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【ベトナムの理系トップ大学】ハノイ工科大学について説明します
2020年9月29日更新
大学紹介

シンチャオ・カックバン(Xin chào các bạn)!!Sun*の教育事業部の越本です。記事をご覧いただき、ありがとうございます!
今回は我々、Sun*がHEDSPIプログラムをサポートするハノイ工科大学について、紹介したいと思います。

基本情報

ハノイ工科大学とは、工学(技術)系分野においてベトナムで最も有名かつ入学することが難しいとされている最難関の大学です。

  • 日本語名:ハノイ工科大学
  • 英語名:Hanoi University of Science and Technology
       (略称:HUST/ハスト)
  • HP: https://www.hust.edu.vn/web/vi/home
  • 学部数:19 ※この他に21の研究センターやラボがあります。
  • 学生数:34,300名(2020)※毎年、平均して6,800名の新入生が入学します。
  • IT学部全体:約1370人(参考:2019年度の新入生)
  • その内のHEDSPIコース生:約260人
    画像は大学のロゴマーク


入学難易度ランキングは、多くの主要な学部で毎年1位にランクインするような大学です。なので、「ベトナムの東大」のように形容されることもありますが、総合大学ではなく、工学(技術)系に寄った大学なので東京工業大学のような大学ですかね。
地方の高校であれば、進学校であっても1学年で数人しか合格者はおらず、ベトナム女子の間では、彼氏がこの大学の学生だと「エリートだね」っていう印象もあるらしく、喜ぶ親も多いようです(笑)。
世界各国の大学や民間企業との連携も多く行っている大学で、日本では東工大や慶應大学などが姉妹校として提携しています。

特に、関係性が深いところでいえば、長岡技術大学や会津大学でしょうか。この大学は、ハノイ工科大学と共同でツイニングプログラムという前半の2.5年がハノイ工科大学、後半の2年を長岡技術大学で勉強し、両方の大学の学位が手に入るプログラムを実施していたりします。
長岡技術大学の先生がハノイにきて授業をしていらっしゃたりしてますよ。

キャンパスのご紹介

大学内をご紹介する記事もあまりないと思うので、今日は色々と学内の写真をご紹介したいと思います。こちらが全体のマップになります。

大学構内のMAP

大学は、「Trần Đại Nghĩa(チャンダイギア)」という公道を挟んで、東西に別れます。東側は主に、学生寮エリアになり西側が授業棟になります。
右の写真がチャンダイギア門で、大学の正門です。
大学には正門がいくつかありますが、こちらの正門が学生が最も利用する門になります。私たちもいつもこの門から入ります。

正門を超えて、写真の道を2分ほど歩くと左手に11階建ての図書館が見えてきます。
前には【HUST】と書かれたモニュメントもあり、見学希望の企業様とはいつもここで待ち合わせをしています。
学生たちも時々このモニュメントの前で伝統衣装であるアオザイを着て、写真を撮っています。

図書館の外観
図書館の内部

ちなみに、8FはHEDSPIコースに割り当てられた階であり、我々Sun*の職員も、この8Fに職員室を構えています。

Sun*専用の職員室(8階)

職員室内の様子は、上の写真の通りです。
HUSTは学生数の多さから、教師数も多いため大所帯となっています。
ところが2020年の10月に職員室を引っ越すことになりました。
新しい職員室は下で紹介しているD5棟内にあるのですが、その様子はまた別の機会でご紹介させていただきますね。
新しい職員室でも、和気藹々と、ときには議論もしながら日々教育に打ち込んでいます。

この大学、歴史が古く、1956年に設立したベトナムで5番目に古い大学です。なので、学内は新しい建物と古い建物が混在しています。早速いろいろな棟の写真も見てみましょう!

D9棟
C1棟

日本語授業はD9棟で行われることがほとんどです。授業は4階か5階で行われるんですが、エレベーターはありません汗。
夏は職員室がある図書館から教室に向かうだけでもう汗をかいてしまいます。しかし、古い建物とは言えど、各教室にエアコンはありますので、夏場でも集中して授業ができます。

D7棟
D5棟

そして、右の写真にあるD5棟では、実践IT授業が行われます。各教室にパソコンがありますが、学生は自分のパソコンを使い、授業を受けていることがほとんどです。
ちなみにD5棟の前にはバイクがズラリと並んでいますが、ベトナムといえばバイク!というイメージをお持ちの方も多いと思います。
車も10年前に比べてだいぶ増えましたが、それでも移動手段のメインは今もまだバイクです。
ちなみにこのビルは5階建てなんですが、例のごとくエレベーターがないので、夏場は教師も学生も少しきついです。…汗

左の写真は、D5棟の廊下の写真です。
この廊下の写真からおわかりのように、日本と違って外にむき出しになっているのがベトナム建築の特徴的な部分ですね。
ちなみに3階にある2つの教室を職員室と会議室兼教室として、日本語教師も使用しています。


さて、ここからはキャンパス内にある2つのカフェをご紹介します。ちなみに「BK」というのは「Bach Khoa(工科)」の頭文字をとった略称です。

キャンパス内のカフェ1
キャンパス内のカフェ2
キャンパス内の路上カフェ

あ、ここにもカフェがありました(笑)。
さすが、ベトナム。ベトナムらしく学内にも路上カフェがあるんです。
路上カフェはベトナムの文化みたいなものです。
朝ここでコーヒーを飲んでいる先生達もけっこういらっしゃるんですよ。

いかがでしょうか?少しは雰囲気が伝われば幸いです!!
ベトナムの大学生は、日本の大学生と比較すると少し幼い印象をお持ちになるかもしれません。とくにこの大学は理系の為、文系に比べてオタク気質で、化粧っ気のない学生が多いです。こういった特徴は万国共通ですね!
私が知る限り、学生はほぼ100%スマホを持っています。

また、国民性なのか社交性が高く、みんなSNSのアカウントを持っています。中でもFacebookはこの世代はほぼ100%使用してるといっても過言じゃないですね。大学の学部は、どこも独自のFacebookのファンページを持っており、学生への簡易的な連絡は、ファンページを通じて行うこともあります。ここには、発展途上国のイメージはもはやなく、学生のITに関する感度は、日本と遜色ありません。

最後に

彼らは熾烈な競争を勝ち抜いて入学してきた金の卵であり、いわばこの国の将来を支える人材です。そんな彼らの教育に少しでも携われることはとても光栄であると同時に、その責任の重さを日々感じています。
彼らが将来、日本とベトナムの架け橋となり両国の産業の発展、そして関係性の向上に寄与してくれることを祈り、私たちも日々精進しています。
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見学後は、私と大学内の路上カフェでお茶しましょう!笑
ぜひぜひ、ご連絡お待ちしております。

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