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About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「日本人日本語教師にとって国際結婚とは? Part2」と題して、前回から引き続きSun*教育事業部GEUに所属する国際結婚をしている先生に『日本語教師が国際結婚するこということ』について対談形式でお送りいたします。今回は宮地先生にお話をお聞きしました!日本語教師のパートナーが他国人の場合、日本語の教え方や人生にどのような影響があるのでしょうか?とても興味深い内容になりました。ぜひ最後までお読みください! UETのエントランスにて 日本人日本語教師にとって国際結婚とは? Part1の濱嵜先生の記事はこちらです! 取材をした宮地先生について 宮地先生は日本で日本語を教えている時からベトナム人の学生が多かった事から、独学でベトナム語学習を開始。ベトナムでは2018年12月から日本語教師をしています。奥様とは2019年夏に知り合い、12月には入籍しました。奥様との会話は全てベトナム語です。Sun*では2023年9月から勤務していて、UET(ベトナム国家大学ハノイ校)で日本語を教えています。 ベトナム国家大学ハノイ校については以下の記事をお読みください!【素材の良さには自信あり。 ―各地の英才、ここに結集! ベトナム国家大学ハノイ校】 素敵な結婚写真・仲睦まじい家族 奥様ととても仲が良い宮地先生は温かく素敵な家族写真や記念写真が多いです! ホアンキエム湖の玉山祠で撮った写真 珍しいベトナムの紅葉をバックに記念写真 宮地先生の奥様が日本へ遊びに来た時の写真 対談形式によるインタビュー開始です! 国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 【質問】大きく捉えて、国際結婚の経験などでベトナムで日本語教育をしている中で生かされている事があれば教えてください。 当たり前ですが、生活をしている中でお互いの慣習の違いで何かこちらが気に入らないことがあっても、事情を察して一人の人間として尊重しなきゃいけないという気づきを得ました。このことは学生や同僚も一人の人間で、思い込みや決めつけをしないで接しなければならない、と意識するきっかけになっています。また、子供が生まれたので、学生を見るとこの子らも、誰かの子供なんだなと思うと大事に思うようになりました。 【質問】結婚後、教育活動において特に心に残るエピソードや成功体験は何ですか? 年配の学習者と家族の話になることが多いのですが、その時は「教師と学習者」ではなく「人と人」の会話になっているな、と思います。xseedsでは基本若い学生ばかりなんですけど、時々別の機会で年配の日本語学習者と話す機会があって、そういうときはその時は「教師と学習者」ではなく「人と人」の会話になっているな、と思います。学生とか同僚以外とか、タクシーの運転手、市場のおばちゃんでも、ベトナム人の年配の方々とちょっと会話が始まると絶対家族の話、子供の話になるのです。年配者の日本語学習者との会話のトピックとして、子供の話をするということはベトナム社会に一歩踏み込んだ感じがあります。心の交流が出来ているなっていう実感が湧いてくる感じです。私は今2人子供がいるんですが、自己紹介で何かテンプレートな言い方じゃなくて、本当に家族を紹介、子供を紹介しているっていう実感があります。 【質問】結婚を通じて、新たな日本語教育のアプローチや視点が得られたことはありますか? 結婚によって劇的に変わったことは思いつきませんでした。結婚前から自分の日本語教育をどう改善していくかということは常に意識にあったからです。ただ、一番身近に話を聞いてくれる人がいる、という安心を得ることができました。日本にいる時から日本語教育について、自分の教え方をどう改善していくか、どんな新しい知見があるかという事は常に気にしていました。ただやはり何か問題があっても1人で抱え込まないで、うちに帰ったら相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれる妻がいることが心の支えにもなり、ベトナム人に日本語を教える場合にも安心を得ることが出来ました。こんなこともありました。学生に教えても全然話せるようにならない、練習してくださいと言っても、私が書いたスクリプトを暗記してるだけで、どうしようかなと妻にちょっと愚痴っぽく話したら、『でも最初は別にいいじゃない?日本語の会話を暗記して話してるんだから』と言われました。そんな気楽に考えて大丈夫か?みたいな、ちょっとフワッとした話ですけど、私は今まで学んだ文法を使って自分の気持ちを言って欲しいという所まで求めがちでした。しかしこれ以降覚えただけでもOKという、そう思うようになりました。私が教師として、学生に自分の思い通りにやって欲しいと思っていたのを、多分妻は同じベトナム人として気が付いたんですね。教師が満足することではなく学生が何ができるようになってるかという事が学ぶ人間の立場からすればやっぱり大事ですね。 素晴らしい奥様ですね。【質問】異文化間の結婚が宮地先生の人生観やキャリアに与えた影響を教えていただけますか? 妻は日本語を話さない生粋のベトナム人なので、家庭内の言語を日本語に統一することが出来ません。なので一家族二文化でやっていくのだという決意しました。そうするとずっとベトナムで働くのだという覚悟が生まれました。家族が最優先事項になったことで、それを守るために仕事の質を上げ健康を維持しなければならないと改めて思いました。 【質問】教育者として、異なる文化圏出身者との結婚経験から得られた思考が、宮地先生の指導法にどのような影響を与えていますか? 自分は教室で教えているときに学生が自分の思い通りに行動してくれたらうれしい、と考えていたかもしれないな、という自省が生まれました。異文化結婚なので自分の意思を正確に伝えるためには日本人同士の場合より注意を払わねばならないのと同様、学習者相手にも雑な対応をしてはいけないな、と思いました。妻が外国人かどうかは関係なく、結婚したことで家族になるわけですから、一方的なコミュニケーションで終わりにできませんよね。学生に対しても何か自分が出した予定を全部こなしてくれたらうれしいというのがあって、ちょっと自問する機会になりました。 宮地先生のようにベトナム人の奥様とベトナム人学生の2方面で交流していると、学生のバックグラウンドが理解しやすそうですね。【質問】日本語教育者としての視点から、異文化間の結婚経験がもたらした新たな教育へのアプローチについて教えていただけますか? よく言われる会話力というものは、将来渡日する学生の立場から見ると何なんだろうと考えてみると、コンフリクトを解決できる能力という一面があると思いました。国際結婚の家庭はある意味、小さなコンフリクトが常に発生する環境だと言えます。自分の要求が通ることだけを目的としたコミュニケーションでは破綻してしまいます。まだ教育の場で実践できてはいないのですが、依頼や命令などの目的を達成するだけではなく、思い通りにいかないときや相手に譲ってあげるときなどのコミュニケーション方法も学べるような教育をしていきたいです。 【質問】国際結婚がxseedsで日本語教育をしている中で生かされている事があれば教えてください。 例えば学生の故郷を聞いた場合でも、あぁそうですかという反応からは何も生まれませんが、「〇〇があるところですね」のような返答があると学生の反応も変わります。それに、「変だから直しなさい」ではなく「日本の場合はこうです」というアプローチを取れるようになってきました。 家族への関わり方はどう変化したのか? 次女が生まれた時の写真。病院にて 【質問】結婚後、家庭内での言語や文化のバランスをとるために工夫したことはありますか? 些細なことでもベトナム語で伝えたいと思ったことは曖昧にしないで、会話を完遂するようにしています。ベッドの縁の部分とか、調味料が容器から漏れ出しているところとか、何といえばいいのかパっと出てこないところが多いですが、そういうものから逃げないということです。また、私と妻はベトナム語、子どもと妻もベトナム語で会話しているのですが、私が子供と話すときは日本語が多くなるようにしています。妻とは100%ベトナム語で会話していますので、はずみで長女にもベトナム語で話しかけてしまうことが多いので、意識して気をつけています。長女は日本語も身に着けてきているのですがベトナム語のほうが発達しているので、とっさの指示などベトナム語を使ってしまうことが多いです。私との会話と、幼稚園では日本語を使いますが、母親・お手伝いさん・マンションの守衛やバスの運転手など毎日顔を合わせる人などはベトナム語で長女と話す上に、両親の会話がベトナム語ですから、放って置くとどうしてもベトナム語が優勢になってしまいます。簡単ではありませんが日本語とベトナム語のバランスを取って、将来両方話せるようになって欲しいです。 【質問】異文化間の結婚における挑戦的な局面や困難を乗り越えるために大切だと考える要因は何ですか 1から100まで話し合いです。それに付随して、アドバイザーとなってくれるような信頼できる存在がどれだけまわりにいるか、というのも重要です。夫婦間の問題が夫婦だけで解決できない、話し合いを尽くしたけど解決できなくなった場合は、相談出来る相手がやはり必要です。 【質問】結婚後の生活で得た、日常の中に隠れた異文化間交流についての面白いエピソードや気づきがありますか? 家の中に神棚を設置することになりました。ひと月に2回、果物を準備して線香をあげなければならず、テト前後や中秋節など特別な日には用意するものも変わったりして面倒なのですが、面倒だけどそういうもの、という認識になっています。最も、妻がベトナム人であることをことさら意識するようなことはほとんどありません。 【質問】結婚後に、お互いの文化について違った視点や理解が得られたことについて教えていただけますか? ベトナムの習慣は日本とそこまでかけ離れていないので、自分が慣れない習慣に面しても戸惑うことはあまりありません。たまに衝突が起こる際も、私が日本人で妻がベトナム人だから発生した問題、というものは意外なくらい少なくて、基本的には妻と言う人間と私と言う人間の考え方や習慣の違い(特に私のルーズな性格)に起因している場合がほとんどです。私が異文化を受け入れているというより、妻が受け入れてくれている、という印象です。 【質問】結婚後、異なる文化での生活経験が持つ豊かさや貴重さについて、宮地先生の考えを教えていただけますか? 子どもがアイデンティティ喪失に至らないように、ということだけは注意していきたいです。ただ、単純な算数で一家庭二文化だと体験できる文化が多いので得だと思っています。単純に日本の習慣とベトナムの習慣が両方ありますので、体験できる文化が多くなっているんですよ。例えば、テトにはアオザイを着せますし、日本の正月にはモチやおしるこを食べています。今は次女が小さくあまり移動できる状況にないのですが、子供が少し大きくなれば日本旅行にも連れて行ってやりたいです。 コミュニティへの関わり方はどう変化したのか? 宮地先生の母と奥様 【質問】ベトナムの方とコミュニケーションをする際に大事にしていることは何ですか?他の日本人とベトナム人に言いたいことが何かあればこの機会に言ってください。どうぞ! やはりベトナム語で話したほうがいいということだと思います。ベトナム語を話すとこちらの発言などを値踏みされる立場に素早く変わるので心理的な負担はあるのですが、ベトナムと関わりたいと考えると避けて通れません。結婚前は初対面のベトナム人との世間話で、家族についての会話になると『結婚していません』で終わったんですが、今は『結婚しています。相手はベトナムの方です。はい、後ろの人です。子供は2人です。女の子です。』と、ベトナムの世間話に広がりが生まれました。そうして私はベトナムのコミュ二ティでは『変な日本人』から『変だけどベトナム語をちょっと話す日本人』に分類分けされているような気がします。高いレベルにならなくても『ベトナム語を勉強している』と言える状態にはしておいたほうが良いと思います。 【質問】ベトナムでの地域社会との関わりはどうですか? 毎週決まった市場に行くのでそこの人々は顔見知りになっています。他には、マンションの守衛さんやご近所です。喫茶店やビアホイで賑わっている集団に飛び込んで行って友達になる・・・ようなことが出来ればいいのですが、私のベトナム語ではまだ難しいです。 【質問】異文化コミュニケーションや理解についてどのような学びがありましたか? 異文化理解というのは一方的なものではないということです。これは当然、自分の意見を押し付けてはいけないということですが、納得できないものを無理やり受け入れようとしないということです。そのスタイルを貫こうとするにはやはり言葉が大切になります。『文化の違い』をポジティブに捉えたほうがいいということも言えます。嫌なものだと考えちゃうと、もうそこから吸収できなくなっちゃうんで。 【質問】結婚を通じて得られた異文化間コミュニケーションのスキルが、日本語教育活動以外の場面でどのように役立っていますか? 結婚を通じて得られたとは違うかもしれませんが、妻に「お坊さんにあいさつするときはなんといえばいいか」「タクシーでこう聞かれたらどう答えればいいか」など具体的なケースを想定した質問をできるので助かっています。 【質問】ベトナム人が仕事場にとても多い中で、国際結婚されたことによる影響で、仕事のコミュニケーションの仕方と、家庭内のコミュニケーションの仕方双方に役立っていることはどんなことですか? 問題は不機嫌な顔をしているだけでは解決しない、という意識が強まりました。日本だとちょっとイライラしてたら周りの人が気を遣ってくれることがよくあると思うんですが、それはベトナムでは不機嫌な顔をしてるだけでは全然周りが気遣ってくれたりはしないんで、相手に協力してほしいときはちゃんと自分から言わなきゃ駄目だという考えに変わりました。 とても勉強になるお話ありがとうございました! ありがとうございます。 終わりに 今回の『国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2』宮地先生のインタビューいかがでしたか?ベトナム語を使いベトナム社会に入り込んで生活している宮地先生の生き方は、海外移住を考えている方にとても興味深いのではないでしょうか。そしてベトナムに住み続けベトナム語が話せる日本人日本語教師は、ベトナムの日本語学習者にとても心強い存在と思います。 わたしたちの事業に関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。 それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度!)

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国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「日本人日本語教師にとって国際結婚とは?」と題して、Sun*教育事業部GEUに所属する国際結婚をしている先生に『日本語教師が国際結婚するこということ』について対談形式でお送りいたします。日本語教師のパートナーが他国人の場合、その日本語の教え方や人生にどのような影響があるのでしょうか?とても興味深い内容になりました。ぜひ最後までお読みください! 取材をした濱嵜先生について 今回はオンラインでインタビューを実施しました 濱嵜先生は2021年にベトナム人の旦那様と結婚し、その後すぐにSun*に入社しました。ホーチミンのGEUで日本語教師をしていいて、その後2023年に旦那様の仕事の関係で日本へ戻り、オンラインでホーチミンの学生に日本語授業やxseeds Hub関連業務(面接対策など)が中心の業務をしています。 夫婦でホーチミン市からハノイ市へバイクで横断旅行をしたことも! 2023年の5月−6月の2ヶ月間にご夫婦でホーチミン市からハノイ市までバイクで横断旅行をしたこともあるそうです。仲の良さが伝わる写真をご覧ください。 xseedsへの関わり方は変化したのか? 対談形式によるインタビュー開始です! 国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 【質問】国際結婚の経験などでベトナムで日本語教育をしていく中で生かされている事があれば教えてください。 やっぱりベトナム人と生活してるので、何かベトナム人から見た日本とか日本人とか日本語みたいなところが見えて、何かしら日々の業務に生かされている事があると思います。例えば夫がフェイスブックを見ている時に私も見ていると、ベトナム人が投稿している日本のニュースのページが結構あって、取り上げるニュースの観点がベトナム〜東南アジアから目線でニュースを取り上げているんです。それを見るとこんなこと取り上げてるんだ!と驚く事が多いです。日本人ならばそんなに注目しないニュースが大きく取り上げられている事があります。夫がベトナム人だから、ベトナム人目線の日本のニュースが自然と目に入るんですよ。 【質問】結婚後の教育活動において、特に心に残るエピソードとか、成功体験を教えてください。 やっぱり一番大きいことでいうと、学生に夫がベトナム人だと言うと、何かもうそれだけでちょっと学生との心の距離が近くなると言うのがありますね。自己紹介の時でも、夫がベトナム人ですと言うと、もうそれだけでつかみはOK(笑)みたいな。あと私の夫の実家はベトナムの田舎の方なんですけど、そういうベトナムの田舎の生活を私も知っているので、田舎出身の学生との共通の話題が増えたり、学生同士の会話で何を言ってるのかわかる事が多くなりました。 共感できることが増えたんですね。ベトナム人と結婚することで学生達のバックグラウンドが想像しやすくなったということですかね。 そうですね、なんか、ベトナム人と結婚するくらい、先生はすごいベトナムが好きなんだとか興味持ってるんだっていうことを学生達に認識してもらえるのは、嬉しいし授業がしやすいですね。 【質問】結婚を通じて新たな日本語のアプローチや視点が得られたことはありますか? 私の仕事は日本語教育だけじゃなくて面接対策もやっているんですが、一つ気づいたのは、学生ってそんなに日本に強い憧れを持ってるわけではないなっていうことを結構感じていて、単なる選択肢の一つとして捉えてる感じがあるのかなと思ってるので、なんか日本のすごくいいことばかり言うよりも学生に対してメリットデメリットをしっかり言って、多くある選択肢の中から、日本を選んでもらうということを意識するようになりましたね。 よく『どうして日本が好きですか』の質問は面接の時に企業が学生にしますね。 学生は面接では日本製品に憧れがあってとか、技術的に優れているからと言うことを言うのが合格するに必要と思っている学生が多いですね。でも実際のベトナム人大学生は日本はすごく夢の国だから行ってみたいというだけではなく、いろいろな現実的なことを考えて、日本を選んでるっていう人はすごく多いと感じています。なので夢を見させるようなことを言うよりも、現実的な話をした方が学生にとって選択肢の一つとして良いと考えています。40代以上になると日本はすごい国みたいに思ってくれる人がすごく多いと感じますが、若者はそういう感覚ではないですね。 【質問】異文化間の結婚が濱嵜先生の人生観とか、キャリアに与えた影響を教えて欲しいです。 はい、人生感がすごく変化したのは、家族との関わり方だと思っています。これはよく言われるイメージですけど、やはりベトナム人は家族を大事にします。夫は毎週故郷の家族に電話をしていて、日本へ移ってもそれは変わりません。また、どんな繋がりかもわからないような遠い親戚に会いに行くこともあり、日々生活してる中での家族や親戚が占める割合が高くて、何だろう、それはすごく自分にはいいなと思っています。家族・親戚との関わりが深まる事で、とても自分が充実した気持ちになるんだということを知り、自分も家族を大切にしようと思うきっかけになりました。今までは家族への思いはちょっと義務みたいな感じが正直ありました。母の日にはお花を贈理、誕生日にはプレゼントを贈らなければならない、みたいな考えだったのがむしろ、『家族を大切にしたい』と言う気持ちに変わりました。この変化はすごく大きかったです。 なぜ日本社会だと家族同士がだんだん離れていくようになるんでしょうね?日本人は決して家族を大切にしていない訳ではなくても、ベトナム人の家族関係より距離があると感じます。家族への電話も日本人はベトナム人ほどそんなにしょっちゅうするわけではないですよね。ベトナム人はビデオ通話もよくしますね。遠くにいる人でも近くにいるような感覚で、家族と接したいからでしょうか?日本人ならちょっと照れ臭くてビデオ通話はなかなかしませんよね。 だから日本がベトナムと比較して家族の結束が弱いと寂しいですね。初めて夫の田舎に挨拶に行ったときに、夫の弟の奥さんの兄弟までもが私に会って喜んでくれたりするのですごく嬉しかった。日本だったらもう多分会えないような遠い親戚までもが会いに来てくれてすごく嬉しかったです。 【質問】日本語教育者としての視点から、異文化間の結婚経験がもたらした新たな教育へのアプローチについて教えていただけますか? 夫に『この教え方でいいかな?』と端的に確認しやすくなったことは大きいかと。すると『それじゃ伝わらないよ』と言われる事もあるので、この点で教え方へのアプローチに変化がありますね。細かなところでのアドバイスをされる事もあり指導法に変更微調整することもあります。 【質問】ベトナム語を学ぶことで新しい言語・文化への理解が日本語教育にどのような豊かさや多様性をもたらしましたか? ベトナム語を学んで一番良かったなと思ったのが、結構ベトナム語と日本語で意味が同じで似た発音の言葉があるので、それを学生に教えられるの良かったかな。この文法はベトナム語で言うと~ですよとか。 なるほど、日本語だけで授業を進める日本語教師とは、教え方が一味違いますね。理解しやすい。 あとは普通のベトナム語だけじゃなくて、学生が使うベトナムの若者言葉を授業中入れると教師と学生の距離が近づくことができて良いです。学生同士が授業中ベトナム語で話している時に『それは~だよ』とベトナム語で言ってやると学生は『先生はベトナム語がわかっている』と思うので、授業中に変なことは出来ないなと学生に思わせる事も出来ますね(笑)。 xseedsへの関わり方は変化したのか? xseeds業務の様子 【質問】国際結婚をしている中での経験などがxseedsで働く上で役立っている事があれば教えてください。 現在私たち夫婦は日本で働いているので夫が日本で働く上でベトナム人として不安な事やどんなことで困っているのか?という事が身近に解ります。これらを学生に伝えて彼らが将来働く上の不安を解消してあげる事ができるのはxseedsで働く上でとても役立っていますね。 それは学生にとってありがたいですね。実際にどんな悩みを解決しましたか? 夫は最初日本は上下関係がすごく厳しいと思っていました。上司の意見には絶対に逆らってはいけないと思っていたんですね。けれど別にそういうわけじゃなくて、自分の意見もちゃんと伝えていいんだとだんだん理解したようです。日本で働くベトナム人はちょっと過剰に日本を恐れているというか、日本人の働き方を恐れてるんだなと感じる事があります。ベトナム人は職場環境とか上司との関わり方を怖がっている部分があると思ったので、これに関して、そこまで厳しくないんだよ、ちゃんと自分の意見を言ってもいいんだよと学生に伝えています。 家族への関わり方はどう変化したのか? 【質問】結婚後、家庭内での言語や文化のバランスをとるためにどんな工夫をしていますか?異文化間なので夫婦内での考え方にカルチャーギャップが生じることもあると思うんですけど、それを埋めるのにどんな工夫をしていますか? 異文化ギャップでストレスがないようにする工夫は、それはもう何か違いを楽しむか、あえて違いを見つけたり、違う面の良いところを見つけたりすることですね。それによって自分の引き出しが増える感覚がいいかなと思っています。そうすることで自分の異文化理解や国際感覚が豊かになっています。実際には、なんかすごいちっちゃい話ですけど、家の調味料が増えたり、料理の味付けのレパートリーが増えたりという料理文化の理解も深まり豊かになりました。これ何料理なんだろう?という風なモノもあります。コレ美味しいんだけど謎の料理みたいな(笑)。 【質問】異文化間の結婚における挑戦的な局面や困難を乗り越えるために大切だと考える要因は何ですか? それはもうなんか全部話し合いますね。はい、こういう部分が嫌だからこうして欲しいみたいなのをハッキリと言うようにしています。もう仕事の指示みたいな感じですごくハッキリ言うようにしてます。やはり困るからってことですね。 そうなんですね。最近はどんな話し合いをしたんですか? 例えばベトナム人はありがとうとか、ごめんなさいとか日本人と比べてあまり言わないじゃないですか?私はそれがすごく嫌で、ありがとうと思ったらそれはちゃんと伝えて欲しいです。例えばこの前、夫がいつも平日はお皿を洗ってくれるんだけど、その日は疲れてたから代わってあげたんです。でも感謝の言葉が何もなく、なんか普通にお風呂に入って行ったので、私はそれがすごく嫌だったから、私皿洗いはするけど、ちょっとありがとうって言ってもらえないとできないから、言ってくださいって言ったことがあります。何か感謝をしていても言葉で言ってもらわないとちょっとがっかりしますよね。それにこういうのは1回2回とか少ない回数だったらいいですだんだん積もって来るんです。文化のギャップも楽しめないぐらいイラっとしたら、伝えるようにしています。 【質問】結婚後の生活で得た、日常の中に隠れた異文化間交流についての面白いエピソードや気づきがありますか? いろいろあるんですが気づきでいうと、何かやっぱり日本人とベトナム人の考え方ってやっぱり似てるんだなみたいな思うところが結構あって、例えば日本とベトナムで同じようなことわざがいくつかあって、やっぱり中国から文化をもらってる同士で似ている考え方があるんだなってこの前夫と話していました。同じことわざが多かったりするんです。例えばなんですけど、『灯台下暗し』とか『朱に交われば赤くなる』はベトナムにもあることわざです。『灯台下暗し』はベトナム語でもまったく同じ言い方で『Bóng tối lại dưới ngọn hải đăng』。『朱に交われば赤くなる』は『Gần mực thì đen gần đèn thì rạng』。でもベトナムのは朱じゃなく黒なんですよ。『黒に交われば黒くなる』黒いインクの中にいると、黒くなるみたいな言い方で似てるけど表現方法が違うんです。 【質問】結婚後に、夫婦互いの文化について違った視点や理解が得られたことについて教えていただけますか? 私は会社員だし会社から給料もらって仕事をしている身なので、会社のために、休みの日も終わっていない仕事があればやったり、結構仕事中心の生活だったんですけど、夫の影響で仕事は仕事だし自分の人生は人生だし、どっちも大切にする考え方に変わりました。仕事と人生ってどっちかしか取れないものじゃなくって、どっちも両立できるものなんだなみたいな。結婚後に私の文化は変わったなと思います。また、夫がすごく気をつけてると思うのは時間を守ることです。すごく気をつけようとしてるのを感じます。 結婚後、異なる文化での生活経験が持つ豊かさや貴重さについて、濱嵜先生の考えを教えていただけますか? 全然違う文化の人と生活するので、自分の引き出しが増えるというか何か幅が広がっているのを感じます。 コミュニティへの関わり方はどう変化したのか? xseedsに関わるメンバーとのチームビルディングの様子 【質問】ベトナムの方とコミュニケーションをする際に大事にしていることは何ですか? 何かベトナム人がよく日本人を表す時に使う表現でうまいなと思う言葉があるんですけど、それは『建前』とか『猫をかぶる』とかで、私はそうならないようにすごく気をつけて、思ったことを素直にそのまま伝える様にしています。その方がベトナム人から信頼をしてもらえると思います。ハッキリ伝えないと良くないと思ったそれを素直に伝えるようにはしています。例えば、本当は疲れてる時には『大丈夫、大丈夫!』とか言わないようにしていますし、食べ物が美味しくないなと思ったら『美味しい!』とは言わないです。 そうですね。ベトナム人は美味しくないと感じたら、美味しくないとハッキリ言いますよね。 ええ、なのでコミュニーションで大事にしていることはハッキリ言うことですね。本音と建前はできるだけなくすように心がけてます。 コミュニティやコミュニケーションの違いについて、ベトナム人や日本人にぶっちゃけて言いたい事がありますか? まずベトナム人に対してですが、知らない人がプライベートなことを聞きすぎるのは困ります(笑)。全然知らないタクシーのおっちゃんとかが、何歳だとか、結婚してるのかとか、聞いてくるのはもうちょっと静かにしていてくださいと思います(笑)。日本人には、なんでこういう言い方になるのか?と思う事があって、日本人同士で話すときは年上の人に敬語を使うんですけど、ベトナム人には年上でも敬語を使わない人が多いんです。それが心にひっかかってる。無意識にベトナム人を下に見てるのかなっていう感じがすごいので、なんかずっと気になります。これすごく日本語教師的な目線なんですけど、学生は敬語とか丁寧な話し方をまず勉強するから、敬語の方が理解しやすいと言うのはあるんです。だからタメ語だったら分かりやすいっていうことではないんです。 フレンドリーな気持ちでタメ語で言っていても、そうなると誤解が生じてもったいないですね。【質問】ベトナムでの地域社会との関わりはどうですか?町内会みたいなのはあるんですか? 町内会はホーチミン市ではないですが、田舎ではたっぷりあって、近所の人全員知り合いみたいな感じです。夫の田舎には地域の放送があって、夫のお父さんが町内会長みたいな感じだったので、家にマイクがあり、地域の各地にあるスピーカーから今日から火災防止月間ですみたいな放送をしていました。 【質問】結婚後に直面した言語や文化の違いについて、どのように乗り越えてきましたか? そうですね。4つの段階があります。1つ目は、楽しむ。そして2つ目はどうでもいいことは気にしない、気にしすぎない。3つ目は、でも気になるなら話し合う。4つ目は話し合っても解決できないなら、時間が経つのを待つ。この4ステップです。 面白いですね。もう衝突したときの解決方法がマニュアル化できそうな。本を出してください(笑)。【質問】結婚後、日本とベトナムの文化の違いや共通点について、どのような気づきを得ましたか? 違いで言うとベトナム人ってすごい合理的だなって感じます。どうやったら効率的にできるかと考えていて、変な忖度がない。目的のために何をしたら一番いいかみたいなところをストレートにすごい考えていますね。共通点で言えば、意外と恥ずかしがりなところは日本人と似ているのかなっていう感じがしますね。ベトナム人って、結構自分の考えをストレートに言ったりするんですけど、実は意外と気にしてる部分もありますね。これは私の夫だけかもしれないんですけど、観光地行ったときに、他の人に写真撮ってくださいと頼むのも恥ずかしいという。 【質問】結婚を通じて得られた異文化間コミュニケーションのスキルが、日本語教育活動以外の場面でどのように役立っていますか? さっき言ったように、自分の意思の伝え方ですね。自分の要求していることをどうしたら相手が理解してくれるのかっていうところは、生活を通じて養われたと感じています。それは夫との意識の違いがあったときだけ使うんじゃなくて、友達話してるときでも仕事でも家族が話してる時でも、何か意見の違いがあったときは、同じような伝え方をしています。そこは役立ってる感じがしますね。 【質問】最後の質問です。濱嵜先生にとって国際結婚をして日本語教育の学びになった事は何でしょうか? 伝え方を学べたこと、意見が衝突した時に自分の意見を上手に通す言い方、お願いの仕方を学べたんじゃないかな。 夫婦間の異文化コミュニケーションに関する色々な気づきを与えてもらいました。すごく勉強になりました。ありがとうございました! ありがとうございました! 終わりに 今回の『国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1』濱嵜先生のインタビューいかがでしたか?国際結婚における異文化コミュニケーションには日本語教育にとって気づきと創発の宝庫だなぁと感じました。とても興味深いお話を聞かせて頂きました。part2は同じくGEUの宮地先生のお話をお聞きしました。お楽しみに!わたしたちの事業に関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度!)

日本語教育
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TCチームの活動とは? 密着取材 xseeds Hub編
TCチームの活動とは? 密着取材 xseeds Hub編
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「TCチームの活動とは?密着取材 xseeds Hub編」と題して、Sun*教育事業部のTCチームが企業と学生のマッチングするxseeds Hubの密着取材を通じてご紹介する記事となっております。TCチームが学生たちの企業に採用される瞬間までの舞台裏で大活躍している姿を紹介しています。ぜひ最後までお読みください! 密着取材したフォンさんについて 今回密着取材に応じてくれたフォンさんは、ハノイ国家大学を卒業し、日本文部科学省の奨学金で日本の国立大学へ入学。卒業後はNTTドコモのハノイ駐在事務所やシンガポール事務所に勤務をしていた経歴があります。 密着取材前にインタビューをしました 密着取材前にフォンさんにxseeds Hubチームに仕事などについてインタビューをしました。 xseeds Hub、xseeds Hub選考会とは何ですか? 情熱があふれる未来のイノベーターを育成するプロジェクトです。このプロジェクトでは、世界中の大学と提携して、これからの世界をリードする可能性のある才能を発掘し、可能性を最大化するために教育を提供します。そして、それを発揮できるような環境や会社を探し、マッチングするプラットフォームをxseeds Hub選考会と呼んでいます。 ※こちらのxseeds Hub選考会の過去記事もご覧ください。 選考会までの準備について xseeds Hubの学生のモチベーションを高めるためにどのようなアプローチをしていますか? xseeds Hubの学生のモチベーションを高めるためにいろいろなアプローチがあります。まず、選考会オリエンテーションをはじめセミナー活動を通じ、選考会のことを理解してもらいます。日本就職のメリットや選考会に参加する企業の概要などを学生さんに紹介するとともに、選考会への準備に関して何をすればいいのか、Sun*側からどんなサポートをもらえるか等、きちんと理解してもらって、安心して選考会に参加できるようにしています。こういったサポートの結果、初めて参加した選考会でも結果をきちんと出せている学生もいます。 セールス・企業・教師などとのやりとりで気をつけていることは何ですか? 選考会チームは、セールス、企業、教師など多くの関係者と関連しております。関係者が多く、当然、様々な意見が出ることがありますので、柔軟性と適応力が必要です。また、私たちのチームは、企業をはじめ関係者と学生を結びつけるHubのようなチームでもあり、企業やセールスからの情報が正しく適切かつタイムリーに関係者と学生に伝えられるように細心の注意を払う必要があります。学生に対しても何を望んでいるか、どのような希望があるかを理解し、適切に対応することが求められます。 選考会の内容について 選考会当日どんなことをしていますか? まず最も重要なのは、全ての学生が予約した面接スケジュールに出席させることです。学生さんによっては交通事情や家庭の事情で面接に遅れて到着したりする場合もあります。このようなケースでは、私たちは迅速に適応し、残りの学生の面接順を再調整して面接をスムーズに進行させます。学生のスケジュール管理の他にも、面接の流れなどに関する重要な詳細情報を提供する必要があります。また、学生だけでなく、企業さんとも調整しなければいけないことが多くあります。企業さんが学生さんに確認したいことがあった場合、企業さんに代わって対応します。こういった情報は、企業さんがどの候補者に内定を与えるかを検討する際の参考情報として活用できます。 企業が学生に対して面接で重視している点は何ですか? 企業さんによって重視している点が異なります。一部の企業は技術的能力に重点を置いています。彼らは専門知識とそれを業務にどれだけ適用できるかに特に関心を寄せています。逆に、コミュニケーションスキルやチームワーク能力を確認する企業もあります。他にも問題解決能力に特に注目している企業などもあります。ただし、共通して言えるのが、ほとんどの企業は言語能力に注意を払っており、英語や日本語などの外国語の能力を評価しています。つまり、評価基準は様々ですが、重要なことは、各企業の評価基準を正確に理解し、面接のためにしっかりと準備をすることです。これにより、学生は自己の強みを自信を持って表現し、企業の具体的な要件に柔軟に適応することができます。 xseeds Hub選考会で経験した成功体験について教えてください。 いままで最も成功したと感じるのは、2023年9月の選考会でした。この選考会では、約13人の候補者が2次面接に進みました。厳しい選考の結果、選考会運営チームのサポートとアドバイスのもと、13人全員が希望通りに内定を得ました。この結果は学生だけでなく、企業にも高い満足感を得てもらうことができました。これは本当に印象的な選考会でした。Sun*からの支援は、面接会の振り返りや、毎回の参加で自己を改善するための強みをどうやってアピールできるかなどのサポートにとどまらず、xseedsプロジェクトの熱心な教師達やスタッフからの大きな励ましも含まれています。決して諦めない精神とこのサポートのおかげで、内定を取った学生はキャリアの新しい扉を開くことができました。 チームに対して xseeds Hubの活動において、最も喜びを感じる瞬間はどんな時ですか? xseeds Hubの活動において、最も喜びを感じる瞬間は内定結果を学生たちに発表する瞬間です。その瞬間は学生たちと企業さんの笑顔を見ると、自分の仕事のやりがいが何よりはっきり感じられる瞬間です。私たちの仕事は、企業と学生との架け橋を築くことで、優秀な従業員を企業が見つけるのを助け、学生が希望の通り仕事を見つけるのを支援することです。これは本当に社会に貢献できる仕事だと思います。 TCチームで働きたいと思う人にアドバイスするなら何ですか? 選考会チームをはじめ、TCの仕事は非常に挑戦的であり、柔軟性、そして継続的な創造性や改善力が求められますが、実際には、これは非常に深い意味を持つ仕事です。自分の努力が社会の発展に貢献できるし、人々に喜びをもたらす仕事です。もしこういった仕事に興味があれば、ぜひTC チームに参加してください。 xseeds Hub選考会当日の様子 インタビューではフォンさんのxseeds Hub選考会に向ける熱意と誠意を感じました!実際のxseeds Hub選考会当日はどうなっているのでしょうか?いよいよ密着取材開始です! 6:30出社 選考会は8時から始まるので、当然準備はそれまでにしておかなければなりません。いつも万全の状態で面接を開始できるように、準備は徹底的にしておきます。 出社してまず行うことは面接室のネットワーク状況をチェック、スマートテレビやプロジェクターを準備。そして学生たちとの連絡です。学生に時間通り出席するように電話やFBメッセージで連絡して、移動状況を確認します。この日は急病で欠席する学生がいて、学生の面接順をアレンジしなければいけませんでした。不測の事態が起こるのは想定内で、冷静かつ迅速に対応して行きます。お昼休憩時の昼食のお弁当の手配などもします。 8:00面接開始 面接の順番を待つ学生たち いよいよ面接スタートです!学生は面接用のプレゼンテーションを再度練習したり、企業さんへの質問の準備をしたりしていました。面接を終えた学生には、ほっと一息ついてリラックスしている姿が見られました。フォンさんらTCチームは、今日の面接の流れや注意事項を確認して、学生さんに伝えてたり、面接の開始前に面接室の前に学生を連れて行き、面接時の姿勢や注意点を再度リマインドしたりしています。 身だしなみ等のチェックもTCチームの仕事です 面接の順番を待つ間、面接の復習をする学生達。プレゼンテーションをチェックしたり、再度話す内容を整理していたりします。学生達が困ったことがあったり、質問があれば、TCチームが現場でサポートします。初めて面接に参加した学生に対して面接の流れが不明確な場合のサポートや、オンライン面接でのルールの再案内などを実施しています。フォンさんは終始忙しく動き回っています。 12:00 昼休憩 昼休憩中にも面接の練習を重ねる学生 昼休憩中にはチームのショートミーティング。午後の面接の準備をします 昼休憩時間も学生さんは面接の準備(プレゼンテーションの再度練習など)をしています。TCチームは昼休憩に向けて企業さんの食事などを手配、午後枠の面接の準備をしていました。また昼休憩時間には、学生さんの出席状況をフォローしたり、注意点などをリマインドしたり、午前に面接を受けた学生をヒアリングしたり、情報をまとめた上で関係者に共有したりしています。昼休憩中もなかなか休めません。 13:00 面接開始 朝より混雑はしていませんが、学生は各自自分の内面に向き合っているかのように大人しく待合室には独特な静けさが広がっています。 フォンさんは面接の順番を待つ学生達に個別に声かけをして励ましたり、緊張をほぐしたりしています。フォンさんは学生にどこまで準備したか、何かサポートできることがあるかを聞いて、学生さんの要望に応じて対応しています。学生の要望は準備した内容をもう一度チェックしてほしいとか、このような質問を企業さんに聞いてもいいかなどのアドバイスを求める学生が多いです。また、雑談をすることで、学生の緊張感を和らげるようなことも実施しています。 面接が終わったばかりの学生のヒアリング中です。面接が終わりホッとして笑顔が溢れているチャンさん 面接が終わったばかりの学生さんをヒアリングしています。面接官の質問がほぼ答えられて、自信満々のチャンさんに面接の感想を聞いています。 面接に対して不安を抱く学生に対して今まで自分がしてきた努力を思い出させながら自信を持つよう励ますフォンさん。 前回の面接で落ちた学生に今回はどんな準備をしてあるかなどをフィードバックしている ガラスの向こうは面接室です。面接を受ける本当に直前まで学生にエールを送ります 面接を受ける学生をTCチームが面接室前まで連れて行き、企業さんの評価基準、どんな人が評価されるのか、プレゼンテーションするときの注意点(時間守り、目線の注意なども含めて)をリマインドしています。面接官の雰囲気を伝えて励ましたりしていました。面接の順番をが来た学生を面接室に案内し、緊張が解れない学生には、緊張をほぐしつつ面接室へ送り出します。 16:30 一次面接終了 面接終了後、各企業は選考結果をTCチームに伝えます。TCチームはその結果を学生達にオンラインで伝えます。今回の選考会では65名の学生が一次面接を受け、28名が次の日の最終面接に進むことになりました。一次面接を通過した学生に対しては最終面接の内容についても一緒に連絡をします。選考結果の発表の後は企業さんをホテルに送り出します。まだTCチームの仕事は続きます。次の日の最終面接に向けたスケジュールの作成、二次面接の流れ、事前質問があれば学生へ共有します。最終面接時には内定発表会もあるのでその準備もします。最終的に作業が全て完了したのは20時頃でした。 翌日の最終面接発表の様子 翌日の最終選考を通過した学生の内定式の様子です。内定発表会は学生にとっては大学生活の集大成となる緊張の瞬間です。合格した学生たちから溢れる笑顔が素晴らしく輝いています。TCチームにとっても一番喜びを感じる瞬間です。合格したみなさんおめでとうございます! 面接終了後の学生インタビュー 面接終了直後に3年生のバオさんに、面接の様子とTCチームのサポートについてインタビューしました。爽やかな青年です! 爽やかな大学3年生 バオさん 今日の面接はどうでしたか? 最初は緊張しましたが、頑張って面接官の質問に答えました。しかし数分ぐらい経つとだんだん落ちつき始めました。その後は自信を持って面接を受けられるようになりました。 どんな企業を目指して就職活動をしてきましたか? いつも新しい技術を使っている企業で働きたいです。そして良い製品を作っている企業で、新しい事に挑戦できる環境がある企業で働きたいです。 日本企業の魅力は何ですか? 日本の企業はグローバル企業だという事が魅力です。そのような日本の企業で色々な国から来た優秀な人達と交流したり一緒に働く事は自分にとって良い学びと刺激になると考えています。 あなたにとってTCチームはどんな存在ですか? 一番思っていることは、みんな熱心だということです。私がサポートをお願いした時はもちろんサポートてくれますが、私がサポートをお願いしていなくても、ヒアリングを通じてTCチームメンバーがサポートが必要と考えたら、TCチームは積極的で精一杯心を込めてサポートをしてくれるのでとてもありがたいです。 面接お疲れさまでした。結果が楽しみですね! ありがとうございます。 内定Before,xseeds Hubチーム、内定Afterチームの取材を終えて TCチーム内の3チームの密着取材を通じて解った事は、TCチームメンバー全体の学生に対する緻密かつ厚みがある対応には、『学生への深い愛情』があるからこそなせる技だと実感しました。学生達は入学から卒業、渡日までの4年間、一般授業や日本語授業、面接対策などでTCチームのお姉さん方に相談し、アドバイスをもらえる事、熱い応援があるからこそ様々な困難がある日本就職という道にも迷いなく集中して勉強することが出来るのだなと思いました。 終わりに いかがでしたか? 今回は『xseeds Hubチーム』の一日に密着取材をしました。xseeds Hubチームは企業と学生の橋渡しの現場に関わる仕事で、瞬発的な判断と推進力、集中力が必要となる仕事でした。学生に対する愛情があればこそできる仕事だと密着取材を通じて思いました。面接に向かう学生達の姿も初々しく真剣で、見ていると全員合格して欲しい!と心から思いました。フォンさんの一人一人の学生をしっかりと愛情込めてサポートする姿勢にもとても感動しました。このようなサポートを受けられる学生達は幸せです。わたしたちの事業に関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

xseeds Hub選考会
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xseeds事業に関わるメンバーが共有できる目的を探り、コミュニケーションをとって相互理解を図りました!ワークショップVol.2(実施編)
xseeds事業に関わるメンバーが共有できる目的を探り、コミュニケーションをとって相互理解を図りました!ワークショップVol.2(実施編)
はじめに Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます。 今回は“Sun* xseeds事業ブランド浸透プロジェクト”ワークショップ実施編をお伝えいたします!前回の記事では準備編としてこのプロジェクトの目的や背景を私たちの事業xseedsの歴史を含めて濃い内容でお伝えしました。今回は、 ワークショップの内容 ワークショップを終えて目標は達成されたのか についてお送りします! チーム間の連携を図りたいという大きな目標に対して模索し続け、ついに行われたプロジェクトの集大成をご覧ください! ワークショップを実施しました! ついに約1年以上かけて構想しつづけてきたワークショップを開催しました!「各部署への理解を深め、xseeds事業に関わるチームメンバーが共有できる目的をメンバー自身で見つける」この目標を達成するために、3日間(Day1~Day3)かけてメンバー自身で考え抜きました。 今回のワークショップの目的 このワークショップで一番重要視していることは対話です。対話を重ねることによりお互いのことを知り、今後の連携を図るきっかけを探ることが何より大事だと考えています。 事前に上がっていた懸念点としては、xseedsメンバーは話し出すと熱くなり長くなることがあるので(笑)時間が足りなくなるだろうということです。そのため、ワークショップでは、事前課題が出され、話し合いの内容を各メンバーがよく考えることができるように、そして、ワークショップが少しでも濃い時間になるように工夫しました! ワークショップイントロダクション まずは参加メンバーにワークショップの目的を伝えます。 ワークショップの流れ 運営メンバーの広瀬さんからは「このワークショップだけで、皆さんが抱えている課題や想いを100%形にする事は出来ないかもしれませんが、少なくとも、そのきっかけの場に出来るよう全力で運営したいと思います。」と、力強いお話がありました。 Day1前半 ~お互いの知らないを知る~ Day1の目標は「各チーム、拠点間で必要な連携について話し合う」です。  xseedsカレンダー質問会 最初にxseedsカレンダーの質問会を実施しました。xseedsカレンダーとは、メンバーへの事前課題で「学生が入学時から就職まで、各部署がどのような教育、就職支援対策をしているか」を提出してもらったものを運営チームがカレンダーにまとめたものです。 学生が入学してから卒業するまで、各チームがどんなサポートをしているのかが一目で分かるようになっています! このxseedsカレンダーはメンバーから大好評でした。お互いの知らないことを知るために、他チームの取り組みが一覧で可視化されており、「他のチームの動きが明確になった」「これで他のチームと連携しやすくなった」などの声が出ていました。 xseedsカレンダーを見て各チームに対して質問(黄)を記載し、回答(ピンク)が書かれています 「大学とIT教育の連携をもっと進めたいけれど、なぜ今まで出来ていなかったのか?」という会話になり、それを知っているメンバーが理由を伝えるという場面もありました。それぞれの想いと現実を知り、どこへアプローチすれば解決するのかを考えることができる時間となっていました! 時間が無くてこの場で回答できないものはこの後のワークショップで個別で話し合ったり、運営メンバーが後で個別に連絡を取るようにしました。 他チーム・他拠点の取り組みで真似をしたい!連携したい!取り組み 次に、xseedsカレンダーに「真似をしたい取り組み(青シール)」「連携したい・した方が良い取り組み(赤シール)」について投票します。 カレンダーには各取り組みの詳細も書かれています(写真の青と赤の丸が投票シールです) ここまででDay1前半は終了です。 Day1後半〜他チーム・拠点間で連携が必要なことはなんだろう〜 Day1後半では、各チームのメンバー4~5人で構成された4つのグループに分かれ、2つのテーマについて話し合いました。 グループワーク1:チーム間や拠点間でどのような連携が必要だと思うか。またはできそうか。 前半でシールを貼った「連携したい取り組み(赤シール)」を思い出して、自分が思った連携したいものとその理由を話し合いました。 各自、連携したいものをMiroの付箋に記入し、グループワークで連携するための具体的なアイデアを出し合います 「大学間で授業の連携をして学生が楽しく興味を持って受けられる授業を一緒に作り上げたい。」「学生がどのようなITスキルを学んでいるのか企業からよく質問を受けるからセールスの立場で共有したい。」「各現場の悩みを共有したい。本音も含めて、それぞれがどういう気持ちで目標達成に向けて頑張っているのを皆が知っておいた方が良い。」「セールスと教育の連携が必要。数値や数値を作るための課題を共有して、それを知ったうえでどんな教育をするのかを考えることがビジネスとして教育をしていく私たちの価値。」などの意見が出ました。 グループワークではこのような意見が出ただけでなく、 本当は連携されているのにそれを知らなかった。 連携する方法は簡単なのになぜできていないのかが分かった。 という内容にも発展していました!自分の抱えている課題を立場関係なく発信することで解決策が簡単に見えてくるという、ワークショップの利点を活かした話し合いの場になっていました! グループワーク2:各自で挙げた中からxseeds全体にとって、最も重要だと思うものを選び、具体的な連携のアイデアをチームで出し合う 多くのグループが会話の中で「こうやってウェットに話し合うことってすごく大事。こんな風に気軽に色んなチームの人に質問できれば、日頃の疑問をすぐに解決できる。」という話題になっていました。また、「連携できるはずなのにしていないのはどこに問題があるのか。」という内容についても話し合いが深まるチームもありました。 各チームの内容は以下のようなものになりました。 Day2 ~xseedsを知る~ Day2の目標は「xseedsの強み、やりがい、課題をチームのメンバーはどう考えているのだろう。」です。 Sun*は様々な事業をしていますがこの3つは共通しており、xseedsは誰もが価値創造に夢中になれる世界の体現事業となっているという説明をする鈴木さん Vol.1の記事でも、「このワークショップでは組織の目的を達成するのも大事ですが、個人の気持ちも大切にしたい」という運営メンバーの想いをお伝えしました。Day2のグループワークはこれがテーマになっています。なのでまずは個人が感じているxseedsに対する思いをまとめて、その後にチームで共有しました! まずは私たちのxseedsがSun*でどのように機能しているのか、xseeds事業が社会でどのような機能を果たしているのか、運営メンバーの鈴木さんから説明があり、xseeds事業内容の浸透を図りました。 事前課題として、「xseedsでのやりがい、xseeds事業の強み、xseedsが抱えている課題のアンケート結果に『確かにそうだな』『とっても重要だな』と思うものをそれぞれ3つずつ選ぶ」ということをしました。その結果、票が多く集まったものは以下のようなものでした。 xseedsでのやりがい:教育を通した学生の成長、就職支援など xseeds事業の強み:TOP大学のハイレベルな学生、IT企業が提供する実践的な教育など xseeds事業が抱えている課題:日本就職への意欲、各部署・拠点の連携不足、事業方針の浸透など グループワーク1:投票したものを思い出しながら自分が感じたやりがい・強み・課題をグループで共有する Day2では、各メンバーが事前課題で投票した「やりがい」「事業の強み」「抱えている課題」に対して、その理由と思いを共有しました。 多くの意見が出て、Miroに書くのが追いつかないグループもありました 活発な意見交換の中では、このような意見がありました。「コロナで撤退した教育機関が多数ある中で我々は続けている。これは私たちがいかにxseeds事業を大切にしているかという事だと思う。」「自分がやりたいことをどんどんやらせてくれるのはやりがい。」「教育・ビジネス・ITをすべて幅広くやっていることは強み。」「課題を感じたら解決するようにしている。」「どういう人たちがいて、何をしているのかという役割が明確になっていないのは課題。」 こういったことをチームで意見を共有することで、異なるチームのメンバーがxseedsをどう考えているのかを知るだけでなく、自分のチームだけでは考えつかないようなxseedsの良いところや課題を発見することができる時間となりました!また、課題を感じたら解決するようにしているなど、他のメンバーの仕事に対する姿勢を学ぶ機会にもつながっていました。 グループワーク2:個人の意見をxseedsという枠組みでに拡大して意見を3つにしぼる 投票したものをベースにまとめていきます。まとめることで「個人の想い」→「xseeds全体」に置き換えて考え、xseedsの一つの考えを創り出すというねらいがあります。 各チームの内容は以下のようなものになりました。 個人の気持ちからxseeds全体について考えたことで、xseedsという組織の中にいる自分を再認識し、自分の気持ちを組織の目標に置き換えて考えることで、「全員で目標を作り上げる」というところに向かっていく準備ができました。 Day3前半 ~チームの共通の目的を作る~ ついに最終日です。Day3前半では「入社1年目で活躍する卒業生」を考えます。私たちがxseeds事業に関わっていく上で切り離せないのが、xseedsに参加している学生です。学生が卒業後に活躍できるようになるためには、私たち自身が、きちんと企業と学生を理解しなければいけません。また、理解するだけではなく、どうやったら活躍できる学生がxseeds事業から生まれるのかを考え続ける必要があります。そのため、xseedsメンバーとしての一つの共通の目的である「活躍できる学生」を考えるために、事前学習では、企業の声と卒業生の声に目を通しました。 前半グループワーク1:活躍できる学生像は一年目にどんな業務に携わっているか xseedsで作成した企業ペルソナに就職して1年目の活躍している学生(エンジニアとブリッジSE)を設定しました。xseedsで育った優秀な学生は一年目にどんな業務に携わっているのか、携わっていて欲しいか、まずは個人で考えてmiroに書き込みその後にチームで共有します。 スキルセットだけでなく、人格やマインドセットの視点も含めた話し合いになりました xseedsの学生にどうなって欲しいかや、企業に紹介するときに誇れる学生はどんな学生かについて、時間を使ってたくさん考えていました! これができないと困るという話や、学生は留学生とも比較されることがあるという話にも発展して盛り上がるチームもありました。日本語教師のメンバーが、実際にIT企業で働いていた実践IT講師やセールスのメンバーに企業での学生の働き方やどんな学生が求められているのかについて話を深掘りしたり、また日本語のレベルはどのくらい必要なのかを真剣に話し合う場面となりました。 「日本語やITのレベルも高くなくてはいけないが、遅刻をしない、分からないことは聞くなどの基本的なことを身につけて欲しいと企業が思っていることを知れたのは収穫だった」「自分の業務と他人の業務の関連を想像することができるレベルも必要」「ワーク内容について、IT企業を知っているメンバーとそうでないメンバーで難しさに違いがあったと思う。」などの意見が出ました。違うチーム同士で話し合うことで、教師陣が目指している学生像と、企業が求めている学生像が明確になるワークとなりました! 各チームの内容は以下のようなものになりました。 A・Bチームが考えた活躍できる学生像 C・Dチームが考えた活躍できる学生像 Day3後半 具体的なアクションを考える Day3前半で描いた活躍できる学生像に対して、私たちは具体的にどんなアクションをする必要があるかを考えました。 ワークショップで得たものを持ちより話し合う日本語教師チーム 最終回は各チームごとでのワークショップです。Day1とDay2で他チームと交流して様々な考えを聞いたあとに自分のチームに持ち帰るという流れです。いつも顔を合わせているメンバー同士なので、終始笑顔で自分の考えを思ったように発信して非常に盛り上がっていました!ワーク内容は以下の通りです。活躍できる学生を育てるために、①さらに改善できそうな活動②新たに取り組むと良さそうな活動③自分ができるアクションの3つを個人で考え、それをグループで共有します。 話し合いで出た意見は以下のようなものです。「気軽に各チームや他拠点でコミュニケーションが取れるようにしたい。特に教育とセールスは今回顔を合わせるのは初めてだったが、良かった。一体感が生まれた。」「ITのアクティブな授業をもっと取り入れて、日本語学校とは違うxseeds独自の教育をしていきたい。」「まずは自分のチームから新しいことを始めて、他チーム・他拠点に声掛けをしていきたい。」「教師として企業との面接に同席し、企業の声を自分で聞き教育に取り入れたい。」「xseedsの事業のスピードをもっと上げていかなくてはならない。」「企業に就職した学生にもヒアリングをして必要なスキルを自分の部署から発信する。」「我々がもっと良くしていこうというマインドを持ち続ける。」このテーマについては終始、「学生に対して改善して欲しい、でもその前に自分たちができていないことは教育できないから自分たちを見直そう!」という視点で話し合いが行われていました。 各チームの内容は以下のようなものになりました。 ワークショップのまとめ 最後に広瀬さんからお話がありました。「これからxseeds事業は拡大していく予定です。チームごとの連携は今後の成長にあたって絶対に必要です。でも、今回のワークショップをやったからといって、すぐに連携が取れるわけではないので、連携しやすくなるように今後運営サイドも関わっていきたいと思っています。ワークショップを経て考えた連携のアイデアを今の運営メンバーに相談してもらって一緒に考えていけたらすごく嬉しいし、それが一つの願いです。」 ワークショップ参加メンバーの声(アンケート結果より) 多くのメンバーが、良かった、とても良かったと思っているという結果となりました。また、話し合う場があったことで、メンバーの考えをお互いに理解することができ、今後の業務で、このワークショップが自分のアクションにつながっていくイメージが持てた人も多くいました!一方で、「今している業務をまず整理する必要がある」という意見もありました。「メンバーがxseedsで共通の目的を作ることは良いとは思うけれど、xseedsの目標に共感してその船に乗り込んでやりがいを感じる人がいても良いと思う」という意見もありました。「時間が足りなかった」という意見も多くあり、やってみて分かったことが多くあるプロジェクトとなりました。 ワークショップ ~その後と現在~ さっそく、各チームで連携して行うプロジェクトが始まっています!「授業見学のご案内」、「学生のルールやマナーを守ることについての話し合い」、「IT勉強会」、「実践ITの授業をオンライン上に上げて、可視化する」などのプロジェクトが立ち上げられ、各チームごとに連携が始まっています。他にも「日本の大学との連携を増やす」、「日本語の会話レベルを上げるためのパッケージを作る」など、会社を飛び出したプロジェクトも進行しています!率先して動くメンバーがおり、他にもやりたいものが多くあり、運営メンバーともミーティングを行いアイデアを出し合っています。このプロジェクトが行われたことで、「連携したい」という思いをぶつける場ができました! 運営メンバーの想い ワークショップ後に、今回実施してみてどうだったかを、運営メンバーの広瀬さん、デザイナーの鈴木さん、日本語教師の平山先生にお話を伺いました! やってみていかがでしたか? xseedsとしては初めての試みで、設計通り進まなかったり、短期間でのワークショップ運営の難しさなど、すべてがうまくいったとは言えません。でもこれをやったことでみんなの中で見えてなかった違和感が意識されるようになったことだけでも、良いことだったと思っています。 アンケートを見ているともっと話したかった、という内容も多かったのでこれからまたワークショップのような機会をもうちょっと活用していきたいです。 目標であった、チームの一体感を生むというのを達成できましたか? 目標がいくつかあったのですが、チームの一体感を生むという一番高いものはもっと考えたかったです。でも、 他のチームが何をやっているのか、どこを目指しているのかなどを会話をする場になったことでワークショップが終わってからも何人かが意思を持ってあれやりたいこれやりたいと出てきてくれて、収穫があるものになりました。すごく嬉しいしありがたいです。課題を感じながら運営していましたが、やって良かったと思えるようになりました。 運営しながら感じていた課題とは何ですか? 今回は色々なチームの人を1チームにしましたが、言語の違いや経験年数が違ったことで話し合いがしにくくなってしまったなということです。まずは同じ言語や経験年数のメンバー同士で話し合って、その後に違う人と会話してみるという構成が良かったのかなと思っています。経験年数が浅いメンバーは分からないことを探って、何を伝えていくべきかを話すことから始めたら良かったなと思います。時間が足りなくなった理由は出発点が違うメンバーを一緒にしてしまったのもあるかと思っています。 今後の取り組みについてはどのようにお考えですか? 今回のワークショップで、メンバー全員が教育事業に対する想いや意義に統一した想いがあったことに驚き、希望を感じました。教育をメインでやっているメンバーが多いと思っていましたが、我々の強みである『開発会社のノウハウをカリキュラムに活かして学生を育て、企業に送り出し、得たフィードバックを教育や開発に戻す』という唯一無二の存在であることにやりがいとプライドを感じている人が多かったんです。次はこの統一した思いを持って実際に行動するという段階になりますが、理解はできているけれど普段の自分の業務に戻るとそれに夢中になるので、また日常に戻ったときに行動に移せるかというのは難しいところです。このワークショップはインナーブランディングとしての役割も担っていますし、長い期間をかけて、形を変えながら継続してやっていくことか大事だなと思っています。 今回の参加者がこのワークショップで感じたことを、参加していない自分のチームのメンバーに広げていってほしいんです。同じチーム内でも価値観の違いはあるのでどう伝えていくかは難しいところですが、会社の隅々までいきわたって一体感を味わえる職場にしたいです。 広瀬さん、鈴木さん、平山先生、インタビューにお答えいただきありがとうございました! 終わりに 今回は“Sun* xseeds事業ブランド浸透プロジェクト”ワークショップ実施編をお伝えいたしました。チームごとの連携は会社が大きくなるにつれてかなり難しくなってしまうことだと思います。今回、やってみよう!と言うメンバーがいて、ちゃんと参加して議論するメンバーがいることで実施することができました!このワークショップが「きっかけ」となり、xseeds事業の土台を作り、より良い取り組みをしてまいります。 わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。 それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

番外編
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メンバーがチームの目的を作り出す!より良い事業を行うためのワークショップを開催しました!Vol.1(準備編)
メンバーがチームの目的を作り出す!より良い事業を行うためのワークショップを開催しました!Vol.1(準備編)
はじめに Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の茂木です。今回もご覧いただき、ありがとうございます。今回は“Sun* xseeds事業ブランド浸透プロジェクト”についてお伝えいたします!このプロジェクトはすごく簡単に言うと部署間の相互理解と連携です。 「あの部署って何をしているのだろう。」 「この部署と連携できたらもっと良いものを作ることができる気がする。」 といった思いを持ったことがある方は多いのではないでしょうか。私たちは今回、ワークショップという形で部署間の連携を図り、その先にあるSun* xseeds事業としての「チームの目的」を作り上げ、組織の力を向上させるべく取り組みました! 今回は、 なぜこのプロジェクトが必要だったの? なぜワークショップという手段を使ったの? このプロジェクトは何を目指しているの? 具体的にはどんな内容だったの? 目的をチームで作りあげるってどういうこと? について、準備編、実施編の2部作でお送りいたします!今回は準備編になります。 なぜxseedsブランド浸透プロジェクトをやることになったのか xseedsの生い立ち 過去の記事でもお伝えしてきましたが、私たちは教育事業を行っています。これはもともとJICAとハノイ工科大学が行っていたHEDSPIコースという日本のマーケットに対応したIT 技術者の養成プロジェクトを引き継いだものです。2023年11月現在ではアジアを中心に南米、アフリカでも教育を行い、私たちの教育事業は拡大をし続けています。創業時のストーリーが語られている記事はこちらです。①・② 2014年の引継ぎ当初は、エンジニアチームからエンジニア講師を派遣する形で実施していましたが、本業もある中で学校を行き来しながら学生を管理するのは限界がありました。そこで「ちゃんとやろう」ということでチームを作り、2017年ごろに、今の教育部署を設立することにしました。部署といっても設立当初は数名規模のチームであり、メンバーの役割もあいまいで、お互いに業務をフォローしながら仕事を行っていました。セールスメンバーも毎月ベトナムにきて選考会をサポートするなど、非常に密なコミュニケーションが取れていました。次第に事業が拡大するとともに学生数が増え、メンバーが増え、業務を明確にする必要性がでてきました。よくある事業拡大とともに行われる「組織化」を我々の部署でも行われていき、業務を分解し、その業務に適した人材を育てることになりました。 xseedsのジレンマ 業務を分業化することで、仕事の効率はどんどん上がっていきました。ただ、事業拡大に伴う「組織化」をすることで、必ず陥るとされるジレンマにxseedsとしても直面することになりました。メンバーの中に、「このまま事業が進んで大丈夫かな。」「自分がやっていることは合っているのだろうか。」という想いが生まれました。その想いを深掘りしていくと、「事業を分業化したことによるコミュニケーション不足という弊害が出ているのではないか。」という課題があることに気づきました。 また、リモートワークも当たり前となり、今までオフィスで発生していた雑談などをする機会も減ってしまいました。そのため雑談の中で生まれていた事業に関する考えやそもそもメンバー同士の相互理解の機会が減り、どんな人がいて、どんな仕事をしているのかに触れる機会が極端に減ってしまいました。 この状態に課題を感じ、チーム全体に改めてビジョンを浸透させ一体感を作り、組織力を向上させるため、今回の「教育事業ブランド浸透プロジェクト」が立ち上がりました! xseeds事業ブランド浸透プロジェクトの目的 「各部署への理解を深め、教育事業に関わるチームメンバーが共有できる目的をメンバー自身で見つける」これが今回のプロジェクトの目的です。今回、「目的をメンバー自身で見つける」ということに重要性をおきました。その理由を教育ブランド浸透プロジェクトの発起人、広瀬光さんに伺いました! プロジェクトとして目指すべき姿 (今回インタビューに協力していただいた方) 広瀬 光(ひかる)さん 大学を卒業後、日本のIT企業へ就職しデジタルマーケティング事業に従事。その後、社会課題解決に挑戦したい想いを抱きアフリカへ渡り、モザンビークの事業会社で現地法人の代表となる。2021年、途上国/新興国へ教育を届ける活動を目指してSun*の教育事業(xseeds)に参画し、Sales企画や大学開拓などのミッションを担っている。 (広瀬さんが取り組んだアフリカ教育事業Vol.1、Vol.2もぜひお読みください!) なぜこのプロジェクトを立ち上げたんですか? 「私は様々な部署の人と会話をする機会があるのですが、部署間のコミュニケーションが取れていないなというのをずっと感じていました。xseedsの中で色々な部署の人と会話をしていると、『ここって問題として根深いし、解決できないものだよ』っていう話もあったんです。 でもはたして本当にそうなのかという思いがずっとありましたし、この問題を解決しなければという使命感もありました。アフリカ事業もしていたので、今後ベトナム人以外の学生さんや日本企業ではない企業と関わったり、日本以外の教育事業を伸ばしていくときに、我々自身が腑に落ちないことがあると事業自体が育たないんじゃないかなと思ったんです。これからxseedsが事業として大きくなることを想定すると、根っこの部分の取り組みってすごく大事で、やるべきことなんじゃないかなっていうのもあって半ば強引に進めました。」 発案者のメンバーが企画段階でMiroを使って話し合った膨大な資料の一部 なぜワークショップという手段を選んだんですか? 「このプロジェクトのやり方には色々と意見もいただいていて、一対一や少人数で長い年月をかけて会話を重視した方が良いんじゃないの、というのもありました。企画をしたものの、『どうすれば皆で同じ方向に向かっていけるのか』、この答えがどこにあるのか自分自身も分からなかったんです。皆で話し合うことで『答えを見つけるための手段』を見つけに行きたいと思ったので、ワークショップを選びました。 なにかをする上で、賛否両論の意見は生まれるので、むしろをの賛否両論の意見を生まれさせようと思ったぐらいの達観した内容があると良いと思いました。これってどうやったら解決するんだろうというのを見てみたい、検証したいというのが一番の理由かもしれません。 あとは、2年前になぜビジョンやロゴ、ネーミング決めてリブランディングを行ったのか、という基本に立ち返って皆が共有するには、会話をして一緒に何かを作り上げることができるワークショップという形が適していると思ったんです。 違う部署の人たちの話を聞くことは、今までやってきたものに対してネガティブな意見もあると思いますが、それも含めて相手の考えが分かりますよね。ただ仕事の内容をドキュメントで渡すだけでは絶対に分からない、相手の考えや人となり、顔や表情を理解することで、収益だけを考えるのではない、自分たちが所属しているxseedsがどんな想いで立ち上げられたのかを心に留めて、一緒に同じものを作り上げていく仲間として認識をする最も良い方法だと思いました。」 今回のプロジェクトで目指す姿は? 「今後、私たちの事業を続けるためには事業拡大が必須です。それに向けての目指すべきところはどうしても収益になってしまいます。でも「教育」事業というものを考えるとそれだけでいいのか、そこにどう関わるべきなのかを皆で決めたいと思いました。組織の目的を達成することも大事ですが、個人の気持ちの部分も大切にしたかったんです。私たちの教育事業をより良いものにするには、部署間の垣根を取り払い、お互いを知って連携することが重要だと思ったんです。プロジェクトでは部署間の連携を図り、その先には『教育事業に関わるチームメンバーが共有できる目的を探り、一体感を生む』ことを大きな目的として設定していました。」 プロジェクトで使用したスライドの一部 広瀬さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました! 実施編では、3日間かけて行われたワークショップの内容や、xseedsの各メンバーの議論内容など、実際のワークショップの内容についてお伝えいたします。また、多くのメンバーが参加する中で非常に活発な意見が出ており、部署ごとでのミッションが異なる中、チームの共通の目的を作り出すということが非常に価値のある内容となっています! 終わりに 今回はSun*教育ブランド浸透プロジェクトが行われた背景についてお届けしました。一つの組織が大きくなるとき、今の社会の仕組みではそれぞれの部署が抱えている想いを共有するのは難しくなってしまいます。私たちはxseedsをより良いものにするために日々取り組んでいますが、今回は自分たちの企業に切り込んでみました!わたしたちの事業の内容やxseeds Hubに関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。 それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

番外編
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ベトナムでITを日本語で教える!?HEDSPIの教育プログラムの内容を大公開!(前編)
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Xin chào các bạn!(こんにちはみなさん)Sun*教育事業部の永田です!記事をご覧いただき、ありがとうございます!今回から『教育事業部を知ってもらおうプロジェクト(仮)』と称して、わたしたちの事業の中身はもちろん、ベトナム生活やここでしか聞けないマル秘話 !?などなど、いろいろな情報を教育事業部のクセが強いメンバーで発信していくことになりました!これからどうぞよろしくお願いします! Sun*上場記念で公式ユニフォーム!?を着た教育事業部メンバー 第一回目はわたしたちSun*がベトナム国内で提供しているHEDSPIという教育プロジェクトについてのご紹介です。ズバリ、わたしたちのミッションとも関連している内容です。ぜひ最後までお読みください。 HEDSPIとは? HEDSPIとはHigher Education Development Support Project on ICTの頭文字をとったものです。簡単に言うと、『日本就職を目指すレベルの高いIT人材を育成しよう』という教育プロジェクトです。ちょっと歴史を説明すると、もともとは2006年に外務省の開発援助を受けて、ベトナムのハノイ工科大学と、青年海外協力隊などで有名なJICAが共同でスタートしました。その後、2014年にわたしたちSun*がJICAから継承し、パートナーとなりました。 実施初期から現在まで、なんと14年に渡ってハノイ工科大学で実施している歴史の長いプロジェクトなんです。こちらにも弊社執行役員の藤本によるHEDSPIの歴史に関してまとめた記事がありますので、よければご覧ください!ちなみにわたしたちは同様のプロジェクトをハノイ工科大学を含めて3ヵ国6大学で展開しています。 Sun*敎育事業の実践大学について(2020年現在) このプロジェクトの対象の学生は日本就職を夢見て、日々熱心に勉強に励んでいます。そんな学生たちの様子も今後記事にしていきますね。ちょっと脱線してしまいましたが、今回はその中でも一番の中心となっているベトナムのトップオブトップ理系大学【ハノイ工科大学】を中心にご紹介します。 3つの特徴 特徴① 圧倒的な授業時間数 ハノイ工科大学は日本の大学とはちがい、5年制の大学です。学生たちは卒業までに何時間くらいHEDSPIで日本語に関する授業を受けていると思いますか。その時間、なんと1220時間です!(表参照)*内定者向け授業=日本企業から就職内定をもらったあとで、渡日までに受講する授業 主に4年生と5年生が対象 ハノイ工科大学のHEDSPI授業時間数 この授業時間数を見て、みなさんはどう思いますか。ここで、イメージしやすいように日本の学校における英語の授業時間数と比べてみましょう。小学校3年生から高校卒業までの10年間で地域や学校の差はありますが、その時間、約1000時間だそうです。(参考: ベネッセ教育総合研究所によるデータを最新の学習指導要領にあてはめた概算) HEDSPIの圧倒的授業時間数について、なんとなくイメーシしていただけましたか?さらに、ハノイ工科大学では、日本語の授業が必修となっているので、成績が悪ければ卒業できないというプレッシャー!?もあります。なので、学生は1年生のときからモチベーション高く日本語の授業に取り組んでいますよ。 特徴② ITに関連する日本語とは? オリジナルな授業科目 HEDSPIの授業は文法や漢字などを勉強する一般的な日本語の授業だけではありません。というのも、わたしたちは【日本で活躍できるIT人材の発掘と育成】を目標に掲げています。そのためには、一般的な日本語スキルだけではなく、日本のIT企業で働くビジネススキルなども欠かせません。では、ITに関連する日本語授業や内定者向け授業では、具体的に何を教えているのか。気になる授業の中身については・・・後編でお伝えします。笑  余談ですが、毎週火曜日と金曜日に記事を投稿していきますので(あくまで予定ですが)、ぜひ授業の中身を想像しながら、次回の投稿をお待ちください! 特徴③ 就職活動ならSun*ジョブフェア わたしたちは学生の就職活動もサポートしています。それが日本で就職を希望する学生と、ベトナム人を採用したい企業とをつなぐSun* Job Fairという就職イベントです。日本の就職活動さながら、学生たちも全力で自己PRや面接対策をして臨みます。 内定取得に喜ぶ学生 感極まってスタッフにハグする学生(カメラマンも感動して手ブレ) こちらも今後記事にしますので、お楽しみに!そんなHEDSPIの授業を通して、学生たちはJLPTと呼ばれる日本語能力試験のN3レベルを目指します。*JLPTのレベルなどはこちらを参考に ただし、実際には日本の企業から内定をもらった学生のうち、約45%はさらに上のN2レベルや、最難関であるN1レベルを取得しています。ちなみにN1レベルは、合格率が毎回30%程度の狭き門となっています。こういった学生が多いので、約半数は日本企業に就職が決まります。そして、多くの卒業生が現在も日本でIT企業で活躍してくれています。中にはベトナムに就職を希望する学生や故郷に帰る学生もいるので、学生が納得して選んだ進路をわたしたちは精一杯サポートしています 終わりに いかがでしたでしょうか。記念すべき初投稿の記事では、わたしたちSun*のHEDSPIについて、全体的な内容を説明させていただきました!次回は授業の中身に関して、もう少し詳しくご紹介しますね。わたしたちの事業の内容やSun*ジョブフェアに関して、お問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それではHẹn gặp lại nhé!(また次回)

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