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About xseeds

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い

未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。

そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、送り出していきます。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、

世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み

わたしたちSun*は、これをxseeds(エクシーズ)と名付けました。

xseeds(エクシーズ)とは、グローバルに才能の発掘、教育、最適配置を行い 未来のイノベーターを輩出する教育プロジェクトです。

わたしたちは、世界中の才能の種を探し、光をあてることから始めました。 そして、これまでの事業やプロダクト開発で培ったノウハウとこれからのトレンドを反映した

独自カリキュラムを活用し、自身で未来を切り開くことができるよう、 蕾になるまで導きます。

さらに彼らが才能を開花し価値創造できる最適な場所を見つけ、 送り出していきます。

登録学生には、Sun*が支援した400件のプロダクト開発のノウハウを凝縮した実践的なIT教育と、 大学4年間の日本語教育など、累計で最大1,200時間のカリキュラム(※1)を提供しています。

様々な要素 "x"と才能 "seeds"をかけ合わせ、未来のイノベーターを輩出し、 世界にポジティブなアップデートを起こす価値創造人材を創出するための仕組み わたしたちSun*は、これをxseeds (エクシーズ)と名付けました。、

xseedsニュース
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「日本人日本語教師にとって国際結婚とは? Part2」と題して、前回から引き続きSun*教育事業部GEUに所属する国際結婚をしている先生に『日本語教師が国際結婚するこということ』について対談形式でお送りいたします。今回は宮地先生にお話をお聞きしました!日本語教師のパートナーが他国人の場合、日本語の教え方や人生にどのような影響があるのでしょうか?とても興味深い内容になりました。ぜひ最後までお読みください! UETのエントランスにて 日本人日本語教師にとって国際結婚とは? Part1の濱嵜先生の記事はこちらです! 取材をした宮地先生について 宮地先生は日本で日本語を教えている時からベトナム人の学生が多かった事から、独学でベトナム語学習を開始。ベトナムでは2018年12月から日本語教師をしています。奥様とは2019年夏に知り合い、12月には入籍しました。奥様との会話は全てベトナム語です。Sun*では2023年9月から勤務していて、UET(ベトナム国家大学ハノイ校)で日本語を教えています。 ベトナム国家大学ハノイ校については以下の記事をお読みください!【素材の良さには自信あり。 ―各地の英才、ここに結集! ベトナム国家大学ハノイ校】 素敵な結婚写真・仲睦まじい家族 奥様ととても仲が良い宮地先生は温かく素敵な家族写真や記念写真が多いです! ホアンキエム湖の玉山祠で撮った写真 珍しいベトナムの紅葉をバックに記念写真 宮地先生の奥様が日本へ遊びに来た時の写真 対談形式によるインタビュー開始です! 国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 【質問】大きく捉えて、国際結婚の経験などでベトナムで日本語教育をしている中で生かされている事があれば教えてください。 当たり前ですが、生活をしている中でお互いの慣習の違いで何かこちらが気に入らないことがあっても、事情を察して一人の人間として尊重しなきゃいけないという気づきを得ました。このことは学生や同僚も一人の人間で、思い込みや決めつけをしないで接しなければならない、と意識するきっかけになっています。また、子供が生まれたので、学生を見るとこの子らも、誰かの子供なんだなと思うと大事に思うようになりました。 【質問】結婚後、教育活動において特に心に残るエピソードや成功体験は何ですか? 年配の学習者と家族の話になることが多いのですが、その時は「教師と学習者」ではなく「人と人」の会話になっているな、と思います。xseedsでは基本若い学生ばかりなんですけど、時々別の機会で年配の日本語学習者と話す機会があって、そういうときはその時は「教師と学習者」ではなく「人と人」の会話になっているな、と思います。学生とか同僚以外とか、タクシーの運転手、市場のおばちゃんでも、ベトナム人の年配の方々とちょっと会話が始まると絶対家族の話、子供の話になるのです。年配者の日本語学習者との会話のトピックとして、子供の話をするということはベトナム社会に一歩踏み込んだ感じがあります。心の交流が出来ているなっていう実感が湧いてくる感じです。私は今2人子供がいるんですが、自己紹介で何かテンプレートな言い方じゃなくて、本当に家族を紹介、子供を紹介しているっていう実感があります。 【質問】結婚を通じて、新たな日本語教育のアプローチや視点が得られたことはありますか? 結婚によって劇的に変わったことは思いつきませんでした。結婚前から自分の日本語教育をどう改善していくかということは常に意識にあったからです。ただ、一番身近に話を聞いてくれる人がいる、という安心を得ることができました。日本にいる時から日本語教育について、自分の教え方をどう改善していくか、どんな新しい知見があるかという事は常に気にしていました。ただやはり何か問題があっても1人で抱え込まないで、うちに帰ったら相談に乗ってくれたり、話を聞いてくれる妻がいることが心の支えにもなり、ベトナム人に日本語を教える場合にも安心を得ることが出来ました。こんなこともありました。学生に教えても全然話せるようにならない、練習してくださいと言っても、私が書いたスクリプトを暗記してるだけで、どうしようかなと妻にちょっと愚痴っぽく話したら、『でも最初は別にいいじゃない?日本語の会話を暗記して話してるんだから』と言われました。そんな気楽に考えて大丈夫か?みたいな、ちょっとフワッとした話ですけど、私は今まで学んだ文法を使って自分の気持ちを言って欲しいという所まで求めがちでした。しかしこれ以降覚えただけでもOKという、そう思うようになりました。私が教師として、学生に自分の思い通りにやって欲しいと思っていたのを、多分妻は同じベトナム人として気が付いたんですね。教師が満足することではなく学生が何ができるようになってるかという事が学ぶ人間の立場からすればやっぱり大事ですね。 素晴らしい奥様ですね。【質問】異文化間の結婚が宮地先生の人生観やキャリアに与えた影響を教えていただけますか? 妻は日本語を話さない生粋のベトナム人なので、家庭内の言語を日本語に統一することが出来ません。なので一家族二文化でやっていくのだという決意しました。そうするとずっとベトナムで働くのだという覚悟が生まれました。家族が最優先事項になったことで、それを守るために仕事の質を上げ健康を維持しなければならないと改めて思いました。 【質問】教育者として、異なる文化圏出身者との結婚経験から得られた思考が、宮地先生の指導法にどのような影響を与えていますか? 自分は教室で教えているときに学生が自分の思い通りに行動してくれたらうれしい、と考えていたかもしれないな、という自省が生まれました。異文化結婚なので自分の意思を正確に伝えるためには日本人同士の場合より注意を払わねばならないのと同様、学習者相手にも雑な対応をしてはいけないな、と思いました。妻が外国人かどうかは関係なく、結婚したことで家族になるわけですから、一方的なコミュニケーションで終わりにできませんよね。学生に対しても何か自分が出した予定を全部こなしてくれたらうれしいというのがあって、ちょっと自問する機会になりました。 宮地先生のようにベトナム人の奥様とベトナム人学生の2方面で交流していると、学生のバックグラウンドが理解しやすそうですね。【質問】日本語教育者としての視点から、異文化間の結婚経験がもたらした新たな教育へのアプローチについて教えていただけますか? よく言われる会話力というものは、将来渡日する学生の立場から見ると何なんだろうと考えてみると、コンフリクトを解決できる能力という一面があると思いました。国際結婚の家庭はある意味、小さなコンフリクトが常に発生する環境だと言えます。自分の要求が通ることだけを目的としたコミュニケーションでは破綻してしまいます。まだ教育の場で実践できてはいないのですが、依頼や命令などの目的を達成するだけではなく、思い通りにいかないときや相手に譲ってあげるときなどのコミュニケーション方法も学べるような教育をしていきたいです。 【質問】国際結婚がxseedsで日本語教育をしている中で生かされている事があれば教えてください。 例えば学生の故郷を聞いた場合でも、あぁそうですかという反応からは何も生まれませんが、「〇〇があるところですね」のような返答があると学生の反応も変わります。それに、「変だから直しなさい」ではなく「日本の場合はこうです」というアプローチを取れるようになってきました。 家族への関わり方はどう変化したのか? 次女が生まれた時の写真。病院にて 【質問】結婚後、家庭内での言語や文化のバランスをとるために工夫したことはありますか? 些細なことでもベトナム語で伝えたいと思ったことは曖昧にしないで、会話を完遂するようにしています。ベッドの縁の部分とか、調味料が容器から漏れ出しているところとか、何といえばいいのかパっと出てこないところが多いですが、そういうものから逃げないということです。また、私と妻はベトナム語、子どもと妻もベトナム語で会話しているのですが、私が子供と話すときは日本語が多くなるようにしています。妻とは100%ベトナム語で会話していますので、はずみで長女にもベトナム語で話しかけてしまうことが多いので、意識して気をつけています。長女は日本語も身に着けてきているのですがベトナム語のほうが発達しているので、とっさの指示などベトナム語を使ってしまうことが多いです。私との会話と、幼稚園では日本語を使いますが、母親・お手伝いさん・マンションの守衛やバスの運転手など毎日顔を合わせる人などはベトナム語で長女と話す上に、両親の会話がベトナム語ですから、放って置くとどうしてもベトナム語が優勢になってしまいます。簡単ではありませんが日本語とベトナム語のバランスを取って、将来両方話せるようになって欲しいです。 【質問】異文化間の結婚における挑戦的な局面や困難を乗り越えるために大切だと考える要因は何ですか 1から100まで話し合いです。それに付随して、アドバイザーとなってくれるような信頼できる存在がどれだけまわりにいるか、というのも重要です。夫婦間の問題が夫婦だけで解決できない、話し合いを尽くしたけど解決できなくなった場合は、相談出来る相手がやはり必要です。 【質問】結婚後の生活で得た、日常の中に隠れた異文化間交流についての面白いエピソードや気づきがありますか? 家の中に神棚を設置することになりました。ひと月に2回、果物を準備して線香をあげなければならず、テト前後や中秋節など特別な日には用意するものも変わったりして面倒なのですが、面倒だけどそういうもの、という認識になっています。最も、妻がベトナム人であることをことさら意識するようなことはほとんどありません。 【質問】結婚後に、お互いの文化について違った視点や理解が得られたことについて教えていただけますか? ベトナムの習慣は日本とそこまでかけ離れていないので、自分が慣れない習慣に面しても戸惑うことはあまりありません。たまに衝突が起こる際も、私が日本人で妻がベトナム人だから発生した問題、というものは意外なくらい少なくて、基本的には妻と言う人間と私と言う人間の考え方や習慣の違い(特に私のルーズな性格)に起因している場合がほとんどです。私が異文化を受け入れているというより、妻が受け入れてくれている、という印象です。 【質問】結婚後、異なる文化での生活経験が持つ豊かさや貴重さについて、宮地先生の考えを教えていただけますか? 子どもがアイデンティティ喪失に至らないように、ということだけは注意していきたいです。ただ、単純な算数で一家庭二文化だと体験できる文化が多いので得だと思っています。単純に日本の習慣とベトナムの習慣が両方ありますので、体験できる文化が多くなっているんですよ。例えば、テトにはアオザイを着せますし、日本の正月にはモチやおしるこを食べています。今は次女が小さくあまり移動できる状況にないのですが、子供が少し大きくなれば日本旅行にも連れて行ってやりたいです。 コミュニティへの関わり方はどう変化したのか? 宮地先生の母と奥様 【質問】ベトナムの方とコミュニケーションをする際に大事にしていることは何ですか?他の日本人とベトナム人に言いたいことが何かあればこの機会に言ってください。どうぞ! やはりベトナム語で話したほうがいいということだと思います。ベトナム語を話すとこちらの発言などを値踏みされる立場に素早く変わるので心理的な負担はあるのですが、ベトナムと関わりたいと考えると避けて通れません。結婚前は初対面のベトナム人との世間話で、家族についての会話になると『結婚していません』で終わったんですが、今は『結婚しています。相手はベトナムの方です。はい、後ろの人です。子供は2人です。女の子です。』と、ベトナムの世間話に広がりが生まれました。そうして私はベトナムのコミュ二ティでは『変な日本人』から『変だけどベトナム語をちょっと話す日本人』に分類分けされているような気がします。高いレベルにならなくても『ベトナム語を勉強している』と言える状態にはしておいたほうが良いと思います。 【質問】ベトナムでの地域社会との関わりはどうですか? 毎週決まった市場に行くのでそこの人々は顔見知りになっています。他には、マンションの守衛さんやご近所です。喫茶店やビアホイで賑わっている集団に飛び込んで行って友達になる・・・ようなことが出来ればいいのですが、私のベトナム語ではまだ難しいです。 【質問】異文化コミュニケーションや理解についてどのような学びがありましたか? 異文化理解というのは一方的なものではないということです。これは当然、自分の意見を押し付けてはいけないということですが、納得できないものを無理やり受け入れようとしないということです。そのスタイルを貫こうとするにはやはり言葉が大切になります。『文化の違い』をポジティブに捉えたほうがいいということも言えます。嫌なものだと考えちゃうと、もうそこから吸収できなくなっちゃうんで。 【質問】結婚を通じて得られた異文化間コミュニケーションのスキルが、日本語教育活動以外の場面でどのように役立っていますか? 結婚を通じて得られたとは違うかもしれませんが、妻に「お坊さんにあいさつするときはなんといえばいいか」「タクシーでこう聞かれたらどう答えればいいか」など具体的なケースを想定した質問をできるので助かっています。 【質問】ベトナム人が仕事場にとても多い中で、国際結婚されたことによる影響で、仕事のコミュニケーションの仕方と、家庭内のコミュニケーションの仕方双方に役立っていることはどんなことですか? 問題は不機嫌な顔をしているだけでは解決しない、という意識が強まりました。日本だとちょっとイライラしてたら周りの人が気を遣ってくれることがよくあると思うんですが、それはベトナムでは不機嫌な顔をしてるだけでは全然周りが気遣ってくれたりはしないんで、相手に協力してほしいときはちゃんと自分から言わなきゃ駄目だという考えに変わりました。 とても勉強になるお話ありがとうございました! ありがとうございます。 終わりに 今回の『国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part2』宮地先生のインタビューいかがでしたか?ベトナム語を使いベトナム社会に入り込んで生活している宮地先生の生き方は、海外移住を考えている方にとても興味深いのではないでしょうか。そしてベトナムに住み続けベトナム語が話せる日本人日本語教師は、ベトナムの日本語学習者にとても心強い存在と思います。 わたしたちの事業に関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。 それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度!)

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国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1
国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1
Xin chào các bạn(こんにちは みなさん)!Sun*教育事業部の三浦です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!今回は「日本人日本語教師にとって国際結婚とは?」と題して、Sun*教育事業部GEUに所属する国際結婚をしている先生に『日本語教師が国際結婚するこということ』について対談形式でお送りいたします。日本語教師のパートナーが他国人の場合、その日本語の教え方や人生にどのような影響があるのでしょうか?とても興味深い内容になりました。ぜひ最後までお読みください! 取材をした濱嵜先生について 今回はオンラインでインタビューを実施しました 濱嵜先生は2021年にベトナム人の旦那様と結婚し、その後すぐにSun*に入社しました。ホーチミンのGEUで日本語教師をしていいて、その後2023年に旦那様の仕事の関係で日本へ戻り、オンラインでホーチミンの学生に日本語授業やxseeds Hub関連業務(面接対策など)が中心の業務をしています。 夫婦でホーチミン市からハノイ市へバイクで横断旅行をしたことも! 2023年の5月−6月の2ヶ月間にご夫婦でホーチミン市からハノイ市までバイクで横断旅行をしたこともあるそうです。仲の良さが伝わる写真をご覧ください。 xseedsへの関わり方は変化したのか? 対談形式によるインタビュー開始です! 国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 【質問】国際結婚の経験などでベトナムで日本語教育をしていく中で生かされている事があれば教えてください。 やっぱりベトナム人と生活してるので、何かベトナム人から見た日本とか日本人とか日本語みたいなところが見えて、何かしら日々の業務に生かされている事があると思います。例えば夫がフェイスブックを見ている時に私も見ていると、ベトナム人が投稿している日本のニュースのページが結構あって、取り上げるニュースの観点がベトナム〜東南アジアから目線でニュースを取り上げているんです。それを見るとこんなこと取り上げてるんだ!と驚く事が多いです。日本人ならばそんなに注目しないニュースが大きく取り上げられている事があります。夫がベトナム人だから、ベトナム人目線の日本のニュースが自然と目に入るんですよ。 【質問】結婚後の教育活動において、特に心に残るエピソードとか、成功体験を教えてください。 やっぱり一番大きいことでいうと、学生に夫がベトナム人だと言うと、何かもうそれだけでちょっと学生との心の距離が近くなると言うのがありますね。自己紹介の時でも、夫がベトナム人ですと言うと、もうそれだけでつかみはOK(笑)みたいな。あと私の夫の実家はベトナムの田舎の方なんですけど、そういうベトナムの田舎の生活を私も知っているので、田舎出身の学生との共通の話題が増えたり、学生同士の会話で何を言ってるのかわかる事が多くなりました。 共感できることが増えたんですね。ベトナム人と結婚することで学生達のバックグラウンドが想像しやすくなったということですかね。 そうですね、なんか、ベトナム人と結婚するくらい、先生はすごいベトナムが好きなんだとか興味持ってるんだっていうことを学生達に認識してもらえるのは、嬉しいし授業がしやすいですね。 【質問】結婚を通じて新たな日本語のアプローチや視点が得られたことはありますか? 私の仕事は日本語教育だけじゃなくて面接対策もやっているんですが、一つ気づいたのは、学生ってそんなに日本に強い憧れを持ってるわけではないなっていうことを結構感じていて、単なる選択肢の一つとして捉えてる感じがあるのかなと思ってるので、なんか日本のすごくいいことばかり言うよりも学生に対してメリットデメリットをしっかり言って、多くある選択肢の中から、日本を選んでもらうということを意識するようになりましたね。 よく『どうして日本が好きですか』の質問は面接の時に企業が学生にしますね。 学生は面接では日本製品に憧れがあってとか、技術的に優れているからと言うことを言うのが合格するに必要と思っている学生が多いですね。でも実際のベトナム人大学生は日本はすごく夢の国だから行ってみたいというだけではなく、いろいろな現実的なことを考えて、日本を選んでるっていう人はすごく多いと感じています。なので夢を見させるようなことを言うよりも、現実的な話をした方が学生にとって選択肢の一つとして良いと考えています。40代以上になると日本はすごい国みたいに思ってくれる人がすごく多いと感じますが、若者はそういう感覚ではないですね。 【質問】異文化間の結婚が濱嵜先生の人生観とか、キャリアに与えた影響を教えて欲しいです。 はい、人生感がすごく変化したのは、家族との関わり方だと思っています。これはよく言われるイメージですけど、やはりベトナム人は家族を大事にします。夫は毎週故郷の家族に電話をしていて、日本へ移ってもそれは変わりません。また、どんな繋がりかもわからないような遠い親戚に会いに行くこともあり、日々生活してる中での家族や親戚が占める割合が高くて、何だろう、それはすごく自分にはいいなと思っています。家族・親戚との関わりが深まる事で、とても自分が充実した気持ちになるんだということを知り、自分も家族を大切にしようと思うきっかけになりました。今までは家族への思いはちょっと義務みたいな感じが正直ありました。母の日にはお花を贈理、誕生日にはプレゼントを贈らなければならない、みたいな考えだったのがむしろ、『家族を大切にしたい』と言う気持ちに変わりました。この変化はすごく大きかったです。 なぜ日本社会だと家族同士がだんだん離れていくようになるんでしょうね?日本人は決して家族を大切にしていない訳ではなくても、ベトナム人の家族関係より距離があると感じます。家族への電話も日本人はベトナム人ほどそんなにしょっちゅうするわけではないですよね。ベトナム人はビデオ通話もよくしますね。遠くにいる人でも近くにいるような感覚で、家族と接したいからでしょうか?日本人ならちょっと照れ臭くてビデオ通話はなかなかしませんよね。 だから日本がベトナムと比較して家族の結束が弱いと寂しいですね。初めて夫の田舎に挨拶に行ったときに、夫の弟の奥さんの兄弟までもが私に会って喜んでくれたりするのですごく嬉しかった。日本だったらもう多分会えないような遠い親戚までもが会いに来てくれてすごく嬉しかったです。 【質問】日本語教育者としての視点から、異文化間の結婚経験がもたらした新たな教育へのアプローチについて教えていただけますか? 夫に『この教え方でいいかな?』と端的に確認しやすくなったことは大きいかと。すると『それじゃ伝わらないよ』と言われる事もあるので、この点で教え方へのアプローチに変化がありますね。細かなところでのアドバイスをされる事もあり指導法に変更微調整することもあります。 【質問】ベトナム語を学ぶことで新しい言語・文化への理解が日本語教育にどのような豊かさや多様性をもたらしましたか? ベトナム語を学んで一番良かったなと思ったのが、結構ベトナム語と日本語で意味が同じで似た発音の言葉があるので、それを学生に教えられるの良かったかな。この文法はベトナム語で言うと~ですよとか。 なるほど、日本語だけで授業を進める日本語教師とは、教え方が一味違いますね。理解しやすい。 あとは普通のベトナム語だけじゃなくて、学生が使うベトナムの若者言葉を授業中入れると教師と学生の距離が近づくことができて良いです。学生同士が授業中ベトナム語で話している時に『それは~だよ』とベトナム語で言ってやると学生は『先生はベトナム語がわかっている』と思うので、授業中に変なことは出来ないなと学生に思わせる事も出来ますね(笑)。 xseedsへの関わり方は変化したのか? xseeds業務の様子 【質問】国際結婚をしている中での経験などがxseedsで働く上で役立っている事があれば教えてください。 現在私たち夫婦は日本で働いているので夫が日本で働く上でベトナム人として不安な事やどんなことで困っているのか?という事が身近に解ります。これらを学生に伝えて彼らが将来働く上の不安を解消してあげる事ができるのはxseedsで働く上でとても役立っていますね。 それは学生にとってありがたいですね。実際にどんな悩みを解決しましたか? 夫は最初日本は上下関係がすごく厳しいと思っていました。上司の意見には絶対に逆らってはいけないと思っていたんですね。けれど別にそういうわけじゃなくて、自分の意見もちゃんと伝えていいんだとだんだん理解したようです。日本で働くベトナム人はちょっと過剰に日本を恐れているというか、日本人の働き方を恐れてるんだなと感じる事があります。ベトナム人は職場環境とか上司との関わり方を怖がっている部分があると思ったので、これに関して、そこまで厳しくないんだよ、ちゃんと自分の意見を言ってもいいんだよと学生に伝えています。 家族への関わり方はどう変化したのか? 【質問】結婚後、家庭内での言語や文化のバランスをとるためにどんな工夫をしていますか?異文化間なので夫婦内での考え方にカルチャーギャップが生じることもあると思うんですけど、それを埋めるのにどんな工夫をしていますか? 異文化ギャップでストレスがないようにする工夫は、それはもう何か違いを楽しむか、あえて違いを見つけたり、違う面の良いところを見つけたりすることですね。それによって自分の引き出しが増える感覚がいいかなと思っています。そうすることで自分の異文化理解や国際感覚が豊かになっています。実際には、なんかすごいちっちゃい話ですけど、家の調味料が増えたり、料理の味付けのレパートリーが増えたりという料理文化の理解も深まり豊かになりました。これ何料理なんだろう?という風なモノもあります。コレ美味しいんだけど謎の料理みたいな(笑)。 【質問】異文化間の結婚における挑戦的な局面や困難を乗り越えるために大切だと考える要因は何ですか? それはもうなんか全部話し合いますね。はい、こういう部分が嫌だからこうして欲しいみたいなのをハッキリと言うようにしています。もう仕事の指示みたいな感じですごくハッキリ言うようにしてます。やはり困るからってことですね。 そうなんですね。最近はどんな話し合いをしたんですか? 例えばベトナム人はありがとうとか、ごめんなさいとか日本人と比べてあまり言わないじゃないですか?私はそれがすごく嫌で、ありがとうと思ったらそれはちゃんと伝えて欲しいです。例えばこの前、夫がいつも平日はお皿を洗ってくれるんだけど、その日は疲れてたから代わってあげたんです。でも感謝の言葉が何もなく、なんか普通にお風呂に入って行ったので、私はそれがすごく嫌だったから、私皿洗いはするけど、ちょっとありがとうって言ってもらえないとできないから、言ってくださいって言ったことがあります。何か感謝をしていても言葉で言ってもらわないとちょっとがっかりしますよね。それにこういうのは1回2回とか少ない回数だったらいいですだんだん積もって来るんです。文化のギャップも楽しめないぐらいイラっとしたら、伝えるようにしています。 【質問】結婚後の生活で得た、日常の中に隠れた異文化間交流についての面白いエピソードや気づきがありますか? いろいろあるんですが気づきでいうと、何かやっぱり日本人とベトナム人の考え方ってやっぱり似てるんだなみたいな思うところが結構あって、例えば日本とベトナムで同じようなことわざがいくつかあって、やっぱり中国から文化をもらってる同士で似ている考え方があるんだなってこの前夫と話していました。同じことわざが多かったりするんです。例えばなんですけど、『灯台下暗し』とか『朱に交われば赤くなる』はベトナムにもあることわざです。『灯台下暗し』はベトナム語でもまったく同じ言い方で『Bóng tối lại dưới ngọn hải đăng』。『朱に交われば赤くなる』は『Gần mực thì đen gần đèn thì rạng』。でもベトナムのは朱じゃなく黒なんですよ。『黒に交われば黒くなる』黒いインクの中にいると、黒くなるみたいな言い方で似てるけど表現方法が違うんです。 【質問】結婚後に、夫婦互いの文化について違った視点や理解が得られたことについて教えていただけますか? 私は会社員だし会社から給料もらって仕事をしている身なので、会社のために、休みの日も終わっていない仕事があればやったり、結構仕事中心の生活だったんですけど、夫の影響で仕事は仕事だし自分の人生は人生だし、どっちも大切にする考え方に変わりました。仕事と人生ってどっちかしか取れないものじゃなくって、どっちも両立できるものなんだなみたいな。結婚後に私の文化は変わったなと思います。また、夫がすごく気をつけてると思うのは時間を守ることです。すごく気をつけようとしてるのを感じます。 結婚後、異なる文化での生活経験が持つ豊かさや貴重さについて、濱嵜先生の考えを教えていただけますか? 全然違う文化の人と生活するので、自分の引き出しが増えるというか何か幅が広がっているのを感じます。 コミュニティへの関わり方はどう変化したのか? xseedsに関わるメンバーとのチームビルディングの様子 【質問】ベトナムの方とコミュニケーションをする際に大事にしていることは何ですか? 何かベトナム人がよく日本人を表す時に使う表現でうまいなと思う言葉があるんですけど、それは『建前』とか『猫をかぶる』とかで、私はそうならないようにすごく気をつけて、思ったことを素直にそのまま伝える様にしています。その方がベトナム人から信頼をしてもらえると思います。ハッキリ伝えないと良くないと思ったそれを素直に伝えるようにはしています。例えば、本当は疲れてる時には『大丈夫、大丈夫!』とか言わないようにしていますし、食べ物が美味しくないなと思ったら『美味しい!』とは言わないです。 そうですね。ベトナム人は美味しくないと感じたら、美味しくないとハッキリ言いますよね。 ええ、なのでコミュニーションで大事にしていることはハッキリ言うことですね。本音と建前はできるだけなくすように心がけてます。 コミュニティやコミュニケーションの違いについて、ベトナム人や日本人にぶっちゃけて言いたい事がありますか? まずベトナム人に対してですが、知らない人がプライベートなことを聞きすぎるのは困ります(笑)。全然知らないタクシーのおっちゃんとかが、何歳だとか、結婚してるのかとか、聞いてくるのはもうちょっと静かにしていてくださいと思います(笑)。日本人には、なんでこういう言い方になるのか?と思う事があって、日本人同士で話すときは年上の人に敬語を使うんですけど、ベトナム人には年上でも敬語を使わない人が多いんです。それが心にひっかかってる。無意識にベトナム人を下に見てるのかなっていう感じがすごいので、なんかずっと気になります。これすごく日本語教師的な目線なんですけど、学生は敬語とか丁寧な話し方をまず勉強するから、敬語の方が理解しやすいと言うのはあるんです。だからタメ語だったら分かりやすいっていうことではないんです。 フレンドリーな気持ちでタメ語で言っていても、そうなると誤解が生じてもったいないですね。【質問】ベトナムでの地域社会との関わりはどうですか?町内会みたいなのはあるんですか? 町内会はホーチミン市ではないですが、田舎ではたっぷりあって、近所の人全員知り合いみたいな感じです。夫の田舎には地域の放送があって、夫のお父さんが町内会長みたいな感じだったので、家にマイクがあり、地域の各地にあるスピーカーから今日から火災防止月間ですみたいな放送をしていました。 【質問】結婚後に直面した言語や文化の違いについて、どのように乗り越えてきましたか? そうですね。4つの段階があります。1つ目は、楽しむ。そして2つ目はどうでもいいことは気にしない、気にしすぎない。3つ目は、でも気になるなら話し合う。4つ目は話し合っても解決できないなら、時間が経つのを待つ。この4ステップです。 面白いですね。もう衝突したときの解決方法がマニュアル化できそうな。本を出してください(笑)。【質問】結婚後、日本とベトナムの文化の違いや共通点について、どのような気づきを得ましたか? 違いで言うとベトナム人ってすごい合理的だなって感じます。どうやったら効率的にできるかと考えていて、変な忖度がない。目的のために何をしたら一番いいかみたいなところをストレートにすごい考えていますね。共通点で言えば、意外と恥ずかしがりなところは日本人と似ているのかなっていう感じがしますね。ベトナム人って、結構自分の考えをストレートに言ったりするんですけど、実は意外と気にしてる部分もありますね。これは私の夫だけかもしれないんですけど、観光地行ったときに、他の人に写真撮ってくださいと頼むのも恥ずかしいという。 【質問】結婚を通じて得られた異文化間コミュニケーションのスキルが、日本語教育活動以外の場面でどのように役立っていますか? さっき言ったように、自分の意思の伝え方ですね。自分の要求していることをどうしたら相手が理解してくれるのかっていうところは、生活を通じて養われたと感じています。それは夫との意識の違いがあったときだけ使うんじゃなくて、友達話してるときでも仕事でも家族が話してる時でも、何か意見の違いがあったときは、同じような伝え方をしています。そこは役立ってる感じがしますね。 【質問】最後の質問です。濱嵜先生にとって国際結婚をして日本語教育の学びになった事は何でしょうか? 伝え方を学べたこと、意見が衝突した時に自分の意見を上手に通す言い方、お願いの仕方を学べたんじゃないかな。 夫婦間の異文化コミュニケーションに関する色々な気づきを与えてもらいました。すごく勉強になりました。ありがとうございました! ありがとうございました! 終わりに 今回の『国際結婚は仕事観にどのように関係したのか? 国際結婚と日本語教育についてインタビュー:仕事観、日本語教育について Part1』濱嵜先生のインタビューいかがでしたか?国際結婚における異文化コミュニケーションには日本語教育にとって気づきと創発の宝庫だなぁと感じました。とても興味深いお話を聞かせて頂きました。part2は同じくGEUの宮地先生のお話をお聞きしました。お楽しみに!わたしたちの事業に関してのお問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度!)

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ベトナムでITを日本語で教える!?HEDSPIの教育プログラムの内容を大公開!(前編)
ベトナムでITを日本語で教える!?HEDSPIの教育プログラムの内容を大公開!(前編)
Xin chào các bạn!(こんにちはみなさん)Sun*教育事業部の永田です!記事をご覧いただき、ありがとうございます!今回から『教育事業部を知ってもらおうプロジェクト(仮)』と称して、わたしたちの事業の中身はもちろん、ベトナム生活やここでしか聞けないマル秘話 !?などなど、いろいろな情報を教育事業部のクセが強いメンバーで発信していくことになりました!これからどうぞよろしくお願いします! Sun*上場記念で公式ユニフォーム!?を着た教育事業部メンバー 第一回目はわたしたちSun*がベトナム国内で提供しているHEDSPIという教育プロジェクトについてのご紹介です。ズバリ、わたしたちのミッションとも関連している内容です。ぜひ最後までお読みください。 HEDSPIとは? HEDSPIとはHigher Education Development Support Project on ICTの頭文字をとったものです。簡単に言うと、『日本就職を目指すレベルの高いIT人材を育成しよう』という教育プロジェクトです。ちょっと歴史を説明すると、もともとは2006年に外務省の開発援助を受けて、ベトナムのハノイ工科大学と、青年海外協力隊などで有名なJICAが共同でスタートしました。その後、2014年にわたしたちSun*がJICAから継承し、パートナーとなりました。 実施初期から現在まで、なんと14年に渡ってハノイ工科大学で実施している歴史の長いプロジェクトなんです。こちらにも弊社執行役員の藤本によるHEDSPIの歴史に関してまとめた記事がありますので、よければご覧ください!ちなみにわたしたちは同様のプロジェクトをハノイ工科大学を含めて3ヵ国6大学で展開しています。 Sun*敎育事業の実践大学について(2020年現在) このプロジェクトの対象の学生は日本就職を夢見て、日々熱心に勉強に励んでいます。そんな学生たちの様子も今後記事にしていきますね。ちょっと脱線してしまいましたが、今回はその中でも一番の中心となっているベトナムのトップオブトップ理系大学【ハノイ工科大学】を中心にご紹介します。 3つの特徴 特徴① 圧倒的な授業時間数 ハノイ工科大学は日本の大学とはちがい、5年制の大学です。学生たちは卒業までに何時間くらいHEDSPIで日本語に関する授業を受けていると思いますか。その時間、なんと1220時間です!(表参照)*内定者向け授業=日本企業から就職内定をもらったあとで、渡日までに受講する授業 主に4年生と5年生が対象 ハノイ工科大学のHEDSPI授業時間数 この授業時間数を見て、みなさんはどう思いますか。ここで、イメージしやすいように日本の学校における英語の授業時間数と比べてみましょう。小学校3年生から高校卒業までの10年間で地域や学校の差はありますが、その時間、約1000時間だそうです。(参考: ベネッセ教育総合研究所によるデータを最新の学習指導要領にあてはめた概算) HEDSPIの圧倒的授業時間数について、なんとなくイメーシしていただけましたか?さらに、ハノイ工科大学では、日本語の授業が必修となっているので、成績が悪ければ卒業できないというプレッシャー!?もあります。なので、学生は1年生のときからモチベーション高く日本語の授業に取り組んでいますよ。 特徴② ITに関連する日本語とは? オリジナルな授業科目 HEDSPIの授業は文法や漢字などを勉強する一般的な日本語の授業だけではありません。というのも、わたしたちは【日本で活躍できるIT人材の発掘と育成】を目標に掲げています。そのためには、一般的な日本語スキルだけではなく、日本のIT企業で働くビジネススキルなども欠かせません。では、ITに関連する日本語授業や内定者向け授業では、具体的に何を教えているのか。気になる授業の中身については・・・後編でお伝えします。笑  余談ですが、毎週火曜日と金曜日に記事を投稿していきますので(あくまで予定ですが)、ぜひ授業の中身を想像しながら、次回の投稿をお待ちください! 特徴③ 就職活動ならSun*ジョブフェア わたしたちは学生の就職活動もサポートしています。それが日本で就職を希望する学生と、ベトナム人を採用したい企業とをつなぐSun* Job Fairという就職イベントです。日本の就職活動さながら、学生たちも全力で自己PRや面接対策をして臨みます。 内定取得に喜ぶ学生 感極まってスタッフにハグする学生(カメラマンも感動して手ブレ) こちらも今後記事にしますので、お楽しみに!そんなHEDSPIの授業を通して、学生たちはJLPTと呼ばれる日本語能力試験のN3レベルを目指します。*JLPTのレベルなどはこちらを参考に ただし、実際には日本の企業から内定をもらった学生のうち、約45%はさらに上のN2レベルや、最難関であるN1レベルを取得しています。ちなみにN1レベルは、合格率が毎回30%程度の狭き門となっています。こういった学生が多いので、約半数は日本企業に就職が決まります。そして、多くの卒業生が現在も日本でIT企業で活躍してくれています。中にはベトナムに就職を希望する学生や故郷に帰る学生もいるので、学生が納得して選んだ進路をわたしたちは精一杯サポートしています 終わりに いかがでしたでしょうか。記念すべき初投稿の記事では、わたしたちSun*のHEDSPIについて、全体的な内容を説明させていただきました!次回は授業の中身に関して、もう少し詳しくご紹介しますね。わたしたちの事業の内容やSun*ジョブフェアに関して、お問い合わせなどはこちらからお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それではHẹn gặp lại nhé!(また次回)

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ベトナムでITを日本語で教える!?HEDSPIの教育プログラムの内容を大公開!(後編)
ベトナムでITを日本語で教える!?HEDSPIの教育プログラムの内容を大公開!(後編)
Xin chào các bạn(こんにちはみなさん)!Sun*教育事業部の永田です。今回もご覧いただき、ありがとうございます!これが2回目の投稿です。わたしたちの事業や学生の様子など、みなさんにいろいろなことが共有できるので、早くも記事を書くのが楽しみです!さて、今回の内容ですが、前回に引き続きわたしたちSun*がベトナムを中心に展開しているHEDSPIという教育プロジェクトの授業の中身についてのご紹介です。前回の記事がまだの方はこちらからどうぞ。 ぜひ最後までお読みください! 一般日本語はどんな内容? この授業の目的は【日本人とのコミュニケーションに必要なスキル】を身につけることです。各学年で授業時間数や頻度は変わるものの、1年生から4年生まで全体で650時間勉強します。入学したての1年生はひらがなやカタカナなどのレベルから勉強を始め、その後文法や会話練習、リスニング練習などを通して、コミュニケーションに必要なスキルを身につけていきます。学年が上がるにつれて、もちろん授業のレベルもどんどん上がります!3年生や4年生になると、ディスカッションやプレゼンテーションなどビジネスでも必須となる発信力も磨いていきます。 日本語でベトナムの方言について説明する1年生 ちなみに2019年度は1年生の学生たちでもプレゼンテーション大会を実施しました。まだまだ初級レベルの学生でしたが、 ベトナムの伝統的な料理 ベトナムの一般的な大学生活 定番のデートコース(笑) など、個性豊かなトピックでプレゼンテーションをしてくれました。もちろん日本語で、ですよ!写真の学生、けっこう様になっていませんか?こちらでその様子が見れますので、学生がドキドキしながらも奮闘している様子を感じてみてください。 実践IT授業ってどんな授業? 3年生でちょっと大人になった学生たちは、一般日本語の授業に加えて、実践IT授業もスタートします。みなさんは【実践IT授業】と聞いて、どんな授業内容を思い浮かべますか?  「難しいカタカナの専門用語を教える?」 「ユーキャンみたいなプログラミングやデザインなど、ITの実務レベルの内容を日本語で学ぶ講座?」 さまざまなイメージを持たれるかもしれません。この授業はを一言で表すと、【日本のIT企業で働くためのフレームワーク】です。ITの専門用語はもちろん、コーディングや実際のHP作成、ウェブサービスの提案、それらを日本人に向けてプレゼンテーションをする、など日本のIT企業で働くことを前提に、そのために必要なスキルを学びます。日本の大学と共同でプロジェクトを実施することもあります。もちろん授業は日本語で行いますよ。 実践IT授業を担当している講師もただ者ではありませんので、そちらも紹介させてください。この授業では、プロジェクトマネージャーの経験を持った一流のIT業界経験者の日本人や、実際に日本のIT企業で勤務していたベトナム人教師を講師として迎えています。一般日本語の日本語教師とは完全に分担されており、ITに特化したプロ教師です。 IT講師の説明を熱心に聞く学生 グループでプロジェクトを考えています (控えめに言っても、知識、経験を積む上で最高の環境・・・) すみません。ちょっと心の声が出てしまいました(笑)。冗談はさておき、日本のIT企業で活躍する上で、学生の努力はもちろん、学ぶ環境はやはり大切ですよね。 渡日前に参加する内定者向け授業 3年生の終わりになると、学生たちはSun*Job Fairという就職活動のイベントに参加し、日本企業からの内定取得を目指します。無事に日本企業に内定をもらうことができた学生は、卒業までまったり過ごしたり・・・ということはもちろんなく、引き続き内定者向けの授業に参加します笑。 いざ日本に行って困らないように、日本語のさらなるレベルアップはもちろん、ビジネスマナーや働き方、また、働くマインドなどを中心に学ぶ授業です。つまり【日本で活躍するための商習慣を理解する】ことを目的にしています。外国人と一緒に働くということに対して、この記事を読んでくださっているみなさんも不安に思いますよね。もちろん日本社会に溶け込む学生も、同じように不安があります。そこで、報連相の習慣や、職場での好まれるコミュニケーションなど、いわゆる日本のビジネスで求められる振る舞い、習慣、マインドなどを内定者向けの授業では教えています。 ビジネスマナーについて説明するヒュー先生 ビジネスマナーがどうして大切か考える学生 学生にとっても、日本社会でストレスなく、充実した生活をする上で大切な内容です。お互いの文化を尊重しつつ、理解を深める、そんな関係がいいですよね。 終わりに ハノイ工科大学HEDSPI授業内容 いかがでしたでしょうか。今回はHEDSPIの授業内容について細かく説明してみました。各授業の内容を簡単にまとめると、右の表のようなイメージです。日本のIT業界が彼らによって今後どのように変わるのか、とても楽しみです。 ここまでHEDSPIについて前編・後編に渡って読んでいただき、ありがとうございました!わたしたちの事業の内容やSun*ジョブフェアに関して、お問い合わせなどはこちらへお願いします。また、Facebookページをフォローしていただくと、記事更新の通知だけではなく、Facebookでしか見れない#日常の一コマをご覧いただけます。ぜひ覗きに来てください。それでは次回の更新をお楽しみに。Hẹn gặp lại nhé!(また今度)

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