レベルとはどのようなものかを大学にも知っていただける機会にも繋がっていると思います。また、私たちが教育しているHUSTの学生が、日本の学生の考え方や価値観を知ることができることもメリットの一つです。日本の学生が話す生きた日本語に触れることができるのもとても良い点ですね。xseedsという言葉にある通り、教育の機会が広がっていくことはSun*にとってもすごく価値のあることですし、私達の自信につながると思っています。 今後のSun*の方針について 私たちSun*は、xseeds事業をもっともっと拡大していく必要があると感じています。日本は将来、IT人材が不足するという課題を抱えていますが、日本をサポートしてくれる外国人人材が圧倒的に不足しています。企業にとっても、外国人を受け入れることはとても難しいことだと思います。しかし、日本が本当にグローバル化を目指すことは不可欠です。私達は教員事業を通して、この課題に本気で取り組みたいと思っています。最後に、少し大きな話となりますが、私個人の想いとして、教育の機会が世界中のすべての人に平等に受けられるようにしていきたいと思っています。教育の機会が人類を少しでも前進させてくれるものだと信じています。今回の会津大学との産学協働はまた一つその機会を作ることができたと思います。こういった機会を作ってくださった会津大学の先生方にも非常に感謝をしております。 終わりに いかがでしたか?今回はSun*と大学が行うグローバルな産学協働についてお届けしました。私たちは海外だけでなく日本の大学とも連携をとり、日本の将来がより良いものになるようにアップデートされた教育事業に取り組んでいます。またこの教育事業が将来、才能を秘めている人が教育を受けるチャンスを得ることができることに繋げていけるよう、大きな目標を持って歩み続けてまいります。わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
南米事業代表者の想いとは?ブラジル進出から一年経過!IT技術ブラジルトップ大学でのSun*教育事業
南米事業代表者の想いとは?ブラジル進出から一年経過!IT技術ブラジルトップ大学でのSun*教育事業
ブラジル人学生は本当に可能性のある優秀な人材が多くて、日本のIT産業を活性化してくれることが目に見えて分かります。 Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます! 私たちSun*はベトナム以外でもインドネシア、マレーシアでも教育事業をしていますが、一年前からブラジルにも進出しております!(前回の記事)「南米進出!ブラジルで教育事業スタート」 今回はJICA支援のもと始まったブラジル教育事業について、続編をお届けします!高度なIT技術を持ち、南米地域最大のIT市場のブラジル。その中のIT技術トップ3大学と提携し私たちがどのような教育をしているのか、どんな想いで携わっているのか、南米事業代表 竹内氏の熱い想いを是非お読みください! (今回のインタビューに協力してくださった方)竹内 太志(ふとし)日本大学文理学部卒業後に小学校教員免許取得のため通信制大学へ通う傍ら、バックパッカーとしてインドやジャマイカ、アメリカなどを旅する。公立小学校で勤務した後にニュージーランドへ渡り、現地の小学校でのアシスタントティーチャーや日本語指導にあたる。2019年に日本で人材派遣会社へ入社しTokyo2020オリンピック・パラリンピックで進行演出プロデューサーを担当。2022年3月にSun*へ入社しGEUに所属。南米教育事業を担当し、ブラジルを中心に南米における教育事業拡大を進めている。  ブラジルで教育事業を開始して1年が経過! 学生の履修状況はいかがですか? 現在の学生数は1期生32名(2021年7月〜)、2期生65名(2022年8月〜)合計97名です。2期生の中ですでに自主学習で日本語能力試験を取得済みの学生は、1期生と同じクラスに入って学んでいます。 授業の雰囲気はいかがですか? とても良いですね。私は1期生全員に直接会ってインタビューをしたのですが、ほぼ全ての学生が「授業に参加することで、先生や他の大学の学生たちとたくさん会話練習ができてすごく楽しい。日本で働くために必要な文化やマナーも教えてもらえる!」と話してくれました。私も現地で感じたことですがブラジル人はとても会話好きな国民なので、コースのカリキュラムは、より実践的かつ活動的な授業をベースとして楽しく学習が継続していけるようにしています!また、学生は先生方をとても尊敬しています。「いつも本当に授業が楽しい。自分で勉強していてわからないところがあればいつでもサポートしてくれる。」と話してくれました。 ※Hiromi先生の授業の一コマ ※Waka先生(画面上列左から2番目)とブラジル人学生たち トップ大学の学生が尊敬している日本語の先生方はどんな方々なのでしょうか? 昨年の1期生から指導されているHiromi先生とSatiko先生とあわせて、今年度からSusana先生とWaka先生にもご指導いただいています。4名の先生方は全員、長年ブラジル現地で日本語教育の指導にあたられてきたスペシャリストなんです。さらに、この先生方は現地の日本語教師にも指導方法をご教授しています。現地で日本語教育に特化しているトップの先生方だと思います。授業もすごく魅力的で、学生が困ったときはすぐ助けています。日本語教師経験が豊富で、教授レベルが高く、学生のためを思った授業ができる、そのような先生方がいるところが、ブラジルにおける教育事業の一番の強みですね。 ※Satiko先生(画面上列左から2番目) ※Susanna先生(画面上列左から2番目) 授業の楽しさの他に、ブラジル人学生のモチベーションは何ですか? 彼らは日本へ行き、働き、生活をすることを一番のモチベーションとしています。今期のコース開始時に学生募集をする際にも、その部分が高い学生を選びました。日本に対するモチベーションの高さの理由には三つあります。まず一つ目は日系学生が自分のルーツである日本で生活したいという思いです。ブラジルは世界一の規模をもつ日系社会で、現在の受講学生の中にも日系の学生が何人も在籍しています。二つ目は強い親日心です。非日系の学生でも、日本に行って生活しアニメ、漫画やゲーム、日本食など自分の好きな日本文化に触れられることを楽しみにしています。三つ目は日本のように安全で、ゲームや電車等あらゆる面で技術が発達した国で働き、生活してみたいと思っていることです。 ※広大な土地に建つUSP(サンパウロ大学)校舎 1年間教育事業をして分かったこと 良かった事は何ですか? ※パートナー企業Motify BrasilのCEOロベルトさん(中央)とサンドロさん 日系学生はすごく優秀で日本語力の高い学生が多いです。あとはブラジル人が日本に対して常にポジティブなイメージを持っているので、その親日感は事業を進めやすかったです。JICAをはじめ、現地の領事館やJETROの方々からもこのプロジェクトはすごく必要で価値のあるものだと言われました。現地で提携している大学からも感銘を受けていただいています。関係機関の方々がみんな協力的なのでありがたいですし事業がしやすいと感じています。 苦労したこと、工夫したことは何ですか? ブラジル人学生のスケジュール調整が一番難しかったです(汗)多くの学生は在学しながら、自分のITスキルを伸ばすためにインターンやパートタイム、さらにはフルタイムで働いているんです。今のブラジル教育事業は大学の正式コースに組み込まれていないので単位は出ていません。学生は本来の大学の授業や仕事が優先になります。なので私たちは、学生がスケジュールによって受けられないことにならないよう、コース開始前に全参加学生へアンケートをとり、その中で学生が参加しやすい時間を朝昼晩問わず複数作りました。また、モチベーションが高いけど平日にスケジュールが取れない学生に対しては、日曜日に私がエキストラで補講を行っています! ブラジルの大学生のスケジュールはぎっしりですね!そんな日々の中でも継続して学んでいるのはなぜですか? 学生への細やかなフォローを大切にしていることが役立っていると思います。日本語教師の先生方と連携を取って毎時間の出欠と課題提出を把握して、欠席した学生がいればすぐにコンタクトを取って欠席理由を確認したり課題でフォローしています。学生が日々のマネジメントタスクに追われる中でも、それぞれのゴールを目指し諦めずに日本語学習を続けていけるかを一緒に考えて進めています。 ※UNICAMP(カンピーナス大学)校舎 これが少なからず彼らが学習を継続していく上での安心感に繋がり、モチベーションを保つことに繋がっている部分があるのではないかと感じています! 見えてきた課題はありますか? ※UFMG(ミナスジェライス連邦大学)校舎 日本から離れているので、日本で生活することや働くことに対して学生がイメージしづらいことです。あとはxseeds Hub選考会はオンラインの予定ですが、時差が真逆なので調整をどうするか考えています。(笑) これからの1年間で目指すこと ブラジル人学生についてはいかがですか? xseds Hub選考会に向けて企業が求める人材を理解し、日本で働くことを具体的にイメージしていく段階になります。学生が、これから何を勉強すれば良いかを理解し、さらにモチベーションを高めていけるようにサポートしていきます! 就職機会についてはいかがですか? 日本のマーケットに対して、ブラジルからの就職は二通りあります。一つは1期生がこのコースを修了し2023年8月からのxseeds Hub選考会に参加することです。そこから本格的にブラジル人学生の内定数を増やしていけるように計画しています。どの学生もすごく頑張って勉強していて、2023年のxseeds Hub 選考会への参加に対してもとても意欲的です!もう一つは提携大学の学生で、既に日本語能力試験をパスしている場合、コース未受講でもSun*のSCP(採用支援プラットフォーム)に登録してxseeds Hub選考会に参加するものです。これは私が個別に連携して、コース受講の学生同様にフォローしていきますし、内定が決まった後も企業が求める事が達成できるようにします。今回すでに選考プロセスを進めている学生がいます。学生の日本語力と高いスキルが求められているこのプロジェクトにおいて、また企業にとっても優秀な人材を得ることに繋がるため、非常に有効なものだと思っています。募集した時に学生が何人も来たくらい関心が高く、彼らの可能性を広げるものなので今後も続けていくつもりです。 将来の南米戦略に向けての想い 私たちの強みは、経験のある日本語教師とIT教師が連携をとって教育事業を提供できることです。また、ベトナムで教育事業を継続して展開しているという実績もあります。そこにブラジル事業の実績ができた後は、他の南米にいる優秀な人材を日本とつなげていきたいです!南米のITスキルの高さは、ブラジルの学生を見れば分かります。今回連携している大学の学生は既にアメリカやヨーロッパ等の私たちがよく知っている企業で働いていたりするんです。将来の選択肢はたくさんある中で、日本に行きたいと言ってくれているんですよ。アメリカでもブラジル人は評価が高くて、優秀だし期日を守る信頼できる人材だという内容がなんと記事になっていました。 ※南米事業について熱く語る竹内氏 本当に可能性のある優秀な人材が多くて、それを日本に生かせることが目に見えて分かるんです。南米からの優秀な人材は日本の可能性を広げ、IT産業を活性化してくれると思っています。まだ計画の段階ですが、今後ブラジルや南米の日系企業とも連携していきたいと思っています。私たちが現地の日系企業と連携できれば、学生が地元で働いたり、または一回日本で技術を学んでブラジルに戻ってその技術を広める、という選択肢を増やしてあげることができて、学生の可能性が広がりますよね。コースに参加した学生がスキルをどこで生かすかは学生の自由です。そういった現地に還元できることも視野に入れて事業を推進していきたいと思っています。あとはまだまだブラジル国内の他の大学との連携も計画しています!(笑) Sun*としての関わり方、在るべき姿 ※事業開始前パラナ日伯商工会議所を訪問し教育事業のプレゼンをする竹内氏 「主体性と実行力を持ったトップグローバル人材の育成」が私の目標の一つなので、ITで世界的にもトップクラスのブラジル人学生が継続して高い目標をもって続けていって、色々な可能性が広がるように学生と関わっていきたいというのは常に強く思っています。そしてこのSun*のプロジェクトは日本と南米を繋いでいく大きな架け橋となるもので、私の大きな使命です。そのプラットフォームとして私たちの教育事業や人材紹介事業が大きな役割を果たせると考えています。南米は日系企業が現地で法人を構え、発展し続けることが難しい国です。でも私たちは今、教育事業という違った角度から南米に踏み込んでいます。Sun*の存在が南米の未来を作っていく、可能性を広げていくような大きなものになることを目標にこれからも事業を行っていきます!【参考元】経済産業省:我が国企業の海外事業活動の展開 竹内さん、今回はインタビューにお答えいただきありがとうございました! 終わりに いかがでしたか?今回は、南米事業代表者竹内氏によるブラジルでの教育事業への熱い想いをお伝えしました!世界でもトップクラスのIT技術を持ち、自分から日本語を勉強している優秀な学生が2023年のxseeds Hub選考会を目指して頑張っています!彼らが日本で楽しく活躍できるよう、私たちは今後もきめ細やかなフォローとより良い教育を続けてまいります! わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。 それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
日越合同開発!芝浦工大とのグローバルPBL Vol.2(ベトナム リアルセッション編)
日越合同開発!芝浦工大とのグローバルPBL Vol.2(ベトナム リアルセッション編)
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「芝浦工業大学とのグローバルPBL Vol.2(リアルセッション編)」と題して、ベトナム ハノイ市で2週間に渡り実施されたPBLのリアルセッション実施内容をお伝えする記事となっております。記事内容はPBL記事のVol.1(オンライン編)に引き続きSun*のIT講師木村亮先生にコメントを頂いて作成しています。ぜひ最後までお読みください! 芝浦工業大学とのPBL vol.1(オンライン編)はコチラ! https://xseeds.sun-asterisk.com/pbl-20220908/ グローバルPBL ベトナムでの流れ グローバルPBL リアルセッションのスケジュール表 芝浦工業大学の学生達がハノイに渡りハノイ工科大学の学生とグローバルPBLのリアルセッションを2週間にわたり以下の流れで実施しました。 1.ベトナムでオリエンテーション・チームビルディング  2. 要件定義書作成・開発計画作成  3. チーム開発  4. 最終発表  5. 修了式 芝浦工業大学 中島毅教授と福田浩章教授に質問! Sun*とのグローバルPBLのメリットとは? 左から芝浦工業大学の中島毅教授と福田浩章教授 芝浦工業大学から情報工学部情報工学科のソフトウェア工学研究室の中島毅教授と分散ソフトウェアシステム研究室の福田浩章教授が引率としてベトナムにいらっしゃいました。そこで中島教授と福田教授にSun*との協同で行うPBLのメリットについてお聞きしました。 福田教授は「日本人学生が、同じような学年や専攻の外国人学生と触れ交流することで自分達がどのくらいできるか?という自分の立ち位置に気付くことが出来る。それに海外の学生と触れる事で海外で働く動機づけになる。」中島教授は「学生が本当の開発スタイルを教えてもらいながら開発できる事が素晴らしい。学生たちの近い将来就職して働く時のイメージ作りになるし、海外で働く時の動機づけになる。日本語を使う外国人と働く時に解かりやすい日本語を使って話す事は、英語母語話者が英語を第二言語として話す人と働く時に解かりやすいように英語を使って話している事に気付く事が出来る事も面白い」とおっしゃっていました。 オリエンテーション・チームビルディングの実施内容 オリエンテーションでは、ベトナムでの2週間のスケジュールやゴールの共有、そしてチームビルディングとして他己紹介を実施しました。チームビルディングは本来チームごとに交流やチームの関係醸成のために行う予定でしたが、芝浦工業大学で日本人学生にはオフライン事前授業をしたものの、芝浦工業大学とハノイ工科大学、日本とベトナムの学生同士の顔合わせとチーム作成はオンラン上だけだったので、チームビルディングの前により参加者相互のコミュニケーションが必要と判断。そこでチーム関係なくランダムに二人一組をつくり、他己紹介を行いました。 チーム開発の要件テーマ設定目的 ホワイトボードを前に案を練るチームも。 今回のリアルセッションでの開発テーマは「コミュニケーション活性化」です。現在はリモートで働くことが当たり前となり、対面での雑談や気軽に会話をする機会が少なくなりました。実際に自分の周りでもリアルな会話の不足に課題意識を持っている人もいました。オンラインでの事前課題で、チームのコミュニケーションがうまく取れていないこともあり、このテーマを設定しました。単純に以前のオフラインで働いていた状況に戻すというよりも、それ以上のコミュニケーション活性化を目的としています。 開発計画について・学生の様子 実際に使ったバックログファイルの見本です。 開発計画はバックログファイルを使い、以下の手順で作成しました。 1. 全体計画を立てる 2. メンバーの役割を決める 3. 開発手法はアジャイル開発で実施する 4. 進捗管理をする 進捗管理は毎日16時に振り返りを実施します。今回大きな修正が発生するようなフィードバックはなかったものの、発生した課題に対して改善タスクを考えるところがどのチームも難しそうな印象でした。 チーム開発前半の様子 チーム開発は各セッションが90分で午前に2回、午後は3回とハードなスケジュールですが、各チームが作業に夢中になり開発を進めています。日本人学生とベトナム人学生の共通語は日本語です。ベトナム人学生は日本語を学んでいますが、同世代の日本人と交流する機会がなかなかないので、日本人学生同士がする普段の若者の日本語会話が解からないシーンもありました。 このような時、日本人学生はベトナム人学生に意識的に解かりやすい日本語を使って話す必要があります。日本で働く外国人エンジニアは今後ますます増えるので、やさしい日本語を話すスキルは日本人エンジニアには必須となるでしょう。しかし今回は事前のオリエンテーションでの他己紹介の効果があり、各チームは日本とベトナムの学生が言語の壁に直面しては乗り越え、団結したチームを構築しながら開発を開始していました。開発の熱量は高く、教室内は熱気で満ちていました! 開発に集中するにはベトナムの若者に人気のタピオカミルクティー(Trà sữa)も一役買っていました! チームでの開発には密な会話が必須です。開発に没頭しながらチームの結束が固まります。 各チームがそれぞれ作業しやすいスタイルで開発しています。 忙しい開発の最中、ピースサインをしてくれるサービス精神旺盛なチームもありました! 芝浦工業大学の両教授が見守る中、日本とベトナムの学生チームの開発が進みます! 休憩中のチーム? 木村先生から笑顔でツッコミが入った!? 中間発表の様子 中間発表は実際にアプリ開発前のタイミングで進捗状況の報告を行う目的で開催しました。 中間発表は開発開始から3日後とあまり開発の時間が取れていなかったにもかかわらず、どのチームも発表の流れがスムーズでした。日本語メンバーが混じることで、ベトナム人学生の日本語での発表のスクリプトや表現などがより自然になっていたと感じます。中間発表の時点で既にアプリ開発に着手しているチームもあり、なかなか聴きごたえある発表になっていました。 メンバーが発表時の役割分担をして全員が発表し、全員が各チーム発表時に聞き入ります。他チームからの質問にしっかりと答えていました。ほとんどの学生が緊張を隠せません。中には慌てて話してしまったり、終わった後に落ち込んでいる学生もいました。しかしどのチーム自分たちが開発したアプリについてしっかり伝えようとする意思が見られました。 審査員のフィードバック内容 曖昧になっている説明を明確化するための質問が多かったです。その課題を取り上げた理由は何か?どこの人がどのように使うシステムなのか?「プロフィールが似てる」というのはどのように判断するのか?など、発表した学生にとっての重要な気づきが得られたと思います。 HUST(ハノイ工科大学)見学 HUST見学は8月26日の午前、チーム開発前半が終わり中間発表が開かれる日の午前に行われました。木村先生の模擬授業と図書館見学、チームごとのキャンパス見学を行いました。模擬授業の内容は木村先生が担当するHUST4年生向け授業で実施した「コミュニケーション」の授業でした。アイスブレイクとしてチーム対抗の伝言ゲームが行われましたが苦戦しながらも皆で戦略を考えながら楽しんでいました。通常の授業は一コマ3時間で実施しますが、模擬授業ということでポイントを絞った短縮版授業を実施しました。今回のテーマである「コミュニケーション活性化」を考える上でのヒントにもなったと思います。 特別講演・Sun*社内見学 スケジュールの8月30日午前の「特別講演」では、Sun*ベトナムでベトナム人エンジニアを取りまとめ、プロジェクト開発を行っているプロジェクトマネージャーの澤田さんと開発部門全体の統括マネージャーのSonさんから、Global Engineerについての講演会、そしてSun*社内見学がありました。SonさんからはSun*の全体的な紹介とベトナム人がベトナムで日本人と働くということについて、どんなマインドで働いているのか?という事、澤田さんはSun*でのベトナムで働いている日本人はどういった経緯で働いているのか?実際にどんな仕事をしているのか?という学生達に海外で働く事に目を向けて欲しい!といった内容でした。ベトナム人の学生たちにとってもベトナムで働く日本人がどんなマインドで働いているのかは、なかなか聞くことがない内容だったので新鮮に映ったようです。日本・ベトナムの両学生たちは熱心に講演に聞き入っていました。 ハノイ観光 中間発表の翌日の午前中は開発後半までの休憩・充電期間として、ハノイ市内観光ツアーをしました。ハノイ市にある湖「ホアンキエム湖」にあるチャンクオック寺やベトナム最古の大学跡地「文廟」に行ったり、ツアー終了後の午後の自由時間には有名なアイスクリーム店「チャンティエンアイスクリーム」を食べに行くグループもいました。みな楽しんでいて、開発途中の良い休憩となり、また観光を通じてチーム開発の後半に向けてより結束。ベトナム人学生と日本人学生の交流がさらに活発になったようです。 1070年に建立されたと言われているベトナム最古の大学跡地「文廟」 6世紀頃建てられたベトナム最古の寺院「チャンクオック寺院」で記念撮影。 ハノイを散策する学生達 日系企業訪問 チーム開発後半が始まる第2週目初日の午前に、日系企業訪問をしました。ベトナムで日本食レストランや外国料理レストランのデリバリーサービスを提供して人気の「Capichi(カピチ)」を訪問。森代表の講演を聞きました。学生たちが海外で働く事を視野に入れられるように、なかなか聞く機会がない海外で起業した会社CEOの話に集中して聞いていました。ただ聞くだけではなく、自分たちの将来と結び付けて考えられたのではないでしょうか? なぜ海外で起業したのか?なぜベトナムだったのか?など、就活のレールに乗らない人の話を聞いて、日本・ベトナムの両学生たちは刺激を受けた様子でした。 帰る時は会社前でそれぞれ記念撮影をしました。 最終発表 いよいよ最終発表です。中間発表はほとんどのチームが実際にアプリ開発前の段階でもあり、開発の進捗報告でしたが、最終発表は完成したアプリの良さを説明しなければいけなく、聞き手が納得するアプリの説明が必要なため、どのチームも発表の練習をして来たことがよくわかりました。 しっかり課題とその解決策の説明、またそのために必要な機能を作ったことを話せていたと思います。最優秀チームは、課題に対して実質的にも技術的にも解決ができるような仕組みを他のチームより考えられていました。またデモを中心とした発表形式となっていたため、聞いている人にも視覚的にわかりやすくなっていたことも高評価の要因だと感じます。短い期間でコミュニケーションを取りながら、発表できるだけの成果物を作成出来ていたのは本当に驚きです。 審査員紹介・審査の評価基準 審査員は芝浦工業大学の福田教授と中島教授、Sun*教育事業部の眞田、深川です。芝浦工業大学の福田教授と中島教授は日本の学生の評価という点で、エンジニア視点からの審査でSun*教育事業部の眞田、デザイン視点の審査にSun*教育事業部の深川が審査員に。 審査の評価基準は、webアプリケーションの機能数・オリジナリティ・UI、デザイン、見た目の使いやすさ・発表時時点でのバク・課題解決度・発表理解度・直面した困難にチームでどのように対応したか?の7つのポイントに各審査員が点数をつけます。 左からSun*の眞田、深川と芝浦工業大学の福田教授、中島教授 Shinkansen_Teamの発表 最初の発表はShinkansen_Teamでした。アプリ名は「wosh」。悩みを共有するユーザー同士が繋がり、会話を始めるきっかけを得られる事が出来るアプリケーションです。 Ichigo banana melon Teamの発表 続いてIchigo banana melon Teamの発表です。開発したアプリは「Journey heart」。新入社員や中途採用社員が気軽に交流できる社員交流アプリです。 Toshiro Teamの発表 Toshiro Teamの開発したアプリは登録ユーザー同士の開いている時間・趣味などから予定を自動生成し人と話す機会を作るアプリです。 Mario Teamの発表 Mario Teamの開発したアプリ名は「EVENT CREATER」。社内イベントを簡単に作成し社員同士の交流を促進するアプリです。 Music Teamの発表 Music Teamが開発したアプリは勉強に関して他人と共有しつながりを図るアプリです。 Gomu Gomu Teamの発表 Gomu Gomu Teamの開発アプリ名は「SOUL FILM」。映画をタイトルやジャンル・出演俳優などから検索し、その映画のチャットルームで交流する事が出来るアプリです。 最優秀チーム発表 最優秀Teamは待ち合わせ場所自動決定アプリを開発したtoshiro Teamでした! コミュ二ケーション活性化という開発テーマの下で、自分がそのアプリを使いたいかどうか?自分の悩みや困っている事を解決できるかどうか?という事と、いかに労力を減らしてそのサービスに入ることが出来るか?と言う点でtoshiro Teamのアプリは優れていました。 サプライズもありました! 最終発表の最後にベトナム人学生から日本人学生へプレゼントを渡すサプライズがありました! 修了式の様子 中島教授から修了書の授与があり、それからチームごとに記念撮影をしました。各チームのメンバーそれぞれが良い笑顔と自信に満ちた表情です。成長の証ですね! Mario Team Gom Gom Team toshiro Team shinkansen Team music Team ichigo banana melon Team 最終発表後の記念撮影 懇親会の様子 懇親会でみんな弾けていました!懇親会の会場は「赤アリプレミアム」と言うハノイに新しくオープンした高級日本料理レストランでした。懇親会終了後も、熱冷めやらぬ各チームの交流は続きました...! オンラインミーティングの顔合わせから開発開始と発表を経て、そして懇親会では各チームの結束がさらに強くなったようです。このチームで再会する事があるかもしれませんね。 まとめ いかがでしたか?ハノイ工科大学と芝浦工業大学のグローバルPBL vol.2ベトナム リアルセッション編、開発の様子とPBL最終発表会の様子を中心にお送りしました。Vol.1のオンライン編と合わせてお読みください。学生わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3
グローバルPBLとは? 芝浦工業大学とのグローバルPBLを実施しました! vol.1(オンライン編)
グローバルPBLとは? 芝浦工業大学とのグローバルPBLを実施しました! vol.1(オンライン編)
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「芝浦工業大学とのグローバルPBL Vol.1」と題して、芝浦工業大学と実施したグローバルPBLについて前後編の2回に分けてお伝えする記事となっております。ぜひ最後までお読みください! Sun*は今年も芝浦工大とグローバルPBLを実施しました! Sun*はベトナムで今年も芝浦工業大学とグローバルPBLを実施しました!新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は3年ぶりの芝浦工業大学とのグローバルPBLになりました。 グローバルPBLとは? PBLは「Project Based Learning」の略で「問題解決型学習」「課題解決型学習」と言う意味の学習法です。 学生が少人数のグループで能動的に問題を見つけ、解決する能力を身に付ける学習方法のことを指します。グローバルPBLとは、異なる文化的バックグラウンドを持つ学生がコミュニケーションしながら共に課題解決に取り組んでいく学習方法です。 芝浦工業大学のグローバルPBLはSun*とWin-Win関係 芝浦工業大学は2018年からグローバルPBLを実施しており、コロナ禍の期間を除き、実施数は年々増加しています。 芝浦工業大学はグローバルPBLの開始当初からハノイ工科大学の電気工学科、機械制御システム学科などと共に実施していました。そこにSun*が芝浦工業大学にHEDSPIとの協業を持ちかけたのがSun*が芝浦工業大学とPBLをするきっかけとなりました。 芝浦工業大学のグローバルPBLで芝浦工業大学とSun*共に異なるバックグラウンドを持つ学生が互いにコミュニケーションしながらシステム開発出来るようになる事や、HUSTの学生にとっては日本の大学生がどのくらいのスキルかを知れる事、芝浦工業大学の学生にはSun*の実際の開発方法を学べるのがWin-Winの関係となり、シナジー効果をもたらします。 以下は芝浦工業大学のグローバルPBLについての引用です。国内外の協定校・企業・行政機関等と連携して実施しています。さらにさいき「オンライン・グローバルPBL」も実施しています。 芝浦工業大学ではアクティブラーニング教育の一環として、従来から展開してきたPBL(Project Based Learning)を発展させ、国内外の協定校・企業・行政機関等とも連携して実施する「グローバルPBL」を積極展開しています。「グローバルPBL」では、海外協定校の学生とプロジェクトチームを結成し様々な課題の解決に取り組みます。様々なバックグラウンドを持つチームメイトと英語で議論しながらプロジェクトを推進していくことで、実践的な課題解決スキルを身に付けることができます。近年ではオンライン化も積極的に進め「オンライン・グローバルPBL」として、本学独自のCOIL(Collaborative Online International Learning)型教育の中核プログラムとしても積極的に推進しています。オンライン化初年度の2020年度には約30プログラムを実施し、国内外から1000名以上の学生が参加しました。「オンライン・グローバルPBL」は、オンラインでの海外との協働が一般化するこれからの時代にも対応する実践的なプログラムです。今後も、芝浦工業大学の教育理念である「世界に学び、世界に貢献する理工系人材の育成」を達成するための中心プログラムとして、オンラインも活用しながら積極的に展開していきます。 芝浦工業大学 グローバルPBL ページより引用 ・芝浦工業大学グローバル実績 ・芝浦工業大学がハノイ工科大学で行ったロボット機能改善プロジェクトのグローバルPBL紹介動画 木村先生にグローバルPBLについてお話を聞きました PBLに参加する学生を指導する木村亮先生にお話をお聞きしました。 ↓また、木村先生自身へのインタビュー記事はコチラです! https://xseeds.sun-asterisk.com/voice-20211014/ PBLを通して学んで欲しいこと、目的は何ですか? 木村先生:異なる文化的バックグラウンドを持つ学生とコミュニケーションしながらシステム開発が出来るようになること。そして事前学習ではシステム開発に必要なIT技術を主体的に学んだり、チーム開発における自分の責任を認識し、最後まで責任を持ってやり遂げるマインドを持つことです。 今回はベトナム現地でのリアルセッションに向けて事前学習を計画しました。 事前学習の内容を教えてください。 木村先生:PBLに参加する学生はプロジェクト開発とチーム開発の概要、そしてGit / GitHubの基本的な操作とFlaskについて事前学習をしました。 事前学習が必要な理由の1つは、技術的なギャップを少しでも埋めるためです。 芝浦工業大学の参加学生が2年生中心ということで、大学ではまだC言語とIT基礎科目しか学習していない学生がほとんどです。 対してHUSTは4年生が中心のため、既に大学の授業でRuby on RailsやJavaScriptを学んでいます。 芝浦の学生には、PythonとFlaskの基礎を理解し、少しでも技術的なギャップがなくなるようになって欲しいという狙いがありました。  2つ目は、チームとして課題を達成しコミュニケーションを取ってもらうことで、リアルセッションでスムーズに活動が開始できるようにするためです。 少しでも顔を合わせて会話をしていくことで、初対面でぎこちない空気になって進みにくくなるよりも、オンラインでもいいから顔を合わせる機会を作ってあげたいという意図です。 それでも初めはほぼ初対面のような雰囲気で始まりましたが、すぐにチームとして活動できていたのではないかと思います。 PBL実施の流れ 事前学習 1. 芝浦工業大学とハノイ工科大学の学生のオンライン顔合わせ・チーム作成 2. 技術の事前学習 3. 芝浦工業大学でのオフライン事前授業 現地でのリアルセッション 4. ベトナムでオリエンテーション・チームビルディング 5. 要件定義書作成・開発計画作成 6. チーム開発 7. 最終発表 8. 修了式 ※ リアルセッションでは、その他に「日系企業のツアーやベトナム学生によるハノイ観光」があります。また後編の記事で詳細はお伝えできればと思います。 芝浦工業大学でのオフライン事前授業の様子 芝浦工業大学 木村先生撮影 木村先生は事前準備の1つとして日本へ行き芝浦工業大学の学生に授業をしました。そこでどうして芝浦工業大学でオフライン授業の必要があったか等についても聞いてみました。 芝浦工業大学ではどのような授業を実施したのですか? 芝浦工業大学での授業風景 木村先生撮影 木村先生:私の経歴と経験について簡単に説明をした後、プロジェクト開発について説明を行いました。ほとんどの学生は当然ですが社会に出てプロジェクト開発をした経験がありません。一般的にIT企業で行われるプロジェクト開発の手法や、必要になるドキュメントについて説明しました。その理解をした上で、今回のグローバルPBLで実施してもらいたいことを話しました。 Git/GitHubについての技術的な説明も予定していましたが、講義形式だとどうしても聞いて終わりになってしまうので資料は読んでもらう前提で、事前課題として取り組んでいただく案内をあわせて行いました。 なぜ芝浦工業大学に直接行き授業をする必要があったんですか?目的はなんですか? 木村先生:プロジェクト開発の講義を行うというのも目的の一つではあったのですが、オフラインで事前に学生の雰囲気や講義態度などを確認したいという目的もありました。どうしてもオンラインだけのコミュニケーションだと限界があり、理解度や表情などが見えにくくなります。そのため、ハノイでのリアルセッションが始まる前に、できるだけ芝浦の学生に会って反応をうかがいたかったという意図がありました。 芝浦工業大学での授業に対する学生のリアクションや理解度はどうでしたか? 木村先生:彼らにとってまだ体験したことのない話や知識については興味を持って聞いてもらえたのではないかと思います。システム開発の流れはなんとなく理解していた様子もあり、グローバルPBLでのチーム開発のイメージを掴んでもらえました。 まとめ いかがでしたか?今回はグローバルについての説明やハノイ工科大学と芝浦工業大学のグローバルPBLについてご紹介しました。Vol.2ではベトナム現地での開発の様子とPBL最終発表会の様子をお送りします!わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

+ -3